
「弟切草(オトギリソウ)の花言葉って、なんだか物騒な意味がありそう」
そんなイメージを持って検索された方も多いのではないでしょうか。
黄色くかわいらしい見た目とは裏腹に、弟切草の花言葉には「秘密」や「恨み」といった、少し重たい意味が含まれています。
実はこの花言葉、日本に伝わるひとつの悲しい伝説がもとになっているんです。
この記事では、元花屋のスタッフとしてフラワーアレンジメント教室でもこの花を扱ってきた経験をもとに、弟切草の花言葉の意味や由来、そして名前にまつわる伝説まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
執筆・監修者情報

さるった
元花屋の店員
お花マニア。花屋勤務経験とコピーライター経験を活かし、花の育て方・花言葉・季節の花情報を発信しています♪初心者の方にもわかりやすく、実際の経験に基づいた情報をお届けしています。
弟切草の花言葉とは

弟切草の花言葉は「秘密」「恨み」「怨念」「復讐」の4つが代表的です。
可憐な黄色い花からは想像しにくいかもしれませんが、これらはすべて後ほど紹介する名前の由来と深く関わっています。
花全体に共通する基本の意味
星のような形をした黄色い花びらが特徴の弟切草ですが、花言葉自体は色による違いがほとんどありません。
どちらかというと、花の見た目よりも「名前の由来となった物語」から花言葉が生まれた、めずらしいタイプの植物です。
誕生花としての弟切草
弟切草は7月から8月にかけて誕生花とされている日があります。
夏に咲く花なので、ちょうどこの時期に生まれた方への話題としてもおもしろい植物だと思います。
花言葉に込められた意味

結論からお伝えすると、弟切草の花言葉はすべて「秘密を漏らしたことへの怒りや悲しみ」を表現したものです。
一つひとつの言葉には、それぞれ少しずつ異なるニュアンスが込められています。
秘密や怨念という言葉の由来
「秘密」という花言葉は、後ほど紹介する伝説の中で、ある人物が門外不出の秘伝を他人に漏らしてしまったことに由来しています。
「怨念」や「恨み」は、その行為に対して抱かれた激しい怒りの感情がそのまま言葉になったものです。
悲しみを表すとされる由来
花言葉というと、恋愛や祝福のイメージを持たれる方が多いかもしれません。
ですが弟切草のように、悲しみや後悔といった感情を表す花言葉も、日本の植物には意外と多く存在します。

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名前や由来にまつわる伝説

弟切草という名前は、平安時代に実在したとされる兄弟の悲しい言い伝えから来ています。
この伝説を知ると、花言葉の意味もすんなりと理解できるはずです。
名前の由来となった悲しい言い伝え
昔、鷹の傷を治す秘薬としてこの植物を使っていた鷹匠の兄弟がいました。
弟がその秘密をよそに漏らしてしまったことに激怒した兄が、弟を斬り殺してしまったという言い伝えが残っています。
花や葉に見られる黒い斑点は、このとき飛び散った血の跡だとも言われていて、なんとも切ないエピソードです。
和名とヒペリカムの違い
園芸店やお花屋さんでは、この植物が「ヒペリカム」という名前で流通していることも多くあります。
和名の弟切草と学名由来のヒペリカムは、基本的には同じ仲間の植物を指していますが、切り花としてはヒペリカムの名前のほうが親しまれている印象です。
弟切草の基本情報

弟切草はオトギリソウ科オトギリソウ属に分類される多年草で、日本各地の山野に自生している植物です。
黄色い花のあとにできる赤い実も、フラワーアレンジメントでは人気のポイントになっています。
分類と生育環境について
日当たりのよい草地や道端などで自生している姿をよく見かけます。
丈夫な植物なので、園芸初心者の方でも比較的育てやすいというのも特徴のひとつです。
薬草としての歴史
弟切草は古くから薬草として利用されてきた歴史を持つ植物です。
乾燥させた茎や葉を煎じて、傷薬として使われていたという記録も残っています。
このあたりの背景も、秘薬をめぐる伝説と重なって興味深いところです。
元花屋が語る接客エピソード

フラワーアレンジメント教室の講師をしていた頃、この花についてよく質問を受けていました。
実際の現場で感じたことをお伝えします。
フラワーアレンジメント教室での声
「この赤い実がついた枝、名前は何ですか?」と聞かれることがよくありました。
ヒペリカムという名前で紹介すると、意外と多くの方が「知っている」と答えてくれる、身近な植物なんです。
名前の由来を聞かれた時の反応
和名の「弟切草」だと伝えると、多くの方が名前の響きに驚かれます。
そこで伝説の話をすると、「そんな悲しい話があったんですね」としみじみされる方が多く、印象に残るエピソードのひとつです。
自宅やアレンジで見た魅力

実際にアレンジメントの実習で扱ってみると、見た目以上に使い勝手のよい植物だと感じます。
開花の様子と日々の変化
黄色い花が咲いたあと、時間が経つにつれて赤い実へと変化していく様子は、生徒さんからも人気の観察ポイントでした。
ひとつの枝で色の移り変わりを楽しめるのは、この植物ならではの魅力だと思います。
実際に扱って感じた印象
茎がしっかりしているので、フラワーアレンジメントの中でも扱いやすい花材です。
主役の花を引き立てる名脇役として活躍してくれることが多く、教室でも重宝していました。
知っておきたい豆知識

弟切草には、伝説以外にも知っておくとおもしろい豆知識がいくつかあります。
世界に伝わる類似の言い伝え
近縁種であるセイヨウオトギリソウは、ヨーロッパでは魔除けの植物として扱われてきた歴史があります。
日本の悲しい伝説とはまた違った角度で、古くから特別な意味を持たされてきた植物だとわかります。
ヒペリカムとして流通する理由
和名のまま流通させると、由来を知ったお客様が贈り物として選びづらくなってしまう場合があります。
そのため、園芸業界ではヒペリカムという呼び方が定着していったという背景があるようです。
弟切草の花言葉の活かし方

怖いイメージのある花言葉ですが、意味を正しく理解すれば、オリジナリティのある使い方もできます。
フラワーアレンジメントでの取り入れ方
赤い実の部分は、他の花の魅力を引き立てる差し色として重宝します。
秋らしいアレンジメントや、実ものを楽しむブーケのアクセントとして取り入れると、季節感のある仕上がりになります。
贈り物にする際に意識したいこと
花言葉だけを見ると贈りにくく感じるかもしれませんが、実際の現場では「実の可愛らしさ」を主役にして贈られる方がほとんどでした。
花言葉の由来をひとつの話題として添えると、印象に残るユニークな贈り物になります。
贈り方で気をつけたいポイント

大切なのは、花言葉の意味だけにとらわれすぎないことです。
意味を伝えてから贈る工夫
伝説を知った上で贈ると、相手も花言葉の背景を楽しんでくれることが多いです。
メッセージカードに簡単な由来を添えるだけでも、話のきっかけになります。
実際に贈るときの注意点
恋愛関係の贈り物としては避けたほうが無難な花言葉ですが、季節の実ものとして楽しむ分には特に心配はいりません。
迷信を気にしすぎず、見た目の魅力を楽しむ姿勢がおすすめです。
あわせて読みたい花言葉

弟切草と関連の深い植物にも、それぞれ興味深い花言葉があります。
同じ黄色い花を咲かせるミモザ
ミモザも弟切草と同じ黄色い花を咲かせる植物で、明るい印象の花言葉を持っています。
黄色の花言葉の違いを比べてみるのもおもしろいのでぜひチェックしてみてください。
薬草として知られるローズマリー
ローズマリーも古くから薬草として親しまれてきた植物のひとつです。
弟切草との共通点を探しながら読んでみると、新しい発見があるかもしれません。
まとめ
弟切草の花言葉には、悲しい兄弟の伝説が色濃く反映されていることがわかりました。
秘密や恨みという意味を持つ一方で、赤い実の愛らしさはフラワーアレンジメントでも高い人気を誇っています。
由来を知った上で改めて眺めてみると、この植物の見え方が少し変わってくるのではないでしょうか。
弟切草の花言葉でよくある質問
日当たりのよい山野や道端など、日本各地で見かけることができる植物です。
実ものの可愛らしさを楽しむ用途であれば、特に問題なく贈られています。
由来を話のきっかけにするのもおすすめです。
基本的には同じ仲間の植物を指しており、流通名として使い分けられているケースがほとんどです。

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