月下美人の花言葉をご紹介!本やネットの情報を徹底調査し掲載させて貰っています。
また月下美人の花言葉が怖いとウワサされる原因や、実際の言葉の意味も深掘りして紹介させて貰っています。
月下美人はいつ咲くのか?という疑問なども調べましたので、そちらもご参考になればと思います。
ピックアップでは月下美人の香りや食用品としてのetcを紹介しています。
このサイトの(本数や色別を含む)花言葉は、書籍やインターネットでの紹介数や一致点が多かった情報を元に記載しています。
その中で、筆者が興味を惹かれた内容や情報はピックアップしてお届けさせて貰います。
まずは知っトク?月下美人はいつ咲く?
結論:月下美人はいつ咲く?夜に開花し朝には萎みます。
月下美人がいつ咲くのか、などの特徴を最初に知っておけば、花言葉の意味や付けられた由来なども理解しやすいと思われるので、最初に主な性質をご紹介させて貰います。
・夜にしか咲かない夜行性の花
・開花する回数が少なく、短命である(年に1~5回程度しか咲かない)
・短い命の中、ゴージャスで豊麗な花を咲かせる
・香りが強く、ジャスミンのような芳香だと言われている
月下美人の花言葉~書籍シリーズver
※書籍は出版年数が新しいものから紹介しています。(2023年~1998年)
花言葉から探せる花屋さんの「花」図鑑なし
植物画で彩る美しい花言葉なし
花のことば辞典危険な快楽
素敵な花言葉と花の図鑑はかない恋・艶やかな美人・秘めた情熱
美しい花言葉☆花図鑑なし
想いを贈る花言葉 ちいさな花物語なし
花言葉☆花事典なし
花言葉・花贈りなし
月下美人の花言葉は「危険な快楽」「はかない恋」「艶やかな美人」「秘めた情熱」が2冊の本から発見できました。
8冊中、2冊しか花言葉の記載が無いという思わぬ事態😅月下美人という単語自体は私が調べた限りのGoogle検索では「月間90,500件」を超えるほど調べられているのですが、なぜか紹介されている本は少なかったです。
別名の「月来光(ゲツライコウ)」や「女王花(ジョオウバナ)」で調べ直してもありませんでした。
月下美人の花言葉~ネットver
ネット上では月下美人の花言葉は「艶やかな美人・はかない恋」と本と同じものから「はかない美・ただ一度会いたくて・美人薄命・媚態・強い意志・繊細・秘めた情熱・真実の時・やさしい感情を呼び起こす」などが新たに発見されました。
さらに他にも「デリカシー・あでやかな美人・一夜限りの過ち」といったものを記載しているページもあり、8冊中2冊しか掲載の無かった書籍と違ってネット上では様々な花言葉が紹介されていました。
・月下美人の花言葉(フランス):「快楽」「肉感的」
・月下美人の花言葉(イギリス):「危険な快楽」
・月下美人の花言葉(ドイツ):「夜の女王」
・月下美人の花言葉(中国):「一瞬の美」
花言葉の由来
それぞれの花言葉の由来をご紹介させて貰います(一部抜粋)
ただ一度会いたくて
これは月下美人の特性~年に1度、夜に開花する性質~から付けられた花言葉と言われています。
ごくわずかな回数で、しかも夜にしか咲かない月下美人の心奪われる豊麗な姿に「ただ一度会いたくて」名づけられたとされています。
ただ一度会いたくて1晩中、花を観察する人やカメラを固定し回して開花する様子を撮影する人もおられるそうです。
儚い恋・儚い美
これも月下美人の数少ない開花の特性と、夜に咲いて朝には萎んでいるという「儚さ」から付けられた花言葉と言われています。
多くの人を魅了する美は短時間しか味わえない、もしくは出会う事さえデキないかもしれないといった儚さを連想させる月下美人の咲き方が由来しています。
あでやかな美人
月下美人は、そのキレイとされる風貌を夜に魅せるという理由から「あでやかな美人」という花言葉が付けられたとされています。
主に生態系が活動する昼間に花を咲かす他の品種と違い真夜中にだけ姿を現す性質が、美しさを更に際立たせあでやかさ~色気があり華やかさを感じさせる~という印象を上乗せしたと思われます。
美人薄命
月下美人は深夜に多くの人々を魅了する純白大輪の花を咲かせますが、その美しい姿を魅せられるのは短い時間だけです。
それにより「美人薄命」~美人は運に恵まれず短命な場合が多い~という意味を持つ花言葉が月下美人には付けられたとされています。
強い意志
月下美人の強い意志という花言葉は、サボテン科で日照りに強く水分が足りない乾燥地帯でも息絶える事の無い植物が由来していると言われています。
花自体は1日で萎れてしまうという弱さがありますが、植物自体の命は多年草であり厳しい環境でも生き続ける事ができるので、こうした強さを示す花言葉が付けられたそうです。
繊細
月下美人の繊細という花言葉は、上記の強い意志が植物自体の生態を表現したものと違い、主に花の様子を示しているとされています。
花びらは細くしなやかで、開花するにもある程度の配慮(水やりの頻度など)が必要であり弱弱しさを感じさせる繊細な様子から付けられた花言葉と言われています。
デリカシー
月下美人のデリカシーという花言葉には、上記の繊細と同じように開花させるのにある程度の配慮、デリカシーを持って育てないとならないという理由から付けられたという説があります。
また人間の場合でも、美人な女性は人から注目される事が多く、見られる(見られてしまう)存在なので、デリカシーのある人が多いという事も由来していると言われています。
美人はデリカシーを持たざるを得ないんですね😅(叩かれちゃうから)
秘めた情熱
月下美人の「秘めた情熱」という花言葉は、この花が普段ほとんどの時間をツボミの状態で過ごしている事が由来しているとされています。
そして、夜中に秘めていた情熱を解き放つように、魅力的な花姿と香りを放出する様子から付けられたと言われています。
月下美人は普段、人々を魅了する情熱的な姿を秘密にしている性質から、この花言葉が命名されたと思われます。
優しい感情を呼び起こす
月下美人の「優しい感情を呼び起こす」という花言葉は、この花の香りが由来しているとされています。
香りには私たち人間の過去の記憶を呼び起こすプルースト効果があると言われており、月下美人の良き香りが優しい感情を呼び起こすキッカケになるという事から付けられた花言葉と言われています。
危険な快楽
イギリスでの月下美人の花言葉とされている「危険な快楽」
これは、月下美人の見た目(純白大輪のゴージャスさ)と強い香りが危険なほど人々を魅了する、言い換えれば快楽を与えるとして名づけられた花言葉と言われています。
これは「月下美人の花言葉は怖い」に関係してくるので、後ほどご紹介します。
色別・本数による月下美人の花言葉は無し
基本的に月下美人は白の品種が多いですが、極まれに薄いピンクの花を咲かすものや白とクリーム色の中間色のような色合いを持つ花の種類も存在します。
ただ、月下美人には色別による花言葉はありません。
また薔薇やひまわりとは違って月下美人という植物には本数による花言葉もありませんでした。
英語での花言葉
・Dangerous pleasure:(危険な快楽)
・Ephemeral Beauty:(儚い美しさ)
・Queen of the Night:(夜の女王)
・Transient Beauty:(一瞬の美しさ)
・Fleeting Joy:(儚い喜び)
・Momentary Delight:(束の間の喜び)
月下美人の花言葉が怖いとウワサの原因
結論:月下美人の花言葉で怖いとされるのは「危険な快楽」。
Google検索では月下美人の花言葉は(何が)怖い?と調べる人もおられます。(月間検索数5,400件)
ではどんなものが怖いなと思われるのか?その原因などを調査したところ、次のような結論が導き出されました。
・危険な快楽という花言葉があるから
・縁起が悪い花と言われる事があるから
怖いとウワサされる原因①危険な快楽
この月下美人の花言葉はプラスにもマイナスにも受け取れる表現とされています。
<プラス面>
その純白大輪の華やかさと強い芳香が危険なほど人々を魅了する花としての高い美的評価。
<マイナス面>
人々に高く評価される美を持つ月下美人は、人々の意識に危険なほど快楽を与えてしまい支障をきたしてしまう可能性がある。
マイナス面を深堀りすれば、煙草・マリファナ・薬といった人が快楽を得るために身体などに危険を及ぼすとわかっていても続けてしまうものと似ているからと言えるでしょうか?
人々を魅了し、その美しさと香りが持つ優雅さに危険なほどの快楽が感じられるといった理由から月下美人の花言葉は怖いと言われる原因となっているようです。
とはいえ、月下美人には我々人間に危険を及ぼす性質は無く、危険とされるまでの中毒性は無いと思われるので、特に怖いとされるこの花言葉を気にする必要はないと思われます。
怖いとウワサされる原因②縁起が悪い花
月下美人には「年に1~5回程度しか咲かない」「すぐに枯れてしまう」「夜にしか咲かない」「コウモリが寄り付く」といった理由から縁起が悪い花と言われてしまう事もあるようです。
その為、月下美人の花言葉は怖い(のでは?)と言われる原因ともなっているようです。
なかなか姿を魅せず、咲いたと思えばすぐに枯れる短命さから縁起が悪いと言われる事もあるようですが、むしろその短い命の中で神秘的な花を咲かせる品種としても捉えられている事は記載させて貰います。
美人薄命という花言葉が、縁起が悪いという意見を緩和させてくれるでしょう。
月下美人の品種
月下美人には20種類程度の原種があり、そのほとんどが白色をしていますが、園芸品種として10種類ほどの交配種が生み出されておりピンクなどの花を咲かす品種もあります。
以下で月下美人の代表的な品種をご紹介させて貰います。
姫月下美人
姫月下美人(ヒメゲッカビジン)は月下美人よりも小型の花を咲かせる品種で基本的には白色ですが、薄いクリーム色やピンク色のバリエーションもあります。
平たい茎状の葉を持っており、濃い緑色で艶があります。
満月美人
満月美人(マンゲツビジン)の花は大きく直径20~30cmにもなります。花の色は白色が一般的で、中心部に黄色みを帯びることがあります。
細長く、緑色の茎が特徴でトゲが少なく柔軟性があり、葉のように見える部分も茎の一部だと言われています。
宵待孔雀
宵待孔雀(よいまちくじゃく)は別名「孔雀サボテン」とも呼ばれ、花径15cm以上の大きな花を咲かせる月下美人との交配種です。
主に白色で、中心部に黄色や淡いピンクの色合いを帯びることがあり夏から秋にかけて咲き、特に夜に開花することが多いです。一夜限りでしぼむことが多いため、「宵待」と名付けられています。
歌麿呂美人
歌麿呂美人(うたまろびじん)は月下美人と宵町孔雀の交配種で、淡いピンク色のガクにやや小ぶりの白い花を咲かせる品種。
実が食用として利用されます。
十三夜美人
十三夜美人(じゅうさんやびじん)は、20~30cm程の美しい花を咲かせる品種で白色が一般的、中心部が淡い黄色を帯びることがあります。
夏から秋にかけて開花します。名前の通り、十三夜(十五夜の後の十三夜の月が出る夜)に咲くことが多いとされていますが、実際には気候や環境により開花のタイミングが異なります。
ピックアップ!月下美人の香りと食用品
今回の記事を作成するにあたり、筆者が気になった月下美人の香りなどに関するエトセトラをピックアップして詳しくご紹介していきます。
・どんな香りがするの?
・食用品としても流通してるの?
月下美人の香り
・香りの強さ:月下美人の香りは非常に強く、夜に開花すると周囲に広がります。庭や室内で育てている場合、その場所全体が香りで満たされることがあります。また道で歩いていても、その香りによって月下美人が傍にあると気づくほどの強さがあると言われています。
・香りの種類:月下美人の香りは非常に甘く、バニラやジャスミンのような甘いフローラルノートが特徴です。また甘さの中にエキゾチックな要素も感じられ、どこか神秘的で魅惑的な香りです。
フローラルノート⇒ローズやジャスミン、ミュゲ(スズラン)などの花香調のこと。
エキゾチック⇒異国の情緒・味わいを持つさま。異国風。
・香りの持続性:月下美人の花は一夜限りでしぼんでしまいますが、その間の香りは非常に強く持続します。夜に咲き始め、翌朝まで香りを楽しむことができます。
・香りの影響:甘く心地よい香りは、リラックス効果をもたらし、心を落ち着ける効果があります。多くの人々がその香りに魅了され、月下美人が「夜の女王」と称される所以でもあります。
楽天市場では「月下美人の練り香水」という商品が販売されていました。
月下美人が強い香りを放つ理由の1つに、コウモリをおびき寄せるためと言われています。
夜行性の月下美人は繁殖のため、同じく夜行性のコウモリに花粉を運んで貰い受粉するために強い香りと夜でもわかりやすい純白大輪を咲かせおびき寄せていると言われているのです。
食用品としての利用
花の利用
月下美人の花スープ:乾燥させた月下美人の花を鶏肉や豚肉、ハーブと一緒に煮込んで作るスープです。月下美人の花は、独特の風味と栄養価を加えるため、薬膳料理としても人気です。
ハーブティー:乾燥させた月下美人の花をティーバッグやハーブティーとして利用することがあります。花の甘い香りと微妙な味が楽しめます。
その他:天ぷら・和えもの・酒
栄養と健康効果
月下美人の花はビタミンやミネラルが豊富で、以下のような健康効果が期待されます。
・抗酸化作用:月下美人の花には抗酸化作用を持つフラボノイドが含まれており、細胞の老化防止に役立つとされています。
・免疫力向上:ビタミンCが豊富に含まれているため、免疫力の向上や風邪予防に効果があります。
・鎮静効果:甘く心地よい香りは、リラックス効果や鎮静効果があるとされ、ストレスの軽減に役立ちます。
また花の他にも月下美人の茎や葉には食用としての利用はないものの、植物全体が薬効成分を持っているとされるため、一部の伝統医学や民間療法で利用されることがあります。
台湾などでスープにして食される事が多いそうですよ。
月下美人の育て方
土の選び方:市販のサボテン用の土や、観葉植物用の土にパーライトや砂を混ぜたものが適しています。成長期には月に1度、液体肥料を与えるのが良いですが休眠期に肥料は不要です。
温度:15~25℃の環境が理想的で、冬場も10℃以上を保つために室内での管理がおすすめです。真夏の直射日光は避け、日陰で明るめの場所に置いてあげましょう。
水やり:春~秋にかけては土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えますが、冬場は水やりを控えめにし月に1~2回程度で良いとされています。
剪定:春から初夏に剪定するのがおすすめで、古い枝や弱い枝を剪定して全体の形を整えます。
植え替え:2~3年に1度、春から初夏にかけて行い、根が詰まってきたら一回り大きな鉢に植え替えしてあげましょう。
病害虫対策:アブラムシやカイガラムシが発生する可能性が高く、見つけた場合は市販の殺虫剤などで速やかに取り除きましょう。
もっと知りたい?月下美人の豆知識
分類 | サボテン科クジャクサボテン属 |
学名 | Epiphyllum oxypetalum |
英名 | Dutchmans pipe cactus |
和名 | 月来香(ゲツライコウ)、女王花(ジョオウバナ) |
誕生花 | 8/28、11/20 |
花色 | 白色 |
花もち | 1~3日程度 |
原産地 | メキシコ熱帯雨林地帯 |
開花時期 | 6~10月 |
出回り時期 | 5~11月 |
草丈 | 1~2m程度 |
花の直径 | 20~25cm程度 |
香り | 高貴な香り |
ドライ | × |
純白で大輪の花を咲かす月下美人は多年草~一度植えれば、何年にもわたって花などを咲かせる植物~の多肉植物(葉や茎の内部にある柔組織に水を貯蔵している植物)です。
名前の由来
月下美人という名前の由来には、主に2説あげられます。
1,月夜の下に咲く、美人な花だから
2,台湾総督が「月下の美人であります」と答えたから
1,に関しては月下美人の生態により、そのまま付けられた名前の由来と言えます。
2,に関しては過去のエピソードがあり、昭和天皇が皇太子の頃、台湾を訪れた際に目にしたこの花の名を当時の台湾総督に尋ねたところ「月下の美人であります」と答えたことに由来しているとされています。
月下美人の他には?似た花言葉を持つお花たち
月下美人は好きだけど、年に1回しか咲かないというし…。
そんな人には、月下美人と似た花言葉があるお花たちをご紹介します。
・レモンリーフ(純粋な愛)
・ワイヤープランツ(純愛・あなたを想っています)
・エリンジウム(秘めたる愛)
・ブルーレースフラワー(無言の愛)
・セルリア(ほのかな思慕)
・オンシジウム(神秘的な恋)
・リューカデンドロン(沈黙の恋)
・ギリア(気まぐれな恋)
・ミヤコワスレ(短い恋)
・リューカデンドロン(沈黙の恋)
最後に
今回は月下美人の花言葉や怖いとされる原因などをご紹介させて貰いました。
夜中でも目立つような純白大輪と強い香りを持ち、しかも数える程度しか開花しないという魅惑の花でした。
一度でも生で月下美人が開花する様子を見たい!という人は苦労するかもしれませんが、達成した時の喜びは大きいでしょう☺頑張ってください。