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【まとめ】桔梗の花言葉!怖いウワサの原因は最低な男の物語

【まとめ】桔梗の花言葉!怖いウワサの原因は最低な男の物語
桔梗(紫)

桔梗の花言葉をご紹介!8冊の本やネット情報を総まとめし色別の花言葉などを調査しました。

また桔梗の花言葉が怖いのではとウワサされる悲しい女性と最低な男の物語などもご紹介していますので、そちらもご参考に😅

ピックアップでは桔梗の珍しい品種の袋咲きという花を画像付きで掲載させて貰ってます。

このサイトの(本数や色別を含む)花言葉は、書籍やインターネットでの紹介数や一致点が多かった情報を元に記載しています。

その中で、筆者が興味を惹かれた内容や情報はピックアップしてお届けさせて貰います。

桔梗の花言葉~書籍シリーズver

花言葉本画像

※書籍は出版年数が新しいものから紹介しています。(2023年~1998年)

変わらぬ愛

花言葉から探せる花屋さんの「花」図鑑

永遠の愛・誠実・従順

植物画で彩る美しい花言葉

気品・変わらぬ愛

花のことば辞典

永遠の愛・清楚・気品

素敵な花言葉と花の図鑑

永遠の愛・誠実・従順

美しい花言葉☆花図鑑

変わらぬ愛・誠実・従順

想いを贈る花言葉 ちいさな花物語

愛着・深い愛情

花言葉☆花事典

変わらぬ愛・誠実・従順

花言葉・花贈り

桔梗の花言葉は「永遠の愛」「誠実」「従順」「誠実」「気品」「変わらぬ愛」「清楚」「愛着」「深い愛情」が8冊の本から発見できました。

万葉集でも登場し古くから日本で愛されている桔梗は、8冊全ての書籍に掲載されていました。(花によっては有名な品種(例:月下美人など)に関わらず2冊しか紹介されていないという事もありますので😅)

色別の花言葉や由来は後ほど!

桔梗の花言葉~ネットver

桔梗の花言葉

桔梗の花言葉はネット上では新たに「薄幸(はっこう)・幸運が重なる」が発見できました。

ただ「幸運が重なる」は、Webページ作成者さんが名付けていたもので、花言葉の「どこの?誰が?いつから言い出して?なぜこんなに広まった?」といった特徴をまだ持ってはいません。

花言葉の由来

それぞれの花言葉の由来をご紹介させて貰います(一部抜粋)

変わらぬ愛・永遠の愛など

代表的とも言える桔梗の花言葉である「変わらぬ愛」。

これは戦争にいった旦那を10年以上待ち続けた「桔梗」という名の女性が由来していると言われています。

生きているかもわからず、離れ離れになっても変わらぬ愛を貫いている桔梗の生き様を揶揄して、永遠の愛や誠実・深い愛といった一途さを表す花言葉が付けられたとされているのです。

※女性の名ではなく、女性の家紋が桔梗だったという説もあります。

清楚・気品

美しくも一重咲きの少ない花びらで、(バラや菊などに比べ)美しくもどこか控えめな印象を与える事から桔梗の花言葉には清楚・気品といった清らかな意味を持った単語が付けられたとされています。

また桔梗の多くは紫色をしており、そのイメージカラーが与える高貴さや精神の安定といった印象も、この花言葉に繋がったと言われています。

色別による桔梗の花言葉

桔梗には紫色の他にも白やピンクといった品種があり、それぞれに花言葉が付けられています。

知っトク?本数や品種別の花言葉は無い

薔薇やひまわりとは違って、桔梗という植物には本数による花言葉はありません。

また桜やユリのように品種別の花言葉紹介も桔梗には書籍やネット上では見られませんでした。

紫や青の桔梗

紫、青の桔梗の花言葉は「清楚・永遠の愛・誠実・気品・変わらぬ愛」。

桔梗のメインカラーとも言える紫には全体的な花言葉が付けられています。

[紫色の心理的効果]
・高貴さと優雅さ:創造性の向上:精神の安定:神秘性と幻想

白色の桔梗

白い桔梗の花言葉は「気品・清楚・従順」。

純粋で汚れのない白の綺麗な風貌を表現した花言葉です。

[白色の心理的効果]
・純潔と無垢:新しい始まり:平和と調和:シンプルさとミニマリズム

ピンク色の桔梗

ピンクの桔梗の花言葉は「薄幸」です。

優しさと言った温かみを感じさせてくれるピンクという色には、なぜか「薄い幸せ」というマイナスイメージの花言葉が名付けられています。

[ピンク色の心理的効果]
・優しさと愛情:安心感とリラクゼーション:女性らしさ:幸福感とポジティブさ

英語での花言葉

英語での花言葉

・Unchanging Love:(変わらぬ愛)
・Endless Love:(永遠の愛)
・Eternal love and honesty:(永遠の愛と誠実)
・Unwavering faithfulness:(揺るぎない忠誠心)
・Obedience:(従順)
・The return of a friend is desired:(友人の帰りを願う)

桔梗の花言葉が怖いとウワサの原因

結論:桔梗の花言葉で怖いとされるのはピンク色の「薄幸」。

Google検索では桔梗の花言葉は(何が)怖い?と調べる人もおられます。(月間検索数3,600件)

ではどんなものが怖いなと思われるのか?その原因などを調査したところ、次のような結論が導き出されました。

怖いと思われそうな原因

・ピンク色の桔梗が持つ「薄幸」という花言葉
・桔梗に伝わる最低の男による怖いエピソード
・裏切りのイメージ

怖いとウワサされる原因①薄幸

桔梗(ピンク)

桔梗の花言葉でピンク色の品種には「薄幸(はっこう)」というマイナスな意味を持つモノが付けられています。

薄幸は文字通り「幸福に恵まれない運命にあること。ふしあわせ。不運。」という意味を持つ単語で青や紫の花言葉に比べ相当なマイナスイメージを与えます。

理由としては諸説あり、「はっきりした紫や青・白の桔梗よりも薄れたようなピンク色をしているから」「離れ離れになって、ようやく再会した旦那に浮気を疑われた女性が用意していたのがピンク色の桔梗だったから」などがあります。

このピンク色の品種を恋人などにプレゼントし、もし相手が勘違いし「ふしあわせ」だという想いとして受け取られてしまったら…という理由から桔梗の花言葉は怖いという情報がネット上には流れています。

もし誤解されたくない場合はメッセージカードに幸せいっぱいさをアピールしましょう!

怖いとウワサの原因②最低な男

桔梗には、悲しい女と最低な男にまつわる物語があります。

※以下ではわかりやすいよう簡潔に記載させて貰います。

<登場人物>
・女性:戦争に行った旦那を待つ女性(のち自殺)
・男性:戦争に行った旦那(のちに自殺)

桔梗の悲しい物語

長年、戦争に行っていた旦那がとうとう帰って来る!

そんな言葉にできないような喜びと楽しみを胸に、女性は旦那を迎える準備~部屋を飾り食事を用意し、お疲れ様でした、おかえりなさいを伝える華やかな宴の場を用意して待っていた。

しかし、帰ってきた旦那はそんな華やかになった部屋の様子を見て、こう言い放った。

「お前!浮気してただろ!俺がいない間になぜ家がこんなに綺麗になっている!?誰との宴だ!?」

……こうして、せっかくの再会はパァ。もはや浮気を疑って弁解の余地もなくなった旦那に女性は落胆。

その後の夫婦生活にも溝を残し、、、辛くなった女性はそんな旦那にでもしっかりとした愛情を持っていた事を示すため、自殺という形で「永遠の愛・変わらぬ愛」を伝えた。

そして浮気などではなく、自分が帰ってくることを楽しみにしていてくれたという真実を知った旦那も後日、自殺した。

こうした悲しい物語が由来して、桔梗の花言葉は怖い(のでは?)という印象が生まれたようです。

この物語に登場する女性の名が(上記の変わらぬ愛という花言葉の由来となった)桔梗なのかどうかは定かではありませんが、何にせよこうしたエピソードが伝わっています。

もっと女性が旦那に弁解すれば、、など思いますが…昔の亭主関白な男女関係では難しかったんでしょうかね。。

何にせよ、何年も帰りを待ち再会当日楽しみにして張り切った女性に対して、浮気を疑い自殺にまで追いやった男性は最低だと思われます。(個人的な意見です)

怖いとウワサの原因③裏切りのイメージ

桔梗は家紋として取り入れられる風習があり、歴史上の人物である「明智 光秀」の家紋にも使用されていたと言われています。

戦国武将だった明智光秀は、織田信長を裏切り「本能寺の変」にて殺害。

そんな明智家の家紋が桔梗であることから裏切りのイメージが(人によって)ついてしまい、花言葉も怖いのでは?と思われているようです。

そして本能寺の変以降は、明智家が使用していた「水色桔梗紋」は裏切りの紋として悪い印象を持たれてしまい他の武士たちは使用をやめたという話もあるようです。

この裏切りの歴史で1番の標的となった織田家では、「本能寺の変」以降桔梗という花を飾ったりするなどの行為を禁じたとの噂まであります。

本当かどうかをフィギュアスケートの織田信成君に聞いてみたいですね。

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桔梗の品種

桔梗の袋咲き

桔梗には様々な品種があり、青・紫・白・ピンク・斑入りといった花を咲かす種類があります。

以下では一般的に人気な桔梗の種類に関してご紹介させて貰います。

咲き方

一重咲き(ひとえざき):大きく印象的な花芯の周りを、花びらが囲んでいる定番の咲き方。綺麗に並んだ花形に好印象を受けます。

八重咲き(やえざき):花芯の上にも花びらが咲いており、中心まで細かく花びらが詰まっている咲き方。上品さが感じられる。

袋咲き(ふくろざき):ツボミのまま花びらを開かず、袋が膨らんだような形状で咲き通す咲き方

ウズキキョウ

ウズキキョウ(渦桔梗)は花弁が渦巻き状にねじれた珍しい品種です。青紫色・白などの種類があり独特の形状が観賞価値を高めています。

五月雨

五月雨(さみだれ)は白い花弁に青い筋が入る美しい品種です。花の色合いが五月の雨を連想させることから、この名前が付けられました。

ポップスター

矮性~(動植物が大きくならない性質)で草丈5~10cmで大輪の花を咲かせるピンク色の桔梗。耐寒性宿根草で色んな土地に順応しやすい品種とされています。

花言葉が「博愛」なのでプレゼントする時はメッセージカードにて誤解が生まれないよう注意。

小町桔梗

桔梗の中でも珍しい「袋咲き」の品種。名前の由来は生涯独身を貫いた「小野小町」だという説もあり、紫色の風船が膨らんだような花の咲き方が魅力的です。

涼風2号

こちらも袋咲きで淡い白の花が膨らんだように咲く桔梗の品種。

種が販売されており、1から育てるのをスタートして、育った桔梗の袋の形状を楽しんでいる人もおられるようです。

ピックアップ!桔梗は絶滅危惧種!?袋咲きって何?

今回の記事を作成するにあたり、筆者が気になった桔梗に関するエトセトラをピックアップして詳しくご紹介していきます。

桔梗に関して

・桔梗は絶滅危惧種に設定されている?
・袋咲きってどんなの?

桔梗は絶滅危惧種?

絶滅危惧種とは?

自然環境や人間活動による影響で、生存が危機に瀕している動植物の種を指します。これらの種は、個体数の減少や生息地の破壊などにより、将来的に絶滅する可能性が高いとされています。

桔梗は絶滅危惧II類(VU: Vulnerable)とされ、絶滅のリスクが高まっているものの今すぐに絶滅する危険性が非常に高いわけではない種に対するカテゴリーに分類されています。

先に結論から(安心させる意味も含め)申し上げますと、全ての桔梗が滅びる心配というわけではありませんでした。

確かに桔梗の野生種は地域によって絶滅危惧種に分類されています。(森林伐採・日本の気候変動などによるとされています)

ただ園芸品種として改良された桔梗や恵まれた環境・地域で生息する桔梗は、絶滅危惧種には分類されていませんでした。

しかし、日本の一部において桔梗が絶滅危惧種に指定されているのは確かです。生息地の減少や環境の変化、外来種の影響などが主な原因となっておりこれらの課題に対処するためには、生息地の保護、再生プロジェクト、教育と啓発活動などが重要です。

1人1人が気を付けて、桔梗を守るために頑張ろうといった簡単で身勝手な事は言えませんが、自分が住んでいる街や訪れる地域などの桔梗が絶滅危惧種に認定されていないかどうか、されていたら配慮を注ぐといった気遣いも大切に思えますね。(私の街は違ってました)

袋咲きってどんなの?

桔梗(袋咲き)

花びらが閉じたまま、ツボミが膨らんだかのように膨張し開花しない咲き方を袋咲きと言います。

まるで風船のようになる見た目で面白みがあると人気がありますが、膨らみ続けられるのは6割程度で、後の桔梗は時が経つにつれ徐々に遅咲きで花びらを開いていくのだそうです。

また花びらを開かなければ受粉ができないという理由から、園芸屋さんなどでは強引に(人工的に)開いて中のつぼみの花粉搾取に至るのだそうです。

何にせよ、風船みたいな桔梗を眺めているのも楽しそうですね(割りたくなるでしょう)

桔梗をプレゼント!一途さを誰に贈ろう?

桔梗の花言葉は主に愛を表現するモノが付けられています。

そんな花言葉に相応しい相手へのプレゼントとして、桔梗を贈ってみましょう。

結婚相手・プロポーズ

桔梗の代表的な花言葉である「変わらぬ愛・誠実」という想いを載せて結婚している相手にプレゼントするのがマッチしていると思われます。

一途な想いがこの先も変わらないという意思を伝える手段として、大切な人に贈るプレゼント品としてひと味違った表現に桔梗を贈るのは喜ばれるでしょう。

嫁さんに頭が上がらない旦那様は、桔梗が持つ白い花言葉の「従順」をしっかりと伝えるためにプレゼントしてみましょう。

母や父、祖母や祖父などの家族

桔梗は古くから愛されており、年配の家族の方々にも愛着を持っているという世代を超えた人気の花と言えるでしょう。

また桔梗は形状的にも華やかさが伝わりやすく、相手に気品さを与える意味を持って紫色の花を贈るのも良いと思われます。

誕生日・誕生花

桔梗が誕生花である友人や恋人などにプレゼントするのも喜ばれるでしょう。

桔梗の深い愛情という花言葉を星型の花に乗せながらプレゼントするのも良し、また袋咲きの品種も贈るのも面白みがあって良しと思われます。

桔梗には矮性(大きく育たない品種)の鉢苗も販売されており、比較的育てやすい品種なので、プレゼントする相手が育成できそうな性格なのであれば贈ってみましょう。

自分が生まれた日の誕生花を知るのは嬉しいものです。

知っトク?桔梗の誕生花

9月1日
10月22日
10月31日

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桔梗の育て方

桔梗の育て方

土壌の準備
桔梗は、水はけの良い土壌を好みます。軽い砂質土や腐葉土を混ぜた土壌が適しており中性から弱酸性(pH 6.0~7.0)の土壌がおすすめ。
植え付け
桔梗の植え付けは春(3~4月)もしくは秋(10~11月)に行うのが良いとされています。
植え付け方法としては、植え付ける場所を深さ20cm程度掘り返し、腐葉土や堆肥を混ぜて、土壌を改良。苗をポットから取り出し、根を広げて植え付け、その後たっぷりと水を与えます。
日当たりと水やり
桔梗は日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちますので、一日中日が当たる場所、または午前中日が当たる場所がおすすめ。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。過湿を避けるため、水はけの良い土壌を使用しましょう。
肥料
桔梗はそれほど多くの肥料を必要としませんが、適切な栄養を与えることで健康に育ちますので、春の植え付け時と開花前(6月頃)に緩効性の化成肥料を与えます。(バランスの取れた肥料~N-P-Kが均等なもの~がおすすめ)
支柱の設置
桔梗は高さが40cm~80cmに成長するため、風や雨で倒れやすいです。支柱を立てて、植物を支えましょう。
病害虫対策
桔梗は比較的病害虫に強い植物ですが、アブラムシや多湿環境で発生しやすい灰色かび病などの対策が必要になる場合があります。虫は早めに駆除し、湿りを軽減するため風通しを良くして適度な間隔で植え付けます。他に気にしたい害虫:ハダニ・クロウリハムシ・ヨトウムシ

知っトク?桔梗の増やし方

種子から育てる:春に種を蒔き、軽く土をかぶせます。発芽には2~3週間かかります。
挿し木:春に健康な茎を切り取り、水に挿して発根させた後、土に植え付けます。
株分け:秋に成長した株を掘り起こし、根を分けて再度植え付けます。

桔梗の茎から出てくる白い汁は、皮膚がかぶれる恐れがあるので触れないようにし、作業は手袋着用をおすすめしておきます!

もっと知りたい?桔梗の豆知識

分類キキョウ科キキョウ属
学名Platycodon grandiflorum
(プラティコドン・グランディフローラム)
英名Balloon flower
和名桔梗(キキョウ)
別名岡止々岐(オカトトキ)、きちこう
誕生花9/1、10/22、10/31
花色紫、白、ピンク、斑入り
花もち5~7日前後
原産地東アジア(日本・朝鮮半島・中国)
開花時期6~10月
出回り時期6~10月(最盛期は6~7月)
草丈15cm~1.2m程度
花の直径4~6cm程度
香り無香
ドライ×
桔梗の詳細

星型の花を咲かせる桔梗は多年草~一度植えれば、何年にもわたって花などを咲かせる植物~で英語の「Balloon flower」は風船のようなツボミに由来して名づけられました。

また学名の「Platycodon(プラティコドン)」はギリシャ語で「広い鐘」という意味を示しており、桔梗の開花した形状を表現しています。

桔梗は江戸時代に品種改良が促進されたと言われています。

名前の由来

桔梗という名前の由来

・キチコウという生薬の成分が転化して桔梗になった。
・吉凶を占う花として用いられており、キッキョウ⇒キキョウに転じた。
・桔梗という漢字には根がいくつも集まり、硬直している形状から定められたと言われている。

※桔梗という漢字には「吉 更」吉が更新されるという文字が入っているので、縁起が良い花と持ち上げられる事がある。また昔の武将たちは桔梗の模様を兜などに付けて戦をすれば勝利するとい良い縁起も伝わっている。

秋の七草~万葉集

桔梗は秋の七草~秋を代表する植物~とされています。

なぜ「秋の七草」と言われるようになったのか?その始めは奈良時代の山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ歌に由来されています。

秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花(万葉集1537番)
萩の花 尾花葛花なでし この花をみなへしまた藤袴朝顔の花(万葉集1538番)
頭文字秋の七草
女郎花(オミナエシ)
薄(ススキ)
桔梗(キキョウ)
撫子(ナデシコ)
藤袴(フジバカマ)
葛(クズ)
萩(ハギ)
秋の七草

これら七草の頭文字を取れば「お好きな服は?」という語呂合わせが可能になり覚えやすいという特徴もあります。

桔梗はあさがおと呼ばれていた?

日本に古くから伝わる伝統的な歌集の「万葉集」にも秋の七草は登場しますが、実は桔梗という花は出てきません。

その代わりに「あさがお」が登場しているのですが、この正体は実は桔梗なのでは?という説が有力とされています。

理由としてはあさがおが日本に渡来したのは奈良時代であり、また他の句でも桔梗と連想できる花を度々あさがおと記載されているという事に由来します。

桔梗と漢方薬

桔梗の根は漢方薬として用いられ「喉の痛みや咳の緩和・去痰作用・抗炎症作用・免疫力の向上」などに効果があるとされています。

使用例としては「煎じて飲む・漢方薬として処方される(桔梗湯)・外用薬として塗布する」などが挙げられ古くから観賞用だけでなく、生活の中での安心感を大小あるにせよ与えてくれる存在でもあったようです。

現在でも煎薬の桔梗湯(ききょうとう)や外用薬の石膏などで生活に溶け込んでいます。

サポニンという成分

桔梗が漢方薬として役立つ理由の1つに、根の部分に含まれる「サポニン」という成分が挙げられます。

「去痰・抗炎症・免疫調整・抗菌」といった色んな作用が期待されると言われていますが、サポニンの過剰摂取や誤った使用方法により「胃腸障害(下痢や嘔吐)・赤血球破壊・アレルギー反応」といった害を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。

サポニンを健康補助食品としての利用に関して不安がある方は医師や専門家に相談することをおすすめさせて貰います。

桔梗の他には?似た花言葉を持つお花たち

桔梗は好きだけど、私の彼氏は織田信長マニアだし…。

そんな裏切りという怖い花言葉が気になる人などに、桔梗と似た花言葉があるお花たちをご紹介します。

・アルケミラ・モリス(献身的な愛)
・エキナセア(深い愛 やさしさ)
・カーネーション(純粋な愛)
・ブルーレースフラワー(無言の愛)
・コスモス(真心)
・ムスカリ(寛大なる愛)

最後に

今回は桔梗に関する花言葉や怖いと言われる最低な男の物語などをご紹介しました。

個人的には、桔梗の花言葉が怖いとされる物語や袋咲きといった特徴的な品種が印象的でした。

絶滅危惧種にも分類されている桔梗を野道で見かけたら、大切にしてあげましょう☺

ライター紹介 Writer introduction

あねった

あねった

花屋で働いてたオテンバ者。 コピーライターの経験を活かし、花に関する知識をわかりやすく配信中。 内容があり、読みやすい記事作りを心掛けています。

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