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ヒペリカムの花言葉怖い説を検証|弟切草の由来から紐解く意味

ヒペリカムの花言葉怖い説を検証|弟切草の由来から紐解く意味

「ヒペリカムの花言葉に、怖い意味があるって聞いたけど本当?」

結婚式のブーケや秋のフラワーアレンジでよく見かけるヒペリカム。赤くつやつやした実がかわいらしくて、プレゼントに使いたいと思って調べたら、不安になる情報を見つけてしまった方もいるかもしれません。

結論から言うと、ヒペリカムには確かに「怖い」と感じさせる花言葉も存在します。でも、それだけが全てではありません。「きらめき」「悲しみを癒す」など、贈り物にふさわしい言葉もしっかり持っています。

私は以前、花屋で働いていた経験があります。ヒペリカムはブーケや仏花など幅広いシーンで使われる定番の花材で、その分「花言葉が心配で…」と相談されることも少なくありませんでした。そのときの経験も交えながら、花言葉の意味・由来・贈り方まで丁寧にまとめています。

初めて調べる方でも迷わないよう、わかりやすく書きましたのでぜひ参考にしてください。

執筆・監修者情報

さるった

さるった

元花屋の店員

お花マニア。花屋勤務経験とコピーライター経験を活かし、花の育て方・花言葉・季節の花情報を発信しています♪初心者の方にもわかりやすく、実際の経験に基づいた情報をお届けしています。

ヒペリカムの花言葉一覧

ヒペリカムの花言葉一覧

ヒペリカムの花言葉は、ポジティブなものとネガティブなものが混在しています。まずは全体像を把握することが大切です。

基本の花言葉と全体的な意味

ヒペリカムの主な花言葉をまとめました。

花言葉イメージ
きらめき黄色い花と光沢ある実の輝きから
悲しみを癒す薬草としての歴史的利用から
秘密弟切草の伝説に由来する
迷信西洋での魔除け的利用の背景から
怨念日本の民話・弟切草の伝説から

「きらめき」「悲しみを癒す」は贈り物にも使いやすい前向きな言葉です。一方で「秘密」「怨念」といった言葉もあり、これが「怖い」と検索される原因になっています。

どの花言葉を前面に出すかで、印象はかなり変わります。贈り物に使う場合は、伝えたい花言葉を意識して選ぶことが大切です。

英語の花言葉と海外での意味

英語圏では、ヒペリカムの花言葉として “Superstition(迷信)”“Animosity(敵意)” が挙げられることがあります。

これは西洋でヒペリカムが「悪霊を払う」「魔除けになる」と信じられてきた歴史からきています。宗教的・民俗的な背景が花言葉に色濃く反映されているのが特徴です。

学名は Hypericum(ハイペリカム) で、ギリシャ語の「上」「像」を組み合わせた言葉が語源とされています。オトギリソウ科に分類される植物で、世界に約400種以上の仲間が存在します。

花言葉の由来と名前に込められた意味

ヒペリカムの和名は「弟切草(オトギリソウ)」です。この名前には、少し物悲しい日本の民話が関係しています。

平安時代、鷹匠がヒペリカムを秘密の薬草として使っていました。その秘密を弟が他人に漏らしてしまったため、兄が怒って弟を切ってしまったという伝説が由来です。「秘密」「怨念」という花言葉は、まさにこの話から生まれました。

少し怖い由来ですが、あくまで民話の世界の話。花そのものへの怖さとは切り離して考えてよいものです。

ヒペリカムの花言葉は怖い?

ヒペリカムの花言葉は怖いのか

「怖い」という印象が広まっているのは、弟切草の伝説と「怨念」という花言葉の存在が大きな原因です。ここでは正直にお伝えします。

「怖い」と検索される理由を正直に解説

ヒペリカムが「怖い」と検索される主な理由は2つあります。

  • 「怨念」という花言葉の存在:弟切草の民話に由来するもので、日本固有の花言葉のひとつ
  • 「秘密」という花言葉:同じく民話の「秘密を漏らした」という場面から生まれた言葉

ただし、これらは花言葉の一部にすぎません。「きらめき」「悲しみを癒す」といったポジティブな言葉も同じく存在しており、どちらが「正しい」というものでもないのです。

花言葉は一つの花に複数存在するのが普通で、贈る側がどの意味を込めるかが大切になってきます。

ネガティブとされる花言葉の背景

「怨念」という花言葉は、弟切草の伝説がそのまま言葉になったものです。花そのものが怨念を持っているわけでも、縁起が悪い植物でもありません。

西洋では逆に「魔除け」として神聖視されてきた植物で、悪いものを払う力があると信じられていました。文化や視点が違えば、同じ植物に全く異なる意味が生まれる。花言葉の面白さでもあり、複雑さでもあります。

「怖い」という情報だけが一人歩きしている面があるので、背景を知った上で判断するのがよいと思います。

怖い花言葉を気にせず贈る方法

贈り物にヒペリカムを使いたい場合は、「きらめき」「悲しみを癒す」という花言葉を添えるのがおすすめです。

メッセージカードに一言「ヒペリカムの花言葉は『きらめき』。あなたの毎日が輝きますように。」と書き添えるだけで、受け取る側の印象がぐっと変わります。

花屋で働いていたころ、ヒペリカムを使ったブーケは「花言葉が不安」という声よりも「かわいい実が気に入った」という声の方がずっと多かったです。見た目の魅力が先行する花なので、過度に心配しなくても大丈夫です。

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ヒペリカムとはどんな植物?

ヒペリカムとはどんな植物なのか

花言葉を正しく理解するには、花の特徴や背景を知っておくことが助けになります。ヒペリカムは見た目もユニークで、知れば知るほど奥深い植物です。

実のような花のような?独特な見た目の特徴

ヒペリカムの最大の特徴は、黄色い花と光沢のある赤・オレンジ・ピンクの実が同時期に楽しめることです。フラワーアレンジでよく使われるのは、実がついた状態の枝です。

花は夏に咲き、多数のおしべが放射状に広がる華やかな形。実は花が終わった後に色づき始め、秋に向けて赤やオレンジへと変化していきます。

草丈は品種によって異なりますが、低木状に育つものが多く、50〜100cm程度のものが一般的です。オトギリソウ科の植物で、ビヨウヤナギもこの仲間にあたります。

原産地と日本への伝来の歴史

ヒペリカムの原産地はヨーロッパから西アジアにかけての地域です。古くからハーブや薬草として利用されてきた歴史があり、ヨーロッパでは数百年以上にわたって民間療法に使われてきました。

日本には自生種のオトギリソウが古くから存在しており、平安時代の文献にも記録が残っています。現在、フラワーアレンジで使われるヒペリカムの多くは、園芸品種として改良されたものです。

名前の由来と「聖ヨハネの草」という別名

ヨーロッパでは、ヒペリカムを 「St. John’s Wort(聖ヨハネの草)」 と呼ぶことがあります。6月24日の聖ヨハネ祭のころに花が咲くことが由来で、この時期に収穫して魔除けとして使う習慣がありました。

日本での和名「弟切草」との対比が面白いところで、同じ植物でもヨーロッパでは「聖人の草」、日本では「怨念の草」とまったく異なる文化的背景を持っています。

この振れ幅の大きさが、ヒペリカムという植物の奥深さを表しています。

ヒペリカムの誕生花と活用シーン

ヒペリカムの誕生花

ヒペリカムは誕生花としても複数の日付に指定されており、ギフト選びの参考になります。どんな場面に向いているかも合わせて確認しておきましょう。

ヒペリカムが誕生花になっている日付一覧

日付誕生花
6月12日ヒペリカム
8月1日ヒペリカム
10月14日ヒペリカム
11月15日ヒペリカム(赤い実)

夏から晩秋にかけて誕生日がある方へのプレゼントに、季節感があって喜ばれやすい花材です。

結婚式・ブーケに選ばれる理由

ヒペリカムは結婚式のブーケや装花でよく使われます。その理由は、赤い実がコロンとして愛らしく、花束に立体感と華やかさを加えてくれるからです。

バラやカスミソウと組み合わせると、実の丸みが全体のバランスをまとめてくれます。花屋でも「ブーケの引き立て役でありながら、存在感がある」という理由でアレンジメントに重宝される素材です。

「怨念」という花言葉を知って結婚式のブーケに使うことを不安に思う方もいますが、ウェディングシーンでは「きらめき」の花言葉を前向きに使うのが一般的です。

誕生日や記念日のギフトに使うポイント

ヒペリカムをプレゼントに使うときは、単品よりも花束やアレンジメントの一部として使うのがおすすめです。

秋の誕生日なら、オレンジや赤の実ものと組み合わせた秋色アレンジが季節感たっぷりで喜ばれます。「きらめき」という花言葉を添えた一言メッセージがあると、受け取った側もより嬉しく感じてもらえます。

誕生花一覧に関するページはコチラ♪

ヒペリカムの実と花の知られざる雑学

ヒペリカムの雑学

ヒペリカムには、観賞植物としての顔以外にも興味深い側面があります。知っておくと話のネタになる雑学を集めました。

赤い実と黄色い花が同時に楽しめる理由

ヒペリカムは夏に黄色い花を咲かせ、その後に実が色づきます。品種や気候によっては、花と実が同時に見られる時期があるのが特徴です。

切り花として出回るのは主に実がついた状態の枝で、赤・オレンジ・ピンク・白など品種によって実の色が異なります。「Precious(プレシャス)」シリーズなど、実の色と形にこだわった園芸品種も多く開発されています。

一本の枝で花と実の両方が楽しめるのは、フラワーアレンジの観点からも非常に使い勝手がよく、花屋に重宝される理由のひとつです。

ハーブ・薬草としての歴史的な利用

ヒペリカムは古代から薬草として使われてきた植物です。「セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort)」は現代でもハーブサプリとして世界中で販売されており、軽度のうつや不安の緩和に使われることがあります。

ただし、医薬品との相互作用があることが知られており、薬を服用中の方は使用前に医師への相談が必要です。美しい見た目の裏に、こうした薬理的な歴史が隠れているのは少し驚きではないでしょうか。

「悲しみを癒す」という花言葉は、この薬草としての歴史からきていると考えると、深みのある言葉に感じられます。

西洋で「魔除けの植物」とされてきた背景

中世ヨーロッパでは、ヒペリカムを家のドアや窓に吊るして悪霊や魔女を払う習慣がありました。聖ヨハネ祭(夏至に近い時期)に収穫したものが特に効力があるとされていたため、「聖ヨハネの草」という別名がついたと言われています。

日本では「怨念」の花として語られることがある一方、ヨーロッパでは「守護」の植物として扱われてきた。同じ花がこれほど対照的な意味を持つのは、文化の違いを実感できる好例です。

花屋目線で見るヒペリカムの魅力

ヒペリカムの魅力

花屋で実際にヒペリカムを扱っていた経験から、現場ならではの使い方や管理方法をお伝えします。

フラワーアレンジで重宝される本当の理由

ヒペリカムがフラワーアレンジで重宝されるのは、見た目の可愛らしさだけではありません。実の丸みが花束全体のシルエットを整えてくれるという実用的な理由があります。

バラやユリのような大輪の花は存在感が強すぎることがありますが、ヒペリカムの実を間に入れると視線が分散して全体がまとまって見えます。花屋の言葉で言えば「つなぎ役」として優秀な花材です。

仏花としても使われることが多く、季節を問わずオールシーズン需要のある花材のひとつでもあります。

切り花を長持ちさせる水揚げと管理のコツ

ヒペリカムの切り花を長持ちさせるためのポイントをまとめました。

  • 茎を斜めにカット:水を吸い上げる面積を広げるため、必ず斜めに切る
  • 水は少なめに:実や葉が水に浸かると腐りやすいため、水位は低めに管理する
  • 葉を取り除く:水中に入る部分の葉は必ず落としておく
  • 涼しい場所に置く:直射日光と高温は実の傷みを早めるため避ける
  • 水は毎日交換:清潔な水を保つことで1〜2週間程度持たせることが可能

ヒペリカムは比較的丈夫な切り花ですが、実が柔らかくなってきたら早めに処分するのがアレンジ全体を清潔に保つコツです。

季節別・シーン別のおすすめな使い方

ヒペリカムは季節やシーンによって使い方が変わります。

季節・シーンおすすめの使い方
夏のブーケ黄色い花の状態で明るいアレンジに
秋のアレンジ赤・オレンジの実でコスモスや紅葉と合わせる
結婚式白やピンクの実の品種をブーケに
仏花・お供え赤い実で彩りをプラス
誕生日ギフト花束の引き立て役として季節の花と組み合わせる

シーンごとに実の色や組み合わせる花を変えるだけで、印象がガラッと変わります。汎用性の高さがヒペリカムの大きな魅力のひとつです。

ガーデニングで楽しむヒペリカム

ガーデニングとヒペリカム

ヒペリカムは育てやすく、ガーデニング初心者にもおすすめできる植物です。花と実の両方が楽しめるので、庭に一株あると季節の変化を長く感じられます。

初心者でも育てやすい?栽培の基本

結論として、ヒペリカムは初心者でも十分に育てられる植物です。環境への適応力が高く、極端な管理ミスがなければよく育ちます。

項目内容
植え付け時期3〜4月または9〜10月
開花時期6〜7月(品種により異なる)
実の観賞時期8〜11月ごろ
日当たり日当たりのよい場所〜半日陰
草丈50〜100cm程度(低木タイプ)

日当たりがよい場所を好みますが、半日陰でも育てられます。ただし、日光不足になると実のつきが悪くなるため、できるだけ明るい場所に置くのがおすすめです。

地植えと鉢植えで変わる管理のポイント

管理の仕方が地植えと鉢植えでは少し変わります。

  • 地植えの場合:根付いてしまえばほぼ放任でOK。水やりは雨水だけで十分なことが多い。冬は落葉するが翌春に芽吹く
  • 鉢植えの場合:土が乾いたらたっぷり水を与える。根詰まりを防ぐため、2〜3年に一度は植え替えが必要

地植えは管理が楽ですが、株が広がりやすいので植える場所のスペースを確認しておきましょう。鉢植えは置き場所を変えられる分、日当たりの調整がしやすいメリットがあります。

実を美しく色づかせるための育て方のコツ

ヒペリカムを育てる目的が「きれいな実を楽しむこと」なら、いくつか意識したいポイントがあります。

  • 日当たりを確保する:実の発色には十分な日光が必要。半日陰より日当たりのよい場所の方が色鮮やかに育つ
  • 肥料は控えめに:窒素分が多すぎると葉ばかりが茂って実がつきにくくなる。開花前後にリン酸・カリウム系の肥料を少量与えると効果的
  • 花がら摘みをしない:咲き終わった花をそのままにしておくことで実が育つ。実を楽しみたいなら花がらを摘まずに残す

実が色づく秋の時期に向けて、夏の管理を丁寧にしておくことが大切です。水やりと日当たりを意識するだけで、見違えるほどつやつやした実が楽しめます。

関連する花の花言葉も見てみよう

ヒペリカムの花言葉と関連する花

ヒペリカムをより深く理解するために、一緒に使われることの多い花々の花言葉も比べてみましょう。アレンジの組み合わせを考える参考にもなります。

バラ・カスミソウとの花言葉比較

花の名前主な花言葉
ヒペリカムきらめき・悲しみを癒す・秘密
バラ(赤)愛情・情熱・あなたを愛してる
カスミソウ幸福・清らかな心・無邪気

バラやカスミソウと組み合わせた花束は、ヒペリカムの「きらめき」が全体の印象を引き締めます。花言葉の組み合わせとしても「愛情」「幸福」「きらめき」と揃えばギフトにぴったりです。

バラの花言葉に関するページはコチラ♪

カスミソウの花言葉に関するページはコチラ♪

秋の実ものと花言葉まとめ

植物名主な花言葉
ヒペリカムきらめき・悲しみを癒す
ローズヒップ愛・美しさへの憧れ
コットンフラワー優秀・繊細・親切
ガマズミ愛は死より強し・結合

秋のアレンジに使われる実ものは、どれも深みのある花言葉を持っています。ヒペリカムと組み合わせることで、言葉の重なりからより豊かな意味を持つ花束が作れます。

まとめ

ヒペリカムの花言葉は「きらめき」「悲しみを癒す」などポジティブなものから、「秘密」「怨念」といったネガティブなものまで幅広く存在します。「怖い」という印象が広まっているのは弟切草の民話に由来するもので、花そのものが縁起の悪い植物というわけではありません。

花屋でブーケや仏花に長年使われてきた実績がある花材です。見た目の愛らしさと実用的な使い勝手のよさが、プロのフラワーアレンジでも重宝される理由になっています。

贈り物に使う場合は「きらめき」の花言葉を選んで添えるだけで、受け取る側に温かい気持ちが伝わります。ガーデニングでも育てやすく、花と実の両方が楽しめる。知れば知るほど、魅力的な植物です。

誕生日ギフトや秋のアレンジ、庭づくりの参考に、ぜひ活用してみてください。

Q&A:ヒペリカムの花言葉でよくある疑問

Q1. ヒペリカムの実は食べられますか?

A. 食用には向きません。観賞用としてのみ楽しんでください。
ヒペリカムの実は見た目が美しいですが、食用として流通しているものではありません。品種によっては有毒成分を含む可能性があるため、口にしないよう注意が必要です。特に小さなお子さんやペットが誤って食べないよう気をつけてください。

Q2. 花言葉が怖いと聞いたけど贈っても大丈夫?

A. 花言葉の選び方次第で、十分に贈り物として使えます。
「怨念」「秘密」という花言葉が独り歩きして怖いイメージがついていますが、「きらめき」「悲しみを癒す」というポジティブな言葉も持っています。メッセージカードに「きらめきの花言葉を込めて」と書き添えるだけで、受け取る側の印象はまったく変わります。

Q3. ヒペリカムとオトギリソウは同じ植物?

A. 同じオトギリソウ科の仲間ですが、厳密には別の植物です。
オトギリソウはヒペリカムの和名として使われることもありますが、正確には「オトギリソウ(Hypericum erectum)」という日本固有の自生種があり、フラワーアレンジで使われる「ヒペリカム」は主にヨーロッパ原産の品種や園芸品種を指します。

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