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クレマチスの花言葉は怖い?5つの色別の意味と失敗しない贈り方

クレマチスの花言葉は怖い?5つの色別の意味と失敗しない贈り方

クレマチスの花言葉を調べていて、「精神の美」という前向きな意味と、「策略」という少し怖い意味の両方が出てきて戸惑っていませんか。

贈り物にしたいのに、悪い意味があるなら避けたほうがいいのだろうか。そう迷う方はとても多いです。

花屋で働いていた頃も、クレマチスの鉢植えを前に「これ、母の日に贈って大丈夫ですか?」と聞かれることがよくありました。

この記事では、クレマチスの花言葉を色別・由来まで整理したうえで、怖いと言われる理由の正体、そして実際に贈るときの選び方までまとめています。自分で育てて感じたこともあわせてお伝えしますね。

執筆・監修者情報

さるった

さるった

元花屋の店員

お花マニア。花屋勤務経験とコピーライター経験を活かし、花の育て方・花言葉・季節の花情報を発信しています♪初心者の方にもわかりやすく、実際の経験に基づいた情報をお届けしています。

クレマチスの花言葉一覧

クレマチスの花言葉一覧

クレマチスの花言葉は、全体としては前向きで品のある意味が中心です。まずは代表的なものから押さえていきましょう。

花言葉込められた意味
精神の美内面の美しさをたたえる
高潔気高く清らかな心
旅人の喜び道行く人を迎える歓迎の気持ち
美しい心やさしさや誠実さ
策略・たくらみヨーロッパの逸話に由来

全体に共通する代表的な花言葉「精神の美」

クレマチスを語るうえで外せないのが「精神の美」です。

この花はツルが驚くほど細く、指で触れると頼りないほど。それなのに、その先には手のひらほどの大輪が堂々と咲きます。

細い茎に大きな花を支えるその姿から、外見ではなく内面の強さや美しさを表す意味が生まれました。人柄をほめたいときにぴったりの花言葉です。

色別で変わるクレマチスの花言葉

先にお伝えしておくと、クレマチスは色別の花言葉があまり定着していない植物です。

バラのように色ごとの意味がはっきり決まっているわけではなく、紹介するサイトによって内容が違うこともあります。

ですから実際の贈り物では、色ごとの意味にこだわるより花色が相手に与える印象で選ぶほうが失敗しません。花屋にいた頃も、そうご案内していました。

花色与える印象と向くシーン
上品で落ち着いた印象。目上の方へ
清潔感がある。新築祝いや開店祝い
ピンクやわらかく明るい。母の日や誕生日
華やかで存在感がある。記念日に
涼しげで大人っぽい。夏の贈り物に

英語圏で使われるクレマチスの花言葉

海外でも意味はおおむね共通しています。

英語では「mental beauty(精神の美)」のほか、「ingenuity(創意工夫)」という言葉が添えられることがあります。

ツルを自在に伸ばして支柱に絡みつく性質が、知恵をはたらかせる姿と重ねられたのでしょう。日本語の花言葉より、少しユーモアのある解釈ですね。

怖いと言われる花言葉

クレマチスの怖い花言葉

クレマチスの花言葉が怖いと言われる最大の理由は、「策略」「たくらみ」という一語が混ざっているためです。

ただ、その由来を知ると印象はかなり変わります。順番に見ていきましょう。

「策略」「たくらみ」が生まれた驚きの由来

この花言葉の背景には、中世ヨーロッパの少し切ない話が伝わっています。

クレマチスの茎や葉を切ると、透明な樹液が出てきます。この樹液が皮膚につくと、かぶれて赤くただれてしまうのです。

当時の物乞いたちは、これをあえて肌に塗って傷のように見せ、道行く人の同情を引いたと言われています。

そのため英語圏では「beggar’s herb(乞食の草)」という別名まで残りました。ここから「策略」という花言葉が生まれたわけです。

つまり花そのものが不吉なのではなく、人間の使い方に由来する言葉。そう考えると、怖さはずいぶん薄れませんか。

有毒植物という一面も怖さの理由

もうひとつの理由が、クレマチスが有毒植物に分類される点です。

キンポウゲ科の植物にはプロトアネモニンという成分が含まれ、樹液に触れると皮膚炎を起こすことがあります。口にすれば当然、体に害があります。

私も初めて剪定したとき、素手で作業して指先がヒリヒリしたことがありました。それ以来、必ず薄手の手袋をつけています。

とはいえ、触れずに眺めるぶんには何の問題もありません。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、置き場所だけ気をつけてください。

怖い花言葉は贈り物で気にすべきか

実際のところ、気にする必要はほとんどありません。

花屋の店頭で「策略」という花言葉を持ち出すお客様は、10年近く働いていて数えるほどでした。日本で広く知られているのは、圧倒的に「精神の美」のほうです。

どうしても不安なら、メッセージカードに伝えたい花言葉を一言そえてしまうのが確実。受け取った側の解釈は、その一文でほぼ決まります。

花言葉の由来と歴史

クレマチスの花言葉の由来と歴史

クレマチスの花言葉は、この植物が人の暮らしのそばで果たしてきた役割から生まれています。名前の意味を知ると、より腑に落ちるはずです。

旅人を迎えた花「旅人の喜び」の背景

ヨーロッパの原種のひとつに、Clematis vitalba という種があります。

この植物は街道沿いの生け垣に自然に絡みつき、夏になると白い小花を一面に咲かせました。

徒歩で長い距離を移動していた時代、疲れた旅人にとってその花は、休息と目印を意味する存在だったのでしょう。英名はそのまま「Traveller’s Joy(旅人の喜び)」。花言葉の「旅人の喜び」「歓迎」はここから来ています。

細い茎に強さを宿す姿が生んだ意味

「精神の美」「高潔」が生まれた理由は、やはりその花姿です。

クレマチスのツルは木のように太くなりません。それでも風に揺れながら、大輪の花をしっかり支え続けます。

庭で育てていると、台風の翌朝でも花が無事だったことに驚かされます。しなやかさこそが強さという感覚は、実際に育てるといっそう実感できますよ。

名前の語源と「つる性植物の女王」の異名

学名の Clematis は、ギリシャ語の「klema(クレマ)」に由来します。意味は「ツル」や「若い枝」。名前がそのまま特徴を表しているわけです。

また、クレマチスは花色の幅が広く、品種数も非常に多いことから「つる性植物の女王」と呼ばれています。

ちなみに日本での別名は「鉄線(テッセン)」。ツルが針金のように硬くて丈夫なことから付いた名前です。

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クレマチスの特徴と種類

クレマチスの特徴と種類

クレマチスはキンポウゲ科センニンソウ属のつる性多年草で、一度植えれば毎年花を咲かせます。ここは意外と知られていないポイントです。

キンポウゲ科ならではの花びらの秘密

驚かれることが多いのですが、クレマチスに花びらはありません。

花びらに見えるあの部分は、正確には萼片(がくへん)です。萼片とは、本来はつぼみを包んで守る部分のこと。

それが花びらのように大きく色づいたのが、クレマチスの花の正体です。だから雨に打たれても散りにくく、開花期間が長めなんですね。

早咲き・遅咲きで変わる開花時期

クレマチスの開花時期は、系統によってかなり幅があります。

  • 早咲き系…4月から5月に咲く。春の庭の主役になる
  • 中咲き系…5月から6月が中心。大輪の品種が多い
  • 遅咲き系…6月以降。四季咲き性で秋まで楽しめるものも

系統を組み合わせて植えると、春から秋まで途切れず花が見られます。私の庭でも早咲きと四季咲きを並べていて、これが一番のおすすめです。

人気品種と花色ごとの印象の違い

初心者に人気なのは、育てやすさで定評のある品種です。

  • H.F.ヤング…青紫の大輪。花付きがよく丈夫
  • ドクター・ラッペル…濃いピンク。存在感が抜群
  • 白万重(しろまんえ)…緑がかった白の八重咲き。上品
  • モンタナ系…小花が房で咲き、ほのかな香りがある

香りを楽しみたいならモンタナ系が候補になります。大輪品種の多くは香りがほとんどないので、そこは期待しすぎないほうがいいかもしれません。

クレマチスの花言葉の活かし方

クレマチスの花言葉の活かし方

クレマチスは「人柄をほめる花」であり、「その場に根づくことを願う花」でもあります。この2つを押さえておくと、贈るシーンが自然に決まります。

「精神の美」を贈りたい相手はどんな人か

この花が一番似合うのは、控えめだけれど芯のある人です。

たとえば、長年支えてくれた恩師や上司。表に出ないところで努力してきた同僚。いつも家族を気づかってくれるお母さん。

外見ではなく内面をたたえる花言葉なので、年齢や性別を問わず使えるのも便利なところです。恋愛感情を連想させにくいぶん、目上の方にも安心して贈れます。

開店祝い・新築祝いで選ばれる理由

鉢植えのクレマチスは、開店祝いや新築祝いと相性が抜群です。

理由は「旅人の喜び」「歓迎」という花言葉。訪れる人を迎え入れるという意味が、店舗や新しい住まいにぴったり重なります。

玄関先や店先で行灯仕立ての鉢が咲いていると、それだけで印象がやわらぎます。実際、開店祝いに選ばれる鉢物として、じわじわ人気が出ている花です。

ただしお見舞いに鉢植えを贈るのは避けてください。「根づく」が「寝つく」を連想させるため、昔から縁起が悪いとされています。この場面では切り花のアレンジメントを選びましょう。

鉢植えギフトに添えるメッセージ文例

花言葉は、一言そえるだけで伝わり方が変わります。そのまま使える例を挙げておきますね。

  • 母の日に…「細い茎で大きな花を支えるクレマチスみたいに、いつも家族を支えてくれてありがとう」
  • 恩師へ…「精神の美という花言葉を持つ花です。先生から教わった姿勢を、これからも大切にします」
  • 開店祝いに…「旅人の喜びという花言葉のとおり、多くのお客様を迎えるお店になりますように」
  • 誕生日に…「一年を通して咲き続けるこの花のように、健やかな一年になりますように」

凝った表現より、花の特徴に触れた一文のほうが心に残ります。

ガーデニング視点の楽しみ方

クレマチスのガーデニングでの楽しみ方

クレマチスは初心者でも育てやすい部類ですが、剪定だけは最初につまずきやすいポイントです。ここを知っておくと翌年の花数が変わります。

剪定タイプで変わる翌年の花付き

クレマチスの剪定は、大きく3タイプに分かれます。

タイプ剪定の考え方
新枝咲きその年伸びた枝に咲く。強く切ってよい
旧枝咲き前年の枝に咲く。切りすぎると咲かない
新旧両枝咲きどちらにも咲く。軽めの剪定が無難

私は最初の年、旧枝咲きの品種を地際までばっさり切ってしまい、翌春まったく咲かせられませんでした。

買うときに必ずラベルで剪定タイプを確認すること。これだけで失敗はほぼ防げます。

育てて気づく花言葉との重なり

クレマチスを育てていると、花言葉の意味を体感する瞬間があります。

植え付けの1年目は、ツルばかり伸びて花が少ないことも珍しくありません。

ところが2年目、3年目と根が育つにつれて、花数が驚くほど増えていきます。地上より先に、見えない部分がしっかり育っているんですね。

「精神の美」という言葉が、育てる側にもじわりと響いてくる植物だと思います。

切り花より鉢で贈りたい理由

プレゼントにするなら、私は鉢植えをおすすめしています。

クレマチスは茎が中空で水が上がりにくく、切り花にすると日持ちがしにくい性質があります。フラワーアレンジメントで見かける機会が少ないのも、このためです。

一方、鉢植えなら毎年花を咲かせてくれます。「長く楽しめる贈り物」として選ぶなら、鉢のほうが断然向いています。

クレマチスの雑学

クレマチスの雑学

クレマチスは、ヨーロッパ・中国・日本の原種が交わって生まれた国際的な花です。知っておくと見る目が少し変わります。

昔の欧州で「乞食の草」と呼ばれた話

先に触れた「beggar’s herb」という別名ですが、これは決してマイナーな逸話ではありません。

ヨーロッパの植物誌にも記録が残っていて、クレマチスの毒性が古くから知られていた証拠でもあります。

美しい花に危険な一面がある。この二面性こそが、クレマチスの花言葉が今も語り継がれている理由なのかもしれません。

日本原産のカザグルマとの深い関係

実は日本にも、クレマチスの仲間が自生しています。

それがカザグルマセンニンソウ。特にカザグルマは、8枚の萼片が風車のように開く美しい原種です。

幕末から明治にかけて、このカザグルマがヨーロッパへ渡り、中国原産のテッセンなどと交配されました。そこから今の大輪品種が次々と生まれています。

園芸店で見かける華やかなクレマチスのルーツをたどると、日本の野山にたどり着く。そう思うと、少し誇らしい気持ちになりませんか。

家紋や装飾デザインに残る姿

日本では古くから「鉄線」の名で親しまれ、鉄線紋という家紋にもなっています。

着物の文様や襖絵、茶道具の意匠にも登場します。江戸時代にはすでに観賞用として広く栽培されていました。

西洋の花というイメージが強いクレマチスですが、日本の美意識とも長い付き合いがあるんですね。

記念日に選ばれる理由

クレマチスが記念日に選ばれる理由

クレマチスが記念日の花として選ばれるのは、ツルが支柱に絡んで伸びる性質が、人の結びつきと重ねられるからです。

つるが絡む姿が示す絆の象徴性

クレマチスは、細いツルを何かに巻きつけながら上へ伸びていきます。

単独では立てない。けれど支えがあれば、大輪を咲かせるほど高く育つ。

この姿が、支え合う関係の象徴として語られることがあります。結婚記念日や長年連れ添ったご夫婦への贈り物に選ばれるのは、そうした理由からです。

結婚記念日の花として広まった経緯

もともと日本で結婚記念日の定番といえば、バラやカーネーションでした。

そこにクレマチスが加わってきたのは、鉢物としての流通が増えた比較的最近のことです。

毎年決まった季節に咲き、年を追うごとに株が充実していく。時間とともに育つ関係を重ねやすいという点で、記念日の花として自然に受け入れられていきました。

関連する花の花言葉

クレマチスに関連する花の花言葉

クレマチスの花言葉に興味を持たれたなら、似た性質を持つ花もあわせて知っておくと選択肢が広がります。

同じつる性の花トケイソウの花言葉

ツル性で個性的な花姿という点で、トケイソウはクレマチスとよく比較されます。

時計の文字盤のような独特の形と、宗教的な由来を持つ花言葉が特徴です。庭のフェンスに絡ませる使い方もよく似ています。

詳しくはトケイソウの記事でまとめていますので、あわせてどうぞ。

トケイソウの花言葉に関するページはコチラ♪

怖い花言葉を持つ花との比較

「策略」で驚いた方には、ほかの花の意外な花言葉も面白く感じられるはずです。

彼岸花やトリカブト、ジギタリスなど、背景に物語を持つ花はいくつもあります。

由来を知ると印象が変わる点は、クレマチスとまったく同じです。

怖い花言葉に関するページはコチラ♪

夏の花一覧からほかの花も探す

クレマチスは初夏から夏にかけて楽しめる花のひとつです。

同じ季節に咲く花をまとめた一覧記事もありますので、贈り物や庭づくりの参考にしてみてください。

夏の花一覧に関するページはコチラ♪

まとめ

クレマチスの花言葉について、最後に要点を整理しておきます。

  • 代表的な花言葉は「精神の美」「高潔」「旅人の喜び」
  • 「策略」は中世ヨーロッパの逸話が由来で、花そのものが不吉なわけではない
  • 色別の花言葉は定着しておらず、印象で選ぶほうが実用的
  • 内面をたたえる意味なので、恩師・上司・母親への贈り物に向く
  • 切り花より鉢植えのほうが長く楽しめる
  • 剪定タイプの確認と、作業時の手袋が失敗を防ぐコツ

結論として、クレマチスは怖い花ではありません。細いツルで大輪を支えるその姿は、むしろ静かな強さを感じさせてくれる花です。

贈るときも、育てるときも。この花の背景を少し知っているだけで、目に映る景色が変わってきますよ。

クレマチスの花言葉でよくある質問

Q1.クレマチスの花言葉に悪い意味はある?

「策略」「たくらみ」がありますが、日本ではほとんど浸透していません。
一般的に知られているのは「精神の美」「高潔」といった前向きな意味です。贈り物として避ける理由にはならないと考えて大丈夫ですよ。

Q2.何色を贈るのが無難ですか?

迷ったら紫か白を選んでください。
紫は落ち着きと品があり、目上の方にも失礼になりません。白は清潔感があり、新築祝いや開店祝いによく合います。

Q3.母の日に贈っても大丈夫ですか?

まったく問題ありません。むしろおすすめです。
内面の美しさをたたえる花言葉は、お母さんへの感謝と自然に重なります。近年は母の日向けの鉢植えとして、店頭に並ぶ数も増えました。
カーネーションと少し違うものを贈りたい年に、ちょうどいい選択肢になります。

Q4.花が終わった後はどうすればいい?

咲き終わった花は、早めに摘み取ってください。種を作らせないことで株の体力が保たれます。
そのあとの剪定は、必ず品種の剪定タイプを確認してから。作業時は手袋を忘れずに。樹液でかぶれることがあります。

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