ローズマリーの花言葉や由来などをご紹介!様々な本やネット上の情報を総まとめして由来なども掲載させて貰います。
昔からヨーロッパやキリスト教に深く関係があるお花であり、冠婚葬祭にも用いられるローズマリー。
料理などでの健康効果などもご紹介しているので、そちらもご参考になれば嬉しいです☺
ローズマリーには若返り効果がある!という情報もあったので、ピックアップして調べてみました。
このサイトの(本数や色別を含む)花言葉は、書籍やインターネットでの紹介数や一致点が多かった情報を元に記載しています。
その中で、筆者が興味を惹かれた内容や情報はピックアップしてお届けさせて貰います。
ローズマリーの花言葉~書籍シリーズver
※書籍は出版年数が新しいものから紹介しています。(2023年~1998年)
花言葉から探せる花屋さんの「花」図鑑思い出
植物画で彩る美しい花言葉なし
花のことば辞典なし
素敵な花言葉と花の図鑑あなたは私を蘇らせる 変わらぬ愛 追憶
美しい花言葉☆花図鑑なし
想いを贈る花言葉 ちいさな花物語思い出
花言葉☆花事典なし
花言葉・花贈り思い出
ローズマリーの花言葉は「思い出」「あなたは私を蘇らせる」「変わらぬ愛」「追憶」が4冊の本から発見できました。少なく思えますが後に紹介するネット上では驚くほど他にも様々な花言葉があります。
※8冊中4冊は花言葉の掲載がありませんでした。
昔からヨーロッパでも結婚式などで親しまれている花で、料理や美容系の商品などにも幅広く使われているので、もっと紹介されているかと思ったんですけどね😅
別名の『万年朗(マンネンロウ)・迷迭香(メイテツコウ)』で検索し直しても見当たりませんでした。
ローズマリーはラテン語で『海のしずく』という意味を持ち、この花が海のそばで多く見られたから命名されたと言われています。(ローズ(しずく)+マリナス(海の)が合体した説)
また『Rose of maria(聖母マリアのバラ)』と呼ばれ、それが次第に『ローズマリー(Rosemary)』へと転訛されていったという説もあります。
ローズマリーの花言葉~ネットver
思い出・あなたは私を蘇らせる・記憶・追憶・貞節・私を思って・変わらぬ愛・誠実・静かな力強さ・私を忘れないで・忠誠・献身・悪徳
打って変わって、ネット上ではローズマリーの花言葉は書籍と違い様々なものが紹介されていました。『貞節~性的な純潔を守る事~』などが少し思い出関連と違った意味を持っているでしょうか?
唯一ネガティブな『悪徳』という花言葉の詳細は後ほど!(怖い理由編で)
チューリップなどでは赤色は『愛の告白』薔薇は17本では『絶望の愛』といった花言葉がありますが、ローズマリーには色別や本数別によるものはありませんでした。
英語での花言葉
・Remembrance(思い出・記憶・追憶・追悼)
・Fidelity(忠実・貞節)
花言葉の由来
ローズマリーの花言葉には由来があるものが多くあります。
ローズマリーは神秘的な力を持つ植物として昔からヨーロッパでは認識されており、食用や薬として利用される以外にも冠婚葬祭に用いられる事が多い植物なのです。
それに加え、死者や悪魔と言った邪悪な存在から身を守ってくれる力もあると信じられており、悪魔を払う儀式などにも使用される事もありました。
こうした人々の認識から『愛・誠実』などを含む神聖な花言葉が命名されたと言われています。
思い出
『思い出』という花言葉には3つの由来がそれぞれ記載されていました。
この3つの中で、どれが有力な説かというのは不明でしたが、確かに人は匂いによる刺激によって昔を思い出す『プルースト効果』という性質を持っているので、私は香りによる思い出という花言葉の由来説が何となく好きです😅
記憶力向上の効能があるとされ、古代ギリシャでは学生たちは試験問題を解く時に記憶を蘇らせるためにローズマリーを髪に挿したり花冠にしたりお守りにして持っていたりと、色んな方法で着用していたと言われています。
あなたは私を蘇らせる
この花言葉にも3つの由来があります。
1,ローズマリーの身体に対するプラスの役割、香りによって心身ともに元気になり活力が湧いてくるという特性から付けられた。
2,また古代エジプトではミイラの防腐剤としてローズマリーの枝が棺に入れられていました。これが後のヨーロッパで葬儀に使われる慣習になったともされており、ミイラの不死性や再生といった印象から付けられた花言葉。※実際に古代エジプトの国王であったファラオの墓からもローズマリーの枝が見つかっています。
3,1370年頃、ハンガリー王妃は体調不良に悩まされていたが、イタリアの修道院から訪れた僧侶のローズマリーを主原料とした薬により回復。そして王妃の身体も若返り70代にして20代のポーランド王子に求婚されたというエピソードから命名された花言葉。
※ちなみに、この時与えられた薬は『チンキ』という、ハーブをアルコールに漬けてつくる濃縮液だと言われています。
本当に若返りの効果があるのか?気になったので、後ほどピックアップします!
追憶
追憶~過去の事を思い出してしのぶこと~の花言葉は、ローズマリーが記憶力向上に役立つ花だと古代ギリシャ・ローマ時代から信じられていたことに由来します。
また冠婚葬祭などでもローズマリーが冠やお供え物として使われる事もあり、そうした思い出を永遠に残していくためにつけられた花言葉とされています。
貞節
この花言葉はローズマリーが中世ヨーロッパでは忠誠と貞節の象徴となっていたことに由来しています。
結婚式では花嫁が夫に忠誠を誓うという意思表示をする方法としてローズマリーを贈るのが慣習となっていた時期があり、それによって貞節という花言葉が命名されたと言われています。
またローズマリーはキリスト教の聖母マリアと関係性がある花という事からも貞節という花言葉が付けられたとされています。
静かな力強さ
ローズマリーの厳しい自然環境下でも育つ特性から付けられた花言葉です。
耐寒性があり、乾燥地帯でも枯れずに咲き人々に観賞用・食用としても力を与える様子が静かな力強さを感じさせたのでしょう。
変わらぬ愛・私を思って
ヨーロッパで古くから人々に愛され『変わらぬ愛』を受け続けているという事で付けられた花言葉です。
また持続性の強い香りがある特徴と、永遠に続く愛を重ね合わせて命名されたとも言われています。
ローズマリーの花言葉が怖いor勘違いされる原因
結論:ローズマリーの花言葉で怖いのは「悪徳」「あなたは私を蘇らせる」です。
ネットなどではローズマリーの花言葉は怖いのでは?と検索する方もおられます。
キリスト教との関係も長く、神聖な言葉も命名されているローズマリーの花言葉が怖いとされる原因は次の2つが考えられます。
・『あなたは私を蘇らせる』のネガティブな捉え方
・『悪徳』というマイナスな花言葉が原因
怖い原因①~花言葉のネガティブな捉え方
『あなたは私を蘇らせる』は上記でも紹介したように、香りで元気になる・若返りの効果があるとしてプラスの意味での蘇らせてくれるという内容でした。
ただ、ちょっとひねくれた捉え方~あなたは私を蘇らせる≒ゾンビ!?~という死からの再生を意味しているとしてローズマリーの花言葉が怖いと言われる事があるようです。
ゾンビ復活!?幽霊!?実際にミイラの棺に入れられたてたし不気味だと、ローズマリーには誤解を生む部分があるようですが、花言葉の蘇らせるは『元気・記憶・体調回復』といった良き意味での再生・復活を指しているので怖いといった内容は気にしなくて良いと思われます。
怖い原因②~悪徳という花言葉
ネット上ではローズマリーの花言葉に『悪徳~人の道にそむく心や行い~』というマイナスな意味を持つ言葉が紹介されていました。
これは古くから伝わるヨーロッパの逸話で『蛇の姿になった妖精たちがローズマリーの下に集まり、悪さをしようと企んでいる』という物語が原因と言われています。
他にも妊婦にローズマリーを薬として処方して、体調が悪化してしまったという話や、葬儀などで棺桶に供える花だからというのも悪徳というネガティブな花言葉が生まれた理由として挙げられていました。
ピックアップ!ローズマリーの効能
今回の記事を作成するにあたり、筆者が気になったローズマリーの知識をピックアップして詳しくご紹介していきます。
・本当に若返りの効果があるの?
・ローズマリーってどんな栄養効果があるの?
本当に若返りの効果があるの?
70代の女性が、20代の王子を魅了したという逸話もあるようにローズマリーには若返りの効果があると言われています。そこで細かく効能などを調査してみました。
1,抗酸化作用:ローズマリーには強力な抗酸化物質が含まれており、これが老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあります。抗酸化作用により、細胞のダメージを防ぎ、肌の老化を遅らせる効果が期待できます。
2,抗炎症作用:ローズマリーに含まれる成分には抗炎症作用もあり、炎症を抑えることで肌の健康を保ちます。炎症は肌の老化やシワの原因となるため、これを抑えることで若々しい肌を維持するのに役立ちます。
3,血行促進:ローズマリーには血行を促進する作用があり、これにより肌への栄養供給が改善され、細胞の再生が促進されます。血行が良くなることで、肌のトーンが明るくなり、ハリが出る効果があります。
4,コラーゲン生成の促進:ローズマリーにはコラーゲンの生成を促進する効果があるとされており、これにより肌の弾力性が増し、シワやたるみを防ぐことができます。
使用方法としては
・ローズマリーオイル:ローズマリーオイルをスキンケア製品に混ぜて使用することで、上記の効果を得ることができます。特に、顔のマッサージに使用すると血行促進効果が期待できます。
・ローズマリーティー:ローズマリーティーを飲むことで、内側からも若返り効果を得ることができます。抗酸化物質が体内で働き、全身の細胞の健康を保ちます。
・バスソルト:ローズマリーをバスソルトに混ぜて入浴することで、全身の血行を促進し、リラックス効果と共に肌の若返りを促します。
これらの方法で肌の若返り効果などが期待できますが、注意点としてはローズマリーの精油は高濃度で使用すると肌に刺激を与えることがあるため、使用する際はキャリアオイルで希釈することが重要です。
アレルギーのある方や敏感肌の方は、使用前にパッチテストを行うことをお勧めします。
どんな栄養効果があるの?
・記憶力と集中力の向上:ローズマリーの香りには、記憶力や集中力を向上させる効果があるとされています。これにより、認知機能の改善が期待できます。
・認知症の予防:ローズマリーの香りによって脳の活性化に繋がり認知症予防に効果があるとメディアで紹介されてから実際の介護現場でも使用されるようになりました。
・血行促進:ローズマリーには血行を促進する効果があり、これにより体の末端部分にまで酸素や栄養素が行き渡りやすくなります。冷え性やむくみの改善に役立ちます。
・消化促進:ローズマリーは、消化を助けるハーブとしても知られています。食欲を増進し、胃の不快感や消化不良を軽減する効果があります。
・抗酸化作用:ローズマリーには、カルノソール酸やロズマリン酸などの強力な抗酸化物質が含まれています。これらは、体内の活性酸素を除去し、細胞の老化やダメージを防ぐ効果があります。
・抗炎症作用:ローズマリーには抗炎症作用があり、炎症を抑えるのに役立ちます。これにより、関節炎やその他の炎症性疾患の症状を軽減することができます。
・抗菌・抗ウイルス作用:ローズマリーには、抗菌および抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。
・利尿作用:ローズマリーには利尿作用があり、体内の余分な水分や老廃物を排出するのに役立ちます。これにより、デトックス効果が期待できます。
使用方法としては
1,料理に使用:ローズマリーは、肉料理や魚料理、スープ、サラダなどに風味付けとして使用されます。特に、ローストチキンやポテトに合います。
2,ハーブティー:ローズマリーティーとして飲むことで、内側から健康効果を得ることができます。
3,アロマテラピー:ローズマリーのエッセンシャルオイルを使用して、ディフューザーで香りを楽しんだり、マッサージオイルとして使用したりすることができます。
4,スキンケア商品:ローズマリーエキスは、多くのスキンケア製品に含まれており、肌の健康を保つのに役立ちます。
『悪徳」という花言葉にも記載したように、妊娠中や授乳中の方はローズマリーの使用に注意が必要です。使用前に医師に相談してくださいね。
ローズマリーの咲き方と品種
ローズマリーの特徴的な咲き方(育ち方)と代表的な品種をご紹介します。
・木立性:まっすぐに(垂直に)上に向かって育つタイプ。樹木によっては2mを超えるほど成長する。
例)マリンブルー
・ほふく性:地面を這うように、横に向かって育つタイプ。高さは40cm程で育てる際は平面上のスペース確保を。
例)サンタバーバラ
・半ほふく性:木立性とほふく性を半分ずつ兼ねたタイプ。横に成長後、まっすぐに上に向かって育つ。
例)モーツァルトブルー・コルシカン
・コモンローズマリー:最も一般的な品種で、料理やハーブティーに広く使われます。葉は細長く、強い香りが特徴です。
・ホワイトローズマリー:名前の通り、白い花を咲かせる品種で耐寒性は弱いが1~2m程の高さまで成長する品種。
・プロストレートローズマリー:地面を這うように成長する這性品種です。庭のグランドカバーやコンテナガーデンに適しています。
・アープローズマリー:耐寒性が高く、寒冷地でも育てやすい品種です。葉はやや銀色がかっており、強い香りがあります。
・トスカナブルーローズマリー:深い青色の花が咲く美しい品種で、観賞用としても人気があります。葉は大きめで、料理にも使えます。
・ブルーボーイローズマリー:小型のコンパクトな品種で、鉢植えや小さな庭に最適です。葉は小さく、香りが強いです。
・ゴールデンレインローズマリー:葉に黄色の斑が入る珍しい品種です。観賞用として人気があります。
・マジョルカピンクローズマリー:ピンク色の花が咲く珍しい品種で、観賞用として庭を彩ります。葉は細長く、香りも良いです。
・サンタバーバラローズマリー:比較的低く広がる品種で、耐寒性があり育てやすいです。青紫色の花が咲きます。
・レクターズローズマリー:非常に強い香りを持つ品種で、料理やアロマテラピーに向いています。葉は細長く、緑色です。
・オフィシナリスローズマリー:オフィシナリス~薬用の~という意味を持ち、清々しくも強い香りは記憶力を高める効果があるとされています。細い枝に淡い青紫の花を咲かせます。
・ハーブローズマリー:ハーブとして用いられ開花する機関が長く、小柄な青紫やピンク色の花を咲かせる品種。
ローズマリーの渡し方・贈り方・シチュエーション
ここまではローズマリーの花言葉を中心にご紹介してきました。
ここからはローズマリーを渡す方法や贈り方などをご紹介していきます。
ローズマリーは花の他にも、料理に使う調味料などが多く販売されていました。
渡し方
ローズマリーを贈る際は、鉢植え・花苗などが挙げられます。
鉢植え・花苗
プレゼントする人が花好きで、自分でも花を育てているといった相手なら『鉢植え』や『花苗』での渡し方も喜ばれるでしょう。
花束やアレンジメントよりも管理などに手間が掛かりますが、貰った人が育てられるなと思った場合はコチラの方法で贈ってみるのもおすすめされています。
自分がプレゼントした花を育ててくれてるのを見たら嬉しいモノです☺
調味料や肌ケア
上記で紹介した通り、ローズマリーは料理に頻繁に用いられる調味料としても有名です。
栄養効果もあり、通販サイトなどを見てみても花以上にハーブやエッセンシャルオイルなどの商品が販売されています。
ローズマリーの効能を相手に伝えつつ、花以外の形でプレゼントするのも喜ばれるでしょう。
贈り方
ローズマリーを贈る方法としては『通販サイト』と『花屋(実店舗)での購入』方法が挙げられます。
通販サイト
アマゾンや楽天、花屋さんの通販サイトなどでは、鉢苗のローズマリーが多く販売されています。
実店舗での限りある商品数より多くのラインナップが選択可能で、ネット上で完結できるというのがメリットでしょう。
通販サイトではネットによる販売に力をいれており、花が崩れている、傷んでいるといった不備が生じないよう段ボールの形状を合わせる、花もちと注文時期を考慮して発送するといった配慮も行われています。
贈ろうと思っている相手の住んでいる場所が遠くて持っていけないといった問題も解決でき、24時間利用可能・届ける時間の指定ができるといったメリットがあります。
花屋さん(実店舗)
花屋さん(実店舗)で購入し、自分で手渡しor贈る算段をするという方法。(花屋によっては発送してくれるサービスもあり)
花屋さんなど実店舗でローズマリーを購入するメリットは、何といっても実際に見て、触れて、贈ろうとする花の感触を体感できるという点にあります。
また知識がある店員さんがいれば、どんなローズマリーを選べば良いかといった内容を相談できるという点がメリットとして挙げられます。
シチュエーション
ローズマリーを贈るシチュエーションとしては、結婚式や誕生日などが挙げられます。
結婚式
ヨーロッパでは古代ギリシャ時代から結婚式にローズマリーを贈る風習があります。
『永遠の象徴』としても伝えられており、花言葉の『変わらぬ愛』という意味も込めて結婚式に贈られる事が多いです。
飾りとして、料理のハーブとして、神聖な花として扱われているローズマリーは結婚式というお祝いの場に選ばれる花として用いられています。
誕生日
昔からの旧友や恋人にも花言葉の『思い出』という意味を込めて、ローズマリーをプレゼントするのも喜ばれるでしょう。
また少し本来の意味合いとは違ってしまいますが『あなたは私を蘇らせる≒あなたの存在が私を元気づけてくれる』と花言葉をアレンジして贈るのも面白みが増すと思われます。
渡す際は匂いを嗅がせて、プレゼントした事をしっかりと記憶に染み込ませましょう。
1月13日
1月21日
伝え方~メッセージカード
花が好き、興味がある、趣味だという人でなければ貰った花の色や品種の花言葉などは知らないでしょう。
それでも良いかもしれませんが、想いを花言葉にのせてキッチリ伝えたい場合は『メッセージカード』を添えるのが何より一番良い方法でしょう。
メッセージカードに直接、花言葉を記入するのも良いでしょうし、遠回しに相手が興味を持つよう色や品種に意味があるというのを記載するのもおすすめできるかと思います。
少し手間が掛かる手段ですが、相手がわざわざ検索して調べてといった負荷を軽減するために、花言葉を紹介しているサイトの『QRコード』を付けてプレゼントするのも1つの手段として良いかもですね。
QRコードを作るのは結構カンタンですよ♪
贈った人も貰った人も知っておこう!ローズマリーの育て方
ローズマリーの花言葉も知ったし、いざプレゼント!
…しかし贈るだけの喜びだけでなく、その後の花の生かし方を知っておくのも大切です。
花も生き物ですものね。
贈った人も貰った人も、その後のローズマリーの育て方を学び、生かし方を知っておきましょう☺
・適した土壌:水はけが良い砂質の土壌が最適です。酸性土壌を嫌うため、アルカリ性に調整するために石灰を混ぜると良いでしょう。
・鉢植えの場合:鉢の底に排水性を良くするための砂利や軽石を敷き、その上に専用の培養土を使うと良いです。
・日光:ローズマリーは日光を好むため、日当たりの良い場所で育てましょう。半日以上直射日光が当たる場所が理想です。
・乾燥を好む:乾燥に強い植物なので、過湿を避けましょう。土の表面が乾いたら水やりをする程度で十分です。特に鉢植えの場合は水はけを確認し、根腐れを防ぎます。
・冬場の水やり:冬は成長が鈍るため、水やりの頻度を減らした方が良いでしょう。
・剪定のタイミング:成長期の春と秋に行います。剪定することで株が健康に保たれ、風通しも良くなります。
・剪定の方法:枝が伸びすぎた部分を切り戻し、全体の形を整えます。枯れた葉や枝も取り除きます。
・寒さ対策:寒冷地では霜や寒風から守るために防寒対策が必要です。鉢植えの場合は屋内に取り込むか寒冷紗(かんれいしゃ)をかけると良いでしょう。
・病害虫対策:病害虫は比較的少ないですが、アブラムシやハダニが発生することがあります。見つけ次第、取り除くか、市販の薬剤を使用しましょう。
ローズマリーは手入れが簡単で、料理や香りを楽しむことができるので、ガーデニング初心者にもおすすめです。適切な環境と手入れで、健康なローズマリーを育てましょう。
もっと知りたい?ローズマリーの詳細情報
分類 | シソ科マンネンロウ属 |
学名 | Salvia rosmarinus. Rosmarinus Officinalis |
英名 | Rosemary |
和名 | 万年朗、万年蠟、万年露(マンネンロウ)、迷迭香(メイテツコウ) |
花色 | 白、ピンク、緑、淡い紫 |
花もち | 7~14日 |
別名 | 若返りの妙薬、若返りのハーブ |
原産地 | 地中海沿岸 |
開花時期 | 4~5月、9~10月 |
出回り時期 | 通年 |
草丈 | 20~200cm |
花の直径 | 1~1,5cm |
香り | 〇 |
ドライ | 〇 |
常緑低木~1年を通して枝や葉が幹に付いている、樹高の低い樹木~で清々しい香りがあり、ドライフラワーとしても楽しめる品種。
ローズマリーのSalvia rosmarinusはドイツの植物学者『フリドリン・カール・レオポルト・シュペンネー』が正式な学名として提唱されました。
ちなみに6ペンス硬貨(1ポンド以下の単位)とローズマリーの小枝を枕の下に入れると夢に未来の夫が出てくると言う逸話もあります。
和名の由来
ローズマリーは和名では『万年香(マンネンコウ)』でした。いつも変わらず香りがしているという理由から付けられたのが由来とされています。
季節が変わっても、土に埋まっていても、摘まれても、乾燥させられても清々しい香りは長期間続く特徴から『万年香る植物』という認識があったのです。
それが時を経て『マリーローズ』という名前と『マンネンコウ」が合わさって『迷迭香(マンネンロウ)』になったという説があります。
戯曲でのローズマリー
英国の劇作家、シェイクスピアの代表作である戯曲『ハムレット』では、ローズマリーが重要なシーンに登場するシンボルとしての役割を担っています。
ハムレットが父への復讐に燃えていた。
そんなハムレットの傍にいた恋人オフィーリアは狂気に陥ってしまった。
狂気に墜ちた妹は、兄を恋人のハムレットと勘違いしローズマリーを渡し、次の言葉を発した。
これはローズマリー。記憶のためのもの。どうか、愛しい方、覚えていてください。」
ローズマリーは、伝統的に記憶や思い出の象徴とされてきました。オフィーリアがローズマリーを言及することで、彼女は過去の出来事や失われた人々への思いを表現しています。ローズマリーはまた、愛と忠誠の象徴ともされており、彼女の深い感情を示す重要な役割を果たしています。
このように『ハムレット』におけるローズマリーは、記憶や愛、忠誠といったテーマを強調する象徴的な植物として登場しています。オフィーリアの狂気の中でも、彼女の言葉は深い意味を持ち、物語全体に重要なメッセージを伝えています。
『リア王』や『ロミオとジュリエット』でローズマリーのエピソードは紹介されています。
キリスト教とローズマリー
ローズマリーには次のようなエピソードがあります。
聖母マリアは、まだ幼いイエスを抱え敵であるヘロデ軍から逃亡していた。
その最中、白い花(ローズマリー)の畑へと逃げ込み夜露をしのぐ為、青いマントを被っていた。
しかし白の中で青いマントは異色であり敵に見つかってしまう恐れが大きかった。
そんな聖母マリアの心が通じたのか、白かった花は青色へと変化しマントと同化し追っ手に見つかる事無く、難を逃れられた。
この時、ローズマリーが青に同化してくれたおかげで聖母マリアもイエスも生き延びられたというエピソード。
こうしてローズマリーは聖母マリアとイエスの命を救った『聖なる植物』として伝えられ冠婚葬祭といった宗教的な儀式に用いられるようになったのです。
これに由来して愛に通ずる花言葉が数多く付けられたとされています。
ローズマリーの他には?似た花言葉を持つお花たち
ローズマリーは好きだけど、相手は違うお花が良いかも?
そんな人には、ローズマリーと似た花言葉があるお花たちをご紹介します。
全体的に『友情』という意味合いの花言葉を付けられています。
・アゲラタム(信頼)
・イキシア(団結)
・コデマリ(友情)
・センニチコウ(終わりのない友情)
・フリージア(親愛)
・ポピー(思いやり)
・マーガレット(真実の友情)
・ハートカズラ(協力・助け合い)
・ヒバ(固い友情)
・ハナナス(よい語らい)
・オミナエシ(約束)
・クジャクアスター(思い出)
・ジニア(別れた友への思い)
・マトリカリア(集う喜び)
・ライラック(青春の喜び)
・ルピナス(多くの仲間)
・グリーンネックレス(青春の思い出)
・ポリシャス(大切な思い出)
最後に
今回はローズマリーの花言葉や、その由来などをご紹介しました。
花の魅力はさておき、料理に関する情報が満載のお花だったなという印象を受けました。
昔から高い健康効果があるとされているローズマリーを、今晩の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか☺