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【まとめ】アジサイの花言葉!実はダマされてる紫陽花の魅力!

【まとめ】アジサイの花言葉!実はダマされてる紫陽花の魅力!

梅雨時に濡れながらの美しさを感じさせるアジサイ。

日本原産の花であり、夏の季語として人々に愛される花の1つです。

今回はそんなアジサイ(紫陽花)の花言葉を色別・種類別でご紹介していきます。

それに合わせて、花言葉のロマンチックな由来話や怖いとされる理由などもご紹介してますので、そちらもご参考に!

みんな実はアジサイにダマされてるかもしれませんよ😅笑

このサイトの(本数や色別も含む)花言葉は、書籍やインターネットでの紹介数や一致点が多かった情報を元に記載しています。

その中で、筆者が興味を惹かれた内容や情報はピックアップしてお届けさせて貰います。

アジサイの花言葉~書籍シリーズver

花言葉本画像

※書籍は出版年数が新しいものから紹介しています。(2023年~1998年)

辛抱強い愛

花言葉から探せる花屋さんの「花」図鑑

移り気 冷酷 辛抱強さ

植物画で彩る美しい花言葉

移り気 冷酷 辛抱強さ

素敵な花言葉と花の図鑑

移り気 冷たい美

花のことば辞典 四季を愉しむ

移り気 冷酷 辛抱強さ

美しい花言葉☆花図鑑

移り気 冷淡 辛抱強さ

想いを贈る花言葉 ちいさな花物語

冷酷 無情

花言葉☆花辞典

移り気 浮気 冷酷 自慢家 変節 あなたは冷たい

花言葉・花贈り

花言葉の由来としては『移り気』は花色が咲き始めから時間を追うごとに変化する様子から、『冷酷』は花色のクールな印象から、辛抱強さは花期の長さから付けられたとされています。

『辛抱強さ』という花言葉の由来は、ページ中間にピックアップして紹介しています!

アジサイの花言葉~ネットver

移り気・浮気・無情・変節

ネット上にあるアジサイの花言葉には『変節~自分の信念を時流などにこびて変えること。また従来の自分の主張を変えること』が見られました。

アジサイの花言葉に良い意味は無いの?

書籍に記載されていたアジサイの花言葉に良い意味が含まれた内容は少なく感じました。

どちらかというと『冷淡・冷酷』といった悪い意味として捉えられるものが多かったです。

ではアジサイの花言葉には良い意味のモノはないのか?

結論:(ネット上では)ありました。

ネットならでは!良い意味の花言葉

和気あいあい・家族・団らん・高嶺の花・神秘的

書籍ではこうしたポジティブな花言葉の記載は見られませんでしたが、ネット上では数多く見られました。

これら家族の団らんといった良い意味の花言葉が付けられた理由としては『小さい花が集まって咲いているように見えるから』だそうです。

また名前の由来も家族の団らんという花言葉に通ずるところがあり、※藍色(あいいろ)の花が集まっている『集真藍(あづあい)』が時を経てナマって『アジサイ』になったと言われています。

他にも『集づ財(アヅサイ)』という名に変化し、蓄財祈願の象徴として現在でも商売繁盛祈願として幹につるしている地域もあるようです。

※濃い青色。

色別によるアジサイの花言葉

アジサイには赤・ピンク・白・オレンジ・黒・黄色など多くの品種が存在しています。

ここからはアジサイの花言葉を色別にご紹介していきます。

なぜアジサイは色が変化するのか?は、ページ後半の豆知識で!

赤・ピンクのアジサイ

ピンク紫陽花の花言葉

元気な女性 強い愛情

こちらの花言葉~元気な女性~はフランスで付けられた比喩コトバだと言われています。

ヨーロッパでは(土壌の性質上)ピンク色のアジサイが多く咲き、その風貌を見ていると元気が出てくるという理由から、このような良い意味の花言葉が付けられました。

紫色のアジサイ

紫紫陽花の花言葉

知的 神秘的 謙虚

白色のアジサイ

白紫陽花の花言葉

寛容 一途な愛情

白いアジサイには、アントシアニン~植物が紫外線など有害な光から実(身)を守るために蓄えられる青紫色の天然色素~がないため土壌の影響を受けず白く咲くと言われています。

また花言葉の『寛容』とは↓↓↓

他者の罪や落ち度、異論などを、寛(ひろ)い心で受け容れること。

Wiktionary

という意味であり、平和の象徴とされる白が持つ純潔さや無垢な部分が由来となっています。

緑色のアジサイ

緑紫陽花の花言葉

ひたむきな愛 辛抱強い愛情

アナベルという品種が緑色の花を咲かせます。

長期間、咲き続けるので観賞用として人気があり、最初は緑色の姿からやがて白色に変化していきます。

青色のアジサイ

青紫陽花の花言葉

辛抱強い愛情 無情 あなたは冷たい 高慢 冷淡

アジサイの花言葉~種類別

他の花とは違い、アジサイには種類別にも花言葉が付けられています。

ガクアジサイ

額紫陽花の花言葉

移り気 耐える愛 謙虚

額縁のように周囲に花を付ける日本原産のアジサイ。

この謙虚という花言葉には『ひと目の付かない地域や森の奥に咲くから』と『ホンアジサイ(原種を日本で品種改良したもの)よりも控えめに花を咲かせるから』という2つの由来があります。

ヤマアジサイ

山紫陽花の花言葉

乙女の愛 切実な愛

花言葉の乙女と表現されている由来はヤマアジサイがホンアジサイに比べ、華奢で可憐な様相をしているからとされています。

カシワバアジサイ

柏葉紫陽花の花言葉

優美 慈愛 汚れなき心 清純 皆を惹きつける魅力

白く爽やかな花を咲かす様子から『穢れなき心・清純』といった花言葉が付けられている品種です。

葉が柏の葉のように深く裂けているところから『柏紫陽花』と名付けられました。

コアジサイ

小紫陽花の花言葉

忍耐強い愛

コンペイトウ

金平糖の花言葉

忍耐強い愛情

枝が強靭で折れづらく、花が多く付いてもフォルムを変えない咲き方をする姿が花言葉の由来となっています。

てまりてまり

手毬手鞠の花言葉

家族団らん

小さな花が無数に集まり、キレイに咲く姿が家族のように支えあって生きている様子に似ているというのが『家族団らん』という花言葉の由来となっています。

西洋アジサイとヤマアジサイを交配させて生まれた品種。

ノリウツギ

糊空木の花言葉

臨機応変

樹皮から糊(のり)が採る事ができ、掛け軸などに使う宇陀紙の材料として栽培されている品種です。

ホンアジサイなどと比較して、色の変化が大きい点と様々な用途の材料として利用できる点から『臨機応変』という花言葉が付けられました。

別名:ピラミッドアジサイ

アナベル

アナベルの花言葉

ひたむきな愛 辛抱強い愛

別名:アメリカアジサイ。白色が特徴的でアメリカ大国を象徴するかのようにボリューム感ある様相が見て取れます。

ドライフラワーとしても人気の品種です。

怖いor勘違いされる花言葉

アジサイの花言葉は怖い。

先に結論から言いますが、アジサイの花言葉が怖いという事実はありません。

気にしないで、この綺麗な花を大切な人に贈りましょう。

ただ!怖いといわれる理由として

・ネガティブな花言葉が(他の花に比べて)多い

という点がアジサイには挙げられます。

冷淡』や『冷酷』といったネガティブな花言葉があり、他の花よりもマイナスな意味を持つ要素が多いように思われます。

例えば薔薇には本数によるネガティブ要素『17本のバラ(絶望的な愛)』などがありますが、全体的な花言葉としてはごくわずかなモノ。

それ以外の花言葉はほとんどポジティブなのですが、アジサイは違います😅

他の花ならば『ネガティブな花言葉は氷山の一角で、ほとんどはポジティブ要素が多いから怖い意味は無いよ』と言えるのですが、アジサイはそうも言えないみたいです。

ただ色別や種類別での『元気な女性』や『家族団らん』など、温かみを感じられる花言葉もあるので、怖いと思われるのを避けるならば『ピンク』や『てまりてまり』といったアジサイを選びましょう。

でも!青色や紫色のアジサイも風貌があり魅力的なもの。

花言葉は怖いのにプレゼントされたと思われぬようメッセージカードなどに弁明の言葉を記載して贈りましょう。

ピックアップ!花言葉の由来と東洋のバラ!

今回の記事を作成するにあたり、筆者が気になったアジサイに関する知識をピックアップしていきたいと思います。

ピックアップ!

1,辛抱強さという花言葉の由来は?
2,東洋のバラと呼ばれている?
3,実はダマされてる?アジサイの花

花言葉の由来はドイツ人!

アジサイの全体的な花言葉に多く見られた『辛抱強さ』にはドイツ人と日本人の恋物語が由来しています。

アジサイ恋物語

江戸時代、長崎に渡来してきたドイツ人の医師『シーボルト』

彼は日本滞在中に『お滝さん(楠本 滝)』という妻ができました。

2人で過ごす日々の中で、アジサイという花にも魅了され惚れ込んだシーボルト。

しかし時は立ち、彼は帰国する運命に従いドイツへ。

その別れを惜しみ、シーボルトは妻である彼女を偲んでアジサイに『オタクサ』という学名をつけドイツへ帰国しました。

そんな2人の恋物語、日本滞在中に小滝さんが夫のシーボルトを辛抱強く支えたというイメージから『辛抱強さ』という花言葉が生まれたという説があるのです。

日本も当時は鎖国時代。外国人の夫を支えるというのは周りからの批難も数多くあったでしょう。

そんな日々でもシーボルトを支えるために辛抱強い愛を貫いたお滝さんに感心させられます。

東洋のバラと呼ばれている?

上記の恋物語にもあったように、ドイツの医師シーボルトによってアジサイはヨーロッパに伝えられました。

日本原産のアジサイはヨーロッパにて大人気。

東洋のバラと名付けられるほど愛されたアジサイは、熱狂的な愛好家によってヨーロッパ各地で品種改良がなされ『ハイドランジア(西洋アジサイ)』と呼ばれる種類のモノが生まれました。

現在、日本の紫陽花と呼ばれる品種は逆輸入された西洋アジサイが主になっています。

ダマされるな!花びらじゃない!

アジサイはスプレー咲きで乱れているように花びらが多く咲いているような印象を受けます。

が!見えている部分のほとんどは花びらじゃなく『ガク(萼)』なのです。

花弁を支えるための葉的要素であり、実際の花はこのガクの奥で小さく色づく部分。

別名『装飾花』と呼ばれるガクによって、アジサイの見た目は構成されていると言っても過言ではありません。

装飾花(そうしょくか)とは、特殊化した花の型である。たとえば一つの花序で周辺部の花のみに花弁が大きく発達している場合に、そのような花をこう呼ぶ。花序全体を目立たせ、訪花動物を誘引する効果があると考えられる。

Wikipedia

このようにガクを花びらに見せる事で、花粉を運ぶ昆虫などをおびき寄せる事ができるのです。

人間だけでなく虫もダマす、賢いアジサイなのでした。

ガク自体も4枚の品種が多いから、なおさら花びらに見えますね。

アジサイの品種・咲き方

アジサイには約3000種以上の品種があると言われ、大まかには『ガクアジサイ』と『西洋アジサイ』にわけられます。

西洋アジサイは園芸品種として改良が進められてきました。

日本で流通しているのは主に西洋アジサイです。

品種・花の名前

・ガクアジサイ(日本の原種)
・ハイドランジア(西洋アジサイ)
・ウズアジサイ

・秋色アジサイ
・ごきげんよう
・シャビーラベンダー
・トゥルーホワイト
・アンティークグリーン
・マジカルシリーズ
・ピンクアナベル
・ダンスパーティー
・コットンキャンディ
・伊予獅子てまり
・万華鏡
・城ケ崎
・ディープパープル
・シュガーホワイト

ハイドランジア(西洋アジサイ)は、日本固有種の『ガクアジサイ』を西洋にて品種改良し、大正時代に逆輸入されました。

咲き方

一重咲き(ひとえざき):大きく印象的な花芯の周りを、花びらが囲んでいる定番の咲き方。綺麗に並んだ花形に好印象を受けます。

八重咲き(やえざき):花芯の上にも花びらが咲いており、中心まで細かく花びらが詰まっている咲き方。上品さが感じられる。

その他

両性花:雄しべと雌しべの両方を持つ花。ガクアジサイなど。

アジサイの渡し方・贈り方・伝え方

ここまではアジサイの花言葉や品種などをご紹介してきました。

それらを踏まえた上でアジサイを贈る方法や花言葉の伝え方などをご紹介していきます。

その前に…気になる値段

アジサイをプレゼントするにあたり、気になるお値段!をご紹介します。通販や花屋さんでの費用相場を参照。

1本⇒200~300円以上

鉢苗⇒2000~5000円以上(本数により変動)

アレンジメント⇒3000~6000円以上(アレンジメント代含む)

品種により違いがありますので、記念日の大切さなどを考慮しながら自分のお財布とご相談ください。

花束よりは鉢苗での商品が多く見られました。

贈る方法

アジサイを贈る際は、花束(ブーケ)やアレンジメント、鉢苗などが挙げられます。

花束(ブーケ)

花のプレゼントと言えば花束!恋愛ドラマや映画などで好意を持つ相手に花束を贈っているシーンはよく見られるのではないでしょうか?

切り花を束ねて、ひとつのプレゼントとして包んだもの。

ブーケと花束は同じ意味合いですが、花を包む形状に違いがあり贈るシチュエーションによって変わります。

・花束⇒フォーマルなお祝い事やお悔やみ処
・ブーケ⇒ウェディングなどカジュアルなお祝い時

どちらにせよ、色や本数の花言葉を加味しながら花束やブーケを贈るのが喜ばしいでしょう。

切り花なので、渡された相手も鉢花のように植え替えるといった手間がなく自宅にて花瓶に飾るといった楽しみも生まれるでしょう。

アレンジメント

切り花をオアシスといった吸水性スポンジに生けて、カゴや鉢に入れて創られたものがアレンジメント。

アレンジした人のセンスや技術によって見た目や雰囲気は変わってきますので、通販サイトや花屋などにあるアレンジメントされたアジサイを見比べながら選びましょう。

通販サイトではすでに生けられた商品が販売されていますが、花屋では『ピンク多めで!』『どういった形状で』など要望を伝え創って貰える場合が多いです。

貰った人は自宅にて花瓶などを用意する必要がなく、そのまま家具に置いて飾る事ができるといった気軽さがあるでしょう。

鉢植え・花苗

プレゼントする相手が花好きで、自分でも花を育てているといった人なら『鉢植え』や『花苗』での贈り方も喜ばれるでしょう。

花束やアレンジメントよりも管理などに手間がかかりますが、貰った人が育てられるなと思った場合はコチラの方法で送ってみるのもおすすめします。

自分が贈った花が育てられてるのを見たら嬉しいものですよ😊

贈り方

アジサイを贈る方法としては『通販サイト』と『花屋(実店舗)』の方法が挙げられます。

通販サイト

アマゾンや楽天、花屋さんの通販サイトなどでは、予めアレンジメントされたアジサイが多く販売されています。

実店舗での限りある商品数より多くのラインナップを選べて、ネット上で完結できるというのがメリットでしょう。

通販サイトでは、ネットによる販売に力を入れており花が崩れている、傷んでいるといった不備が生じないよう段ボールの形状を合わせる、花もちと注文時期を考慮して発送するといった配慮も行われています。

届け先が遠くて持っていけないといった問題も解消でき、24時間利用可能・届ける時間の指定ができるといったメリットもあるでしょう。

花屋さん(実店舗)

花屋さん(実店舗)で購入し、自分で手渡しするという方法。(花屋によっては発送してくれるサービスもあり)

花屋さんなど実店舗でアジサイを購入するメリットは、何といっても実際に見て、触れて、贈るとする花の感触を体感できるという点にあります。

また知識がある店員さんがいれば、どんなアジサイを選べば良いか、どういったアレンジメントができるかなどの相談ができるというのもメリットでしょう。

ドライフラワーにしたアジサイを販売している花屋もあるので、生花と見比べながらどちらを選ぶかといった楽しみ方もあるでしょう。

どれにしたら喜んでくれるかな~?と迷いながらお花を選んでいるお客様は素敵でしたよ😄

贈る場面

アジサイを贈る場面としては、母の日・父の日や誕生日などが挙げられます。

母の日・父の日

母の日と言えば、カーネーション、父の日と言えばひまわりといった定番のプレゼントがあるのですが、昨今花業界では上記の日に向けてアジサイを推す事が増えてきています。

実際に楽天やアマゾンなど大手の通販サイトを見てみると『母の日ギフト』といった名目で鉢苗のアジサイが販売されています。

理由は定かではありませんが、フランスで生まれたというピンクの『元気な女性』という花言葉を添えて、いつまでも元気でいてねという想いをのせてアジサイを母の日にプレゼントするのも喜ばれるでしょう。

また家族団らんや和気あいあいといった家族愛が感じられ良い意味である花言葉にのせて、父の日に贈るのも良いと思います。

誕生日

アジサイをプレゼントする場面として、誕生日もあてはまります。

この場合は恋人や夫婦に対して贈るのが望ましいでしょう。

夫婦でありパートナーであるならば、花言葉の由来でもある辛抱強い愛を込めて。

恋人には白色のアジサイで『一途な愛情』の想いを含めて。

浮気性の恋人や喧嘩中の相手には『移り気』や『あなたは冷たい』と言った花言葉で嫌味を込めて。

伝え方・メッセージカード

花が好き、興味がある、趣味だという人でなければ貰った花束の数や色の意味などは知らないでしょう。

それでも良いかもしれませんが想いを花言葉にのせてキッチリ伝えたい場合は『メッセージカード』を添えるのが何より一番良い方法でしょう。

『〇色の花言葉に添えてお贈りします』
『家族団らんという花言葉通り、いつも優しい父さんにアジサイを贈ります』
『元気でいてねという気持ちを花にのせて、ピンク色のアジサイをあなたに』

メッセージカードに直接、花言葉を記入するのも良いでしょうし、遠回しに相手が興味を持つよう色に意味があるというのを書くのもおすすめです。

少し手間が掛かる手段ですが、相手に負担を与えぬよう花言葉を紹介しているサイトの『QRコード』をつけてプレゼントするのも良いかもですね。

QRコードを作るのは意外と簡単ですよ😊

贈った人も貰った人も!アジサイの飾り方

アジサイの花言葉を知ったし、大切な人にプレゼント!

ただ贈るその時だけじゃなく花も生き物で、お世話をするのも大切です。

贈った人も貰った人も、アジサイの飾り方を知り、生かし方を知っておきましょう😊

飾り方

アジサイを花束(ブーケ)など、切り花&生花で貰った場合の飾り方をご紹介します。

アジサイの飾り方

1,茎下は斜めに切り白いワタを取り出して:アジサイの水揚げは、茎の根元1cmほどのところを斜めに切ってあげましょう(水切りがおすすめ)。その際、茎の中央部にあるワタを取ってあげるのが花期を伸ばす手段の1つ。それにより導管が広がり吸水率が上がり、元気に咲き続けてくれます。

2、余分な葉は取り除く:茎の中間~下部にある葉は取り除きましょう。水を吸う過程で余分な葉があると栄養素を取り込んでしまい花がしおれたり枯れてしまう恐れがあるからです。また葉が水に浸ることにより雑菌が発生してしまう場合もあります。余分な葉は取り除きましょう。

3,茎が5cmほど水に浸るようにする:茎全体を水に浸けるのではなく、下から5cmほどまでが水に浸かるよう調整してあげましょう。アジサイは深水と呼ばれる飾り方を好むので、水が少ししかないという状況は避けましょう。

4,こまめな水替え&切り戻し:水は毎日取り替えてあげましょう。花瓶や茎を清潔に保ちバクテリアなどの雑菌が発生しないようにするためです。またアジサイは茎の中心部のワタを取るという手間が掛かりますが、それも元気に咲かせ続けるため!花が萎れてきたら何度でも茎を切り取りワタを取ってあげましょう。※茎下を切り直す作業を『切り戻し』といいます。その際は茎のヌメリを洗ってから行いましょう。

アジサイをドライフラワーで楽しむ

プレゼントや自分の趣味でアジサイを手に入れ、上記で紹介したように切り花として楽しんだ後はドライフラワーとして楽しむこともできます。

ドライフラワー向きの品種

・アナベル
・秋色アジサイ
・柏葉紫陽花
・水無月
・西安

ここでは筆者が1番おすすめする”ハンギング法”をご紹介します。

ハンギング法

※ハンギング法~アジサイを逆さまにつるして乾燥させる方法

1,アジサイの花部分を茎が付いた状態でカット。
2,枯れた花・茎に付いている葉っぱを取り除く。
3,1本ずつ逆さまにつるして2~3週間ほど乾燥させる
4、乾燥後はホコリを優しく落とし、直射日光&湿気の多い場所を避けながら飾る

乾燥させるコツとしては風通しの良い日陰で実施すること。
成功できた場合は『リース(花輪)』や『スワッグ(花や葉を束ねて壁にかける』などで飾りましょう。

もっと知りたい?アジサイの詳細情報

分類ユキノシタ科/アジサイ属
学名Hydrangea macrophylla
英名Hydrangea(ハイドランジア)
和名紫陽花(シヨウカ)七変化(シチヘンゲ)手毬花(テマリバナ)
花色赤・ピンク・白・緑・オレンジ色・紫・黄色・複色
花もち5~14日
別名七変化
原産地日本
開花時期5~7月
出回り時期通年
樹高1~3m程度
花の直径10~20cm程度
香りあり
ドライ
アジサイの詳細


英名の『Hydrangea(ハイドランジア)』は『Hydro(水)』『angea(器)』で水の器と訳せます。西洋でも雨の似合う花として認識されているようです。

アジサイは落葉低木~低木のうち冬に葉を落とす種類のモノ~であり、春~夏にかけて開花し梅雨時に咲いている品種です。

梅雨の時期に濡れながら咲いてるアジサイはどこか寂しそうだけど強さを感じます。

アジサイの豆知識

ここからは興味を惹かれたアジサイの豆知識をご紹介します。

色が変わる理由は土壌にアリ!

アジサイの色が移り気な理由は、土壌の性質(PH値)が原因とされています。

PH値~水の性質を示す単位の1つ~が酸性であればアジサイは青い花を、アルカリ性であれば赤い花を咲かせます。

日本の土壌は弱酸性が多いので青いアジサイが多く、フランスなどの地中海沿岸などはアルカリ性の土壌が多いので赤いアジサイが多いと言われています。

老化でアンティークカラーへ変化

アジサイの色が変化するのは土壌のPH値だけの影響でなく、自身の老化現象によっても変わっていきます。

人間でいう髪の毛が黒から白へと変化するような自然現象です。

1例としては咲き始めの緑色~開花し青や赤に変化~アンティークカラーへ老化といった色の移り変わりを愉しませてくれます。

アンティークカラーという特定の色はありませんが、時がたつにつれ元々の色素が褪せていった色ととらえれば良いと思います。

紫陽花という漢字の由来は中国

紫陽花という漢字は中国(唐)の詩人『白居易(はくきょい)』が付けたとされています。

そして平安時代、学者であり歌人でもあった『源順(みなもとのしたごう)』がその漢字をそのまま日本のアジサイにも当てはめました。

源順:『あの花(唐の紫陽花)は、日本のアジサイに似てる!…というか同じものに違いない!だから同じ漢字を付けよう!』

…しかし、実際は違っており唐の紫陽花と当てはめられた花は、日本で言うアジサイではなかったのです。

そんな間違いが発覚した平安時代から現在まで、『アジサイ=紫陽花』として日本では成り立っています。

アジサイと慣用句

紫陽花や きのふの誠 けふの嘘 (正岡子規)

アジサイや 昨日の真実は 今日では嘘

七変化との異名を持つほどに日々、姿を変化させる紫陽花を見ていると、人の世の定めのなさ、頼りのならない人間関係に、つい失意を覚えてしまう。

アジサイの他には?似た花言葉を持つ花

アジサイも好きだけど、他の花も添えてプレゼントしたいな🎁

そんな想いを持った人に、アジサイの花言葉に似ている花たちをご紹介します。

全般的に『感謝』の花言葉を含んでいる花たちだよ!

・アルケミラ・モリス(献身的な愛)
・エキナセア(深い愛 やさしさ)
・カーネーション(純粋な愛)
・キキョウ(変わらぬ愛)
・コスモス(真心)
・ムスカリ(寛大なる愛)

最後に

今回はアジサイの花言葉を色別や種類別にご紹介しました。

書籍ではあまり良い意味での花言葉は記載されていなかったものの、ネット上では主に家族愛に関するポジティブな言葉がたくさん見られました。

どんな花言葉があろうと、アジサイ(紫陽花)は魅力ある花であることは間違いありません。

良い意味でも、時に悪い内容の花言葉でも上手くアジサイの良さを生かしていけたらイイですね😊

ライター紹介 Writer introduction

あねった

あねった

花屋で働いてたオテンバ者。 コピーライターの経験を活かし、花に関する知識をわかりやすく配信中。 内容があり、読みやすい記事作りを心掛けています。

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