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福寿草の花言葉|正月の縁起花に隠された2つの顔と贈り方のコツ

福寿草の花言葉|正月の縁起花に隠された2つの顔と贈り方のコツ

お正月の縁起花として親しまれている福寿草。「福寿草の花言葉って何だろう?」と気になって調べてみたら、「怖い」という言葉が出てきてドキッとした方もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、福寿草の花言葉は「幸福を招く」「永久の幸福」というとても縁起の良いものです。ただし「悲しき思い出」という少し切ない花言葉も実在します。

この記事では、元花屋スタッフの私が、福寿草の花言葉の意味や由来、怖いと言われる理由、そして贈り物としての活かし方まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

執筆・監修者情報

さるった

さるった

元花屋の店員

お花マニア。花屋勤務経験とコピーライター経験を活かし、花の育て方・花言葉・季節の花情報を発信しています♪初心者の方にもわかりやすく、実際の経験に基づいた情報をお届けしています。

福寿草の花言葉とは?

福寿草の花言葉一覧

福寿草の花言葉は「幸福を招く」「永久の幸福」「祝福」です。名前からして「福」と「寿」ですから、これほど縁起の良い花はなかなかありません。

まずは代表的な花言葉を一覧で見てみましょう。

花言葉意味・背景
幸福を招く新年を告げる縁起花として
永久の幸福長く咲き続ける生命力から
祝福お正月を彩る花として
悲しき思い出ギリシャ神話のアドニス伝説から

「幸福を招く」「永久の幸福」の意味

福寿草の花言葉の中心となるのが「幸福を招く」と「永久の幸福」です。

雪がまだ残る早春に、黄金色の花びらをぱっと開く姿は、まさに幸せの訪れそのもの。私が花屋で働いていた頃も、年末になると鉢植えの福寿草を求めるお客様が本当に多かったです。

「新しい年が良い一年になりますように」という願いを込めやすい花なので、花言葉と見た目のイメージがぴったり重なっているんですね。

花言葉の由来は正月に咲く縁起花

「幸福を招く」という花言葉は、福寿草が旧暦のお正月頃に開花することに由来します。

江戸時代には新年を祝う花として広く親しまれ、「福寿草」という名前自体も「幸福」と「長寿」を意味する漢字を当てたものです。

古くから日本人にとって、福寿草は新年の幸せを運んでくる特別な植物だったというわけです。

西洋の花言葉と英語名

西洋での福寿草の花言葉は「sad memories(悲しき思い出)」「sorrowful remembrance(悲しい回想)」です。

日本とはずいぶん印象が違いますよね。これは後ほど詳しく解説するギリシャ神話が関係しています。

英語名は「Amur adonis」。属名のAdonis(アドニス)は、神話に登場する美少年の名前から取られています。学名にも物語が隠れているなんて、ちょっとロマンチックだと思いませんか。

福寿草の花言葉は怖い?

福寿草の花言葉は怖い?

結論から言うと、福寿草に本当の意味で怖い花言葉はありません。ただ「悲しき思い出」という花言葉が「怖い」と感じられて、検索されているようです。

なぜこんな切ない花言葉がついたのか、その理由を見ていきましょう。

「悲しき思い出」が怖いと言われる理由

「悲しき思い出」は、あんなに明るい黄色の花には意外なほど切ない花言葉です。

この花言葉は誰かを呪うような怖い意味ではなく、神話の悲恋に由来するもの。つまり「怖い」というより「物悲しい」が正しいニュアンスです。

花屋時代にお客様から「福寿草って怖い花言葉があるんですよね?」と聞かれたことがありますが、由来をお話しすると「なんだ、そういうことだったんですね」と安心して購入されていきました。

ギリシャ神話アドニスの伝説とは

福寿草の属名Adonisは、ギリシャ神話に登場する美少年アドニスに由来します。

アドニスは女神アフロディーテに愛されましたが、狩りの最中にイノシシの牙に突かれて命を落としてしまいます。その流れた血から咲いた花がアドニス、つまり福寿草の仲間だと伝えられているんです。

ちなみにヨーロッパに自生するアドニスの仲間は赤い花を咲かせます。血の色を連想させる赤だったからこそ、この伝説と結びついたのかもしれません。

日本の福寿草が黄色やオレンジ色なのに西洋で悲しい花言葉を持つのは、こうした背景があるからなんですね。

怖い花言葉を気にせず贈れる理由

「悲しき思い出」という花言葉があっても、福寿草は安心して贈れる花です。

理由は、日本では「幸福を招く」「永久の幸福」という花言葉のほうが圧倒的に一般的だから。お正月の縁起物としてのイメージが強く、悲しい意味で受け取る人はほとんどいません。

どうしても気になる場合は、メッセージカードに「幸福を招くという花言葉にちなんで」と一言添えれば、想いが正しく伝わりますよ。

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福寿草の特徴と基本情報

福寿草の基本情報

福寿草はキンポウゲ科フクジュソウ属の多年草で、早春にいち早く花を咲かせる植物です。

まずは基本情報を表にまとめました。

項目内容
学名Adonis ramosa
科・属名キンポウゲ科フクジュソウ属
開花時期2月〜4月
花の色黄色、オレンジ色など
別名元日草(がんじつそう)、朔日草(ついたちそう)
誕生花1月1日、1月4日など

開花時期と見頃の季節

福寿草の自然な開花時期は2月から4月の早春です。

雪解けとともに地面から顔を出し、他の植物がまだ眠っている時期に黄金色の花を咲かせます。北海道から九州まで日本各地に自生していて、雪の間から咲く姿は春の訪れを告げる風物詩です。

お正月に店頭へ並ぶ鉢植えは、開花時期を人工的に早めた促成栽培のもの。本来の花期より少し早く楽しめるように調整されているんです。

「元日草」「朔日草」という別名の由来

福寿草には「元日草」「朔日草」という縁起の良い別名があります。

これは旧暦のお正月、つまり現在の2月頃に開花することにちなんだ名前です。朔日(ついたち)は月の最初の日を意味します。

新しい年、新しい月の始まりに咲く花。名前を知るだけで、昔の人がどれだけこの花を大切にしてきたかが伝わってきますね。

花がパラボラアンテナになる仕組み

福寿草の花びらには、実はすごい秘密があります。花全体がパラボラアンテナのような形で太陽光を集めているんです。

光沢のある花弁が反射板の役割を果たし、花の中心に熱を集めます。花の中心部は周囲より温度が高くなり、寒い早春でも虫を呼び寄せられるという仕組みです。

さらに福寿草は太陽の動きに合わせて花の向きを変え、日が陰ると花を閉じます。晴れた日にしっかり開く姿を見ると、「今日も営業中なんだな」とつい微笑んでしまいます。

福寿草の毒性と注意点

福寿草の毒性

大切なことなので先にお伝えします。福寿草は全草に毒を持つ有毒植物です。

縁起の良い花というイメージが強いぶん、意外と知られていないのがこの毒性。正しく知っておけば怖がる必要はありませんが、扱い方には注意が必要です。

フキノトウとの誤食事故に注意

福寿草で最も気をつけたいのが、フキノトウとの誤食です。

芽吹いたばかりの福寿草の姿はフキノトウとよく似ていて、実際に山菜と間違えて食べてしまう事故が毎年のように報告されています。福寿草にはアドニンなどの強心配糖体という成分が含まれ、誤って口にすると嘔吐や呼吸困難など危険な症状を引き起こすことがあります。

花屋で働いていた頃も、山菜採りをされるお客様には「芽の状態では絶対に採らないでくださいね」とお伝えしていました。花が咲いていれば見分けられますが、芽だけでは経験者でも判別が難しいんです。

庭植え・鉢植えで気をつけたいこと

家庭で育てる場合は、小さなお子さんやペットが口にしないよう置き場所に配慮しましょう。

触るだけで害が出るような植物ではないので、過度に心配する必要はありません。ただし植え替えなどの作業後は手を洗う習慣をつけると安心です。

毒があると聞くと不安になるかもしれませんが、スイセンやスズランなど身近な植物にも毒性はあります。正しい知識を持って付き合えば、まったく問題ありませんよ。

福寿草の育て方のコツ

福寿草の育て方

福寿草を長く楽しむコツは、花が終わった後の管理にあります。

お正月に買った鉢植えを一年で枯らしてしまう方が多いのですが、ポイントさえ押さえれば毎年花を咲かせてくれる丈夫な植物です。

花後の管理が翌年の開花を左右する

翌年も花を見たいなら、花が終わった後の葉を大切にしてください。

福寿草は花の後に葉を茂らせ、初夏までの短い期間に光合成をして翌年の開花に必要な栄養を蓄えます。この時期に日当たりの良い場所へ置き、水やりを続けることが何より重要です。

「花が終わったから」と葉を切ってしまうと、翌年は咲かなくなります。私も最初の年にこれで失敗して、二年目から丁寧に葉を育てるようにしたら見事に復活しました。地味な期間こそ、成長の勝負どころなんです。

夏の休眠期は掘り上げないのが正解

夏に地上部が枯れても、福寿草は死んでいません。地中で休眠しているだけです。

初夏に葉が黄色くなって枯れるのは自然なサイクルなので、慌てて掘り上げたり処分したりしないでください。鉢植えなら半日陰に移し、土がカラカラに乾かない程度にたまに水を与えれば大丈夫です。

秋になると地中で新しい芽が動き出し、早春にまた顔を出してくれます。病気や害虫の心配も比較的少なく、基本的に手のかからない植物なので、初心者の方にもおすすめですよ。

福寿草の花言葉の活かし方

福寿草の花言葉の活かし方

「幸福を招く」「永久の幸福」という花言葉を持つ福寿草は、新年のご挨拶や長寿のお祝いにぴったりの花です。

ここからは元花屋の経験を踏まえて、実際の贈り方やメッセージ例をご紹介します。

お正月の年始挨拶ギフトにおすすめ

福寿草がもっとも活躍するのは、やはりお正月シーズンの贈り物です。

年末年始のご挨拶に鉢植えの福寿草を持参すれば、「幸福を招く」という花言葉がそのまま新年の願いになります。切り花より鉢植えが主流なので、花を長く楽しんでもらえるのも嬉しいポイントです。

お世話になった方への御歳暮代わりや、帰省時の手土産に添えるのも素敵ですよ。花屋時代は「毎年恒例で福寿草を贈っている」という常連さんもいらっしゃいました。

長寿祝い・敬老のお祝いに込める想い

「福寿」という名前の通り、福寿草は長寿のお祝いにも最適です。

還暦や古希などの節目のお祝い、敬老の日ならぬお正月の「今年も元気でいてね」という気持ちを伝える贈り物として、花言葉の「永久の幸福」がしっかり寄り添ってくれます。

おじいちゃんおばあちゃん世代には福寿草の縁起の良さが浸透しているので、説明しなくても喜ばれることが多いんです。園芸好きの方なら、育てる楽しみもプレゼントできますね。

メッセージ例と贈る際の注意点

福寿草を贈るときは、花言葉を添えたメッセージで想いを伝えましょう。

そのまま使えるメッセージ例をいくつかご紹介します。

  • 「幸福を招く福寿草のように、今年一年が幸せな年になりますように」
  • 「永久の幸福という花言葉に、いつまでも元気でいてほしい気持ちを込めて」
  • 「新しい年の始まりに、福を呼ぶ花を贈ります」

注意点は2つ。ひとつは有毒植物であることを一言伝えておくと親切だということ。小さなお子さんやペットのいるご家庭には、置き場所のアドバイスも添えましょう。

もうひとつは、西洋の花言葉「悲しき思い出」を気にする方もいるため、メッセージカードで「幸福を招く」という日本の花言葉を明記しておくこと。これだけで誤解なく気持ちが届きます。

縁起物としての福寿草

縁起物としての福寿草

福寿草は単なる春の花ではなく、日本の文化に根づいた縁起物です。

知っているとちょっと自慢できる、縁起にまつわる話をご紹介します。

南天との寄せ植え「難を転じて福となす」

お正月の定番といえば、福寿草と南天の寄せ植えです。

南天は「難転(なんてん)」、つまり「難を転じる」に通じる縁起木。そこに「福」を招く福寿草を合わせることで、「難を転じて福となす」という語呂合わせの縁起物が完成します。

赤い南天の実と黄色い福寿草の花のコントラストも美しく、花屋時代はお正月前に飛ぶように売れていました。江戸時代から続く粋な組み合わせ、ご自宅の玄関に飾ってみてはいかがでしょうか。

1月1日の誕生花としての豆知識

福寿草は1月1日の誕生花です。元日が誕生日という方への贈り物には、これ以上ない花ですね。

ほかにも1月4日や2月26日など、複数の日付の誕生花とされています。誕生花は由来や地域によって諸説あるため、日付が資料によって異なるのは珍しいことではありません。

元日生まれの方に「あなたの誕生花は幸福を招く花なんですよ」と伝えたら、きっと喜ばれるはずです。

福寿草と楽しみたい早春の花

福寿草が好きな方には、同じ早春に咲く花たちもぜひ知ってほしいところです。

それぞれ素敵な花言葉を持っているので、あわせてチェックしてみてください。

水仙の花言葉

福寿草と同じく早春を代表する水仙。雪の中でも凛と咲く姿から「雪中花」の別名を持ちます。

水仙の花言葉には神話にまつわる興味深い由来があります。

水仙の花言葉に関するページはコチラ♪

梅の花言葉

お正月から早春にかけて咲く梅も、福寿草と並ぶ縁起の良い花です。

「忠実」「上品」といった花言葉の意味や由来は、こちらの記事で詳しく解説しています。

梅の花言葉に関するページはコチラ♪

鈴蘭の花言葉

春の訪れを告げる花として、鈴蘭も外せません。実は福寿草と同じく毒性を持つ点も共通しています。

「再び幸せが訪れる」という美しい花言葉の背景は、こちらの記事でどうぞ。

鈴蘭の花言葉に関するページはコチラ♪

まとめ

福寿草の花言葉についてご紹介しました。最後にポイントを振り返ります。

  • 福寿草の花言葉は「幸福を招く」「永久の幸福」「祝福」
  • 「悲しき思い出」はギリシャ神話のアドニス伝説に由来する西洋の花言葉
  • 怖い意味ではないので、贈り物にも安心して使える
  • 全草に毒があるため、フキノトウとの誤食には要注意
  • お正月の年始挨拶や長寿祝いのギフトに最適
  • 南天との寄せ植えは「難を転じて福となす」縁起物

雪の中からいち早く咲いて春を告げる福寿草。その健気な姿と縁起の良い花言葉は、新しい一年の始まりに寄り添ってくれます。

大切な方への贈り物に、そしてご自宅の彩りに、幸福を招く福寿草を迎えてみてはいかがでしょうか。

福寿草の花言葉に関するQ&A

Q1. 福寿草の花言葉は何ですか?

福寿草の花言葉は「幸福を招く」「永久の幸福」「祝福」です。
旧暦のお正月頃に咲くことから、新年の幸せを願う縁起の良い花言葉がつけられました。名前の「福寿」も幸福と長寿を意味しています。

Q2. 福寿草に怖い花言葉はありますか?

怖い花言葉はありませんが、「悲しき思い出」という切ない花言葉が西洋に存在します。
これはギリシャ神話の美少年アドニスの悲恋に由来するもので、呪いや不吉さを意味するものではありません。日本では縁起の良い花言葉が一般的なので、贈り物にも安心して使えます。

Q3. 福寿草は触っても大丈夫ですか?

触れる程度なら基本的に問題ありませんが、福寿草は全草に毒を持つ植物です。
口にすると危険なので、絶対に食べないでください。特に芽の状態はフキノトウと似ているため、山菜採りの際の誤食には十分な注意が必要です。作業後は手を洗うと安心ですよ。

Q4. 福寿草はいつ贈るのがベストですか?

おすすめは年末年始のお正月シーズンです。
この時期は促成栽培された鉢植えが花屋や園芸店に多く並び、入手しやすくなります。「幸福を招く」という花言葉が新年のご挨拶にぴったり重なるタイミングでもあります。

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