梅の花言葉を大集合!色んな本やネット上から情報をまとめ、色別や英語での花言葉などを掲載させて貰います。
日本人の暮らしの中に古くから存在している梅。
百花の魁(さきがけ)、松竹梅の厳寒三友として縁起の良い植物として愛され続け、かの歴史上の歌人『清少納言』をも魅了した美しさを誇ります。
今回はそんな梅の花言葉や、それにまつわるこじつけに近い怖いと言われる原因などを見ていきましょう。
ピックアップでは、梅の栄養効果などを調べました!今日から梅が食べたくなりますよ☺
このサイトの(本数や色別を含む)花言葉は、書籍やインターネットでの紹介数や一致点が多かった情報を元に記載しています。
その中で、筆者が興味を惹かれた内容や情報はピックアップしてお届けさせて貰います。
梅の花言葉~書籍シリーズver
※書籍は出版年数が新しいものから紹介しています。(2023年~1998年)
花言葉から探せる花屋さんの「花」図鑑艶やか 高潔な心
植物画で彩る美しい花言葉高潔 澄んだ心 忠義 潔白
花のことば辞典忍耐 高潔
素敵な花言葉と花の図鑑忠実 高潔 気品
美しい花言葉☆花図鑑高潔 澄んだ心 忠義 潔白
想いを贈る花言葉 ちいさな花物語高潔 忠実 忍耐
花言葉☆花事典不屈の精神 高潔
花言葉・花贈り忠実 気品
梅の花言葉は「艶やか」「高潔な心」「高潔」「澄んだ心」「忠義」「潔白」「忍耐」「忠実」「気品」「不屈の精神」が8冊の本から発見できました。
日本で古くから愛されている梅の花言葉には、高潔や気品といった上品な言葉が紹介されていました。
冬の厳寒にも耐えて咲く様子から『忍耐』という花言葉も与えられたようです。
複数の書籍で紹介されていた『忠義』という花言葉は菅原道真の伝説が由来とされています。(飛梅伝説)
無実の罪で菅原道真が大宰府に左遷された時に、家で育てていた梅が道真を慕うあまり1晩のうちに左遷先に富んでいったという伝説から『(梅の菅原道真に対する)忠義』という花言葉が付けられたと言われています。
要するに、育ててくれた人の引越し先に梅が飛んで付いていった律義さが由来となったようです。
梅の花言葉~ネットver
不屈の精神・美と長寿・忠実・高潔・忍耐・上品
ネット上では梅の花言葉は新たに『不屈の精神・美と長寿』が発見できました。
他にも品種によって『寂しさに耐える・優美』といった花言葉の紹介もありました。
特筆した花言葉の表現はネット上では見られませんでした。
色別による梅の花言葉
梅には多少の色違いが存在しているので、それぞれの花言葉を見ていきましょう。
※花言葉の下には基本的な、その色の心理的効果をご紹介しています。(直接的には花言葉に関係ありません)
紅色(赤色)の梅
赤の梅の花言葉は「優美・艶やか」です。
艶やか(あでやか)とは、若々しく美しい様子を意味しています。
平安時代の代表的な女流作家の『清少納言』も枕草子で紅梅を次のように記しています。
この部分は、梅の花が非常に美しく咲いている様子を讃え、特に紅梅については何も言うことがないほど清らかで素晴らしいと称賛しています。
清少納言が紅梅を特に愛した理由としては、紅梅の鮮やかな色合いや香りが、宮廷生活の中での美的感覚に合致していたからではないかと考えられます。紅梅は、春の訪れを感じさせる象徴であり、その華やかさや高貴さが清少納言の美意識にぴったりと合っていたのでしょう。
[赤色の心理的効果]
・エネルギーと興奮:情熱と愛:緊張感と警告:攻撃性と怒り
白色の梅
白の梅の花言葉は「気品・上品・澄んだ心・厳かな心」です。
白色は一般的には、清らかさ・純潔・無垢・平和・調和などの意味を持ちます。
白い色は様々な文化や宗教で神聖視され、喜びや祝福の象徴としても広く使われています。
また、結婚式や葬儀などの特別な場面でよく見られる色でもあります。
[白色の心理的効果]
・純潔と無垢:新しい始まり:平和と調和:シンプルさとミニマリズム
ピンク色の梅
ピンクの梅の花言葉は「清らかさ」です。
[ピンク色の心理的効果]
・優しさと愛情:安心感とリラクゼーション:女性らしさ:幸福感とポジティブさ
英語の花言葉は?
・keep your promise (約束を守る)
・fidelity (忠実)
・beauty and longevity (美と長寿)
梅の花言葉が怖いor勘違いされる原因
結論:梅の花言葉で怖いとされるものはありません。
ネットなどでは梅の花言葉は(何が)怖い?と検索する人もおられます。
その怖いと思われる原因などを調査したところ、次のような結論が導き出されました。
・卒業など別れの時期に梅が開花するから
詳しく見ていきましょう。
怖い原因~別れの象徴?
梅は『何よりも早い新春の便り』と言われるように、桜などに比べ開花の時期が早いです。
その頃、人間界では卒業式や(新シーズンの)人事異動などの『別れ』が発生している期間でもあります。
つまり人間が別れを悲しんでいる時に優雅に咲き誇ってるから花言葉も怖いんじゃない?という大きな誤解が生まれているようです。
別れを連想させる植物として捉えられたんでしょうか?😅
これは全く気にしなくていい、こじつけな怖い原因と言って良いでしょう。
なぜなら、梅にはネガティブな花言葉が一切無いからです。
他の人気で知名度の高い花~薔薇・チューリップ・ひまわり~などには少数ではありますがネガティブな花言葉がありますが(絶望的な愛・失恋など)、梅には書籍にもネット上でもポジティブな言葉しかありませんでした。
繰り返しますが、梅の花言葉に怖いモノは無く、一切気にしなくて良いと思われます。
色んなお花の怖いとされる花言葉の原因を調べてきましたが、今回の梅のような(いわばこじつけに近い)理由は初めてです😅
梅の細かすぎる品種
古くから日本に伝わる梅には江戸時代に品種改良が進み、現在300種類以上あると言われています。
一重咲き:(ひとえざき)大きく印象的な花芯の周りを、花びらが囲んでいる定番の咲き方。綺麗に並んだ花形に好印象を受けます。
八重咲き:(やえざき)花芯の上にも花びらが咲いており、中心まで細かく花びらが詰まっている咲き方。上品さが感じられる。
花梅:(はなうめ)観賞用の品種。野梅系・緋梅系・豊後系に分類される。
実梅:(みうめ)飲食用の品種。果実を収穫するために栽培される。
ここからは代表的な観賞用の3つの系統『野梅系・緋梅系・豊後系』と飲食用の『実梅』に分けて、品種をご紹介していきます。
これから野梅系などの系統をご紹介していくのですが、実は梅の品種はもっと細かく『野梅系の難波性』といった分類までされています。
わかりやすく例えるならば『アジア系日本人』『アジア系韓国人』『ヨーロッパ系フランス人』とでも言えるでしょうか?😅
そこまで分類を細かく紹介してしまうと、内容がわかりづらく&こんがらがってしまう可能性もあるので今回は大まかに『野梅系・緋梅系・豊後系』にだけ分けてご紹介させて貰います。
<参考>
・野梅系:野梅性・難波性・紅筆性・青軸性
・緋梅系:紅梅性・緋梅性・唐梅性
・豊後系:豊後性・杏性
野梅系(やばいけい)
「野梅系(やばいけい)」とは梅の品種の中でも原種に近い系統のことで野生の梅を基にしているため、古い時代から存在する品種です。
通常、花が小さくシンプルで枝が細かく分かれています。また野梅系の梅は病害虫に強く、育てやすい特徴があります。
・花の特徴:野梅系の花茎は小ぶりで、白や淡いピンク色をしています。花びらの形もシンプルで、八重咲きのものよりも自然な美しさがあります。
・樹形:野梅系の木は、枝が細かく分かれており、自然な樹形を保ちます。そのため、庭園や公園などで自然な風景を作り出すのに適しています。
・耐病性:野梅系の梅は病害虫に対して強い耐性を持っているため、育てやすいです。
・白梅(しらうめ):野梅系の代表的な品種で、純白の花を咲かせます。シンプルで清楚な美しさが特徴です。
・春日野(かすがの):大輪で華やかな見た目が特徴で色は淡いピンク色や白色、花びらは一重咲きまたは八重咲きのものがあります。
・紅梅(こうばい):淡い紅色の花を咲かせる品種で、野梅系の中でも人気があります。自然な風景に良く合います。
・寒紅梅(かんこうばい):冬の寒い時期に開花を始める品種で、早咲きの梅として知られています。
・冬至梅(とうじばい):名前の通り、冬至の頃(12月下旬)から1月にかけて開花する早咲きの梅です。この時期に花を咲かせる梅は非常に珍しく冬の寒さの中で一足早く春の訪れを感じさせてくれます。
花茎は、比較的小ぶりで、白色や淡いピンク色をしています。花びらは一重咲きが主流で、清楚な美しさが特徴です。
・思いのまま:一つの枝に白色、ピンク、紅色などの花が混在し、非常に美しい見た目になります。この現象は、特に開花初期に顕著で、咲き進むにつれて色が変化します。八重咲きの形状が特徴で、ボリューム感があり華やかです。別名『輪違い』
野梅系は、原種に近い特徴を持つ梅の系統で、自然な美しさと育てやすさが魅力です。観賞用として庭園や盆栽に適しており、そのシンプルさは多くの人々に愛されています。
緋梅系(ひばいけい)
緋梅系(ひばいけい)は、主に花の色が鮮やかな紅色をしているものを指します。
緋梅系は、その美しい花色と観賞価値の高さから人気があり梅の品種の中でも鮮やかな紅色から濃い紅色までの範囲を持つものを指します。
これらの梅は花びらが重なり合う八重咲きのものが多く、豪華で華やかな印象を与えます。
・花の特徴:緋梅系の花は鮮やかな紅色をしており、一般的には八重咲きが多いです。色の濃淡や形状には様々なバリエーションがありますが、全体的に豪華で目を引く美しさがあります。
・樹形:樹形は様々ですが、通常はしっかりとした枝ぶりを持ち、樹勢が強い品種が多いです。
・観賞価値:緋梅系の梅は、その美しい花色と豪華な花姿から、観賞価値が非常に高いです。庭園や公園、盆栽として人気があります。
・緋梅(ひばい):名前の通り、鮮やかな紅色の花を咲かせます。シンプルな一重咲きから八重咲きまでバリエーションが豊富です。
・紅千鳥(べにちどり):鮮やかな紅色の八重咲きの花を咲かせる品種で、非常に豪華な花姿を持ちます。
・大盃(おおさかずき):大輪の紅色の八重咲きの花を咲かせる品種で、その豪華さと美しさから人気があります。
・鹿児島紅(かごしまこう):紅色の花を咲かせる八重咲きの品種で、数多く咲き誇る姿が美しいです。
緋梅系の梅は、その美しさを楽しむために観賞用として庭園や公園、盆栽に利用されることが多いです。特に、豪華な花姿は庭のアクセントとして人気があります。また、盆栽としても愛好者が多く、春先に咲く紅色の姿は見る者を楽しませます。
豊後系(ぶんごけい)
豊後系(ぶんごけい)は梅とアンズの混合種で、主に観賞用の梅として栽培される品種群です。
・花の特徴:大輪と呼べるような比較的大きな花を咲かせ、見ごたえがあります。多様な花色があり、特に華やかなピンクや紅色の花が多く見られます。(白色もあります)
・樹形:樹勢が強く、成長が早い。庭木や盆栽としても人気があります。枝が柔らかくしなやかで、剪定によって美しい形に仕立てやすいです。
・早咲きから中咲き:開花時期は品種によって異なりますが、早咲きから中咲きにかけてが多いです。一般的に、春先にその美しさを楽しむことができます。
・紅豊後(べにぶんご):濃いピンク~紅色の大輪の花が特徴で華やかさが魅力。
・白豊後(しらぶんご):清楚な白い花が特徴で、上品な美しさがあります。
・八重咲き豊後(やえざきぶんご):ピンク色で八重咲きのため、花びらが重なり合って豪華な印象を与えます。
実梅(みうめ)
実梅(みうめ)は、果実を収穫するために栽培される梅の品種です。日本では梅酒や梅干し、梅ジャムなど多くの梅製品に使われており、その用途に応じて様々な品種が育てられています。
・南高梅:(なんこうばい)和歌山県を代表する梅の品種で、果実が大きくて肉厚、種が小さいのが特徴。
用途:梅干し・梅酒・梅ジャム
・小梅:(こうめ)果実が小さい品種で、酸味が強く、梅酢や梅酒に向いています。
用途:漬け梅・梅酢・梅酒
・豊後梅:(ぶんごうめ)果実が大きく、肉厚で酸味が少ないため、甘露煮やジャムに向いています。豊後(現在の大分県)が原産です。
用途:甘露煮、梅ジャム、梅酒
・白加賀上:(しらかがうめ)果実が中くらいの大きさで、酸味が強いです。梅干しや梅酒に利用されることが多いです。
・青梅:(あおうめ)果実が熟す前の青い状態で収穫される梅です。梅酒や梅シロップ、梅ジュースに最適です。
・紅映梅:(こうえいばい)果実が赤みを帯びている品種で、果肉が厚く、酸味が適度にあります。梅干しや梅ジャムに利用されます。
実梅は、その果実が様々な料理や保存食に利用されるため、日本の食文化に欠かせない植物です。
品種によって果実の大きさや味が異なるため、用途に合わせた品種選びが重要です。適切な育て方を心掛けることで、美味しい梅の収穫が期待できます。
ピックアップ!梅の栄養効果と花言葉の由来場所
今回の記事を作成するにあたり、筆者が気になった梅に関するエトセトラをピックアップして詳しくご紹介していきます。
・梅ってどんな栄養効果があるの?
・花言葉の由来となった大宰府ってどんなとこ!?
梅の栄養効果とは?
梅の栄養効果は非常に多岐にわたり、健康に寄与する様々な成分を含んでいます。
・疲労回復:梅に豊富に含まれるクエン酸は、エネルギー代謝を助ける働きがあり、疲労回復に効果的です。乳酸の分解を促進し、筋肉疲労を軽減します。
・食欲増進&消化促進:クエン酸は唾液の分泌を促し食欲を増進させ、他に含まれるリンゴ酸や酒石酸などの有機酸は、消化酵素の分泌を促進します。これにより、消化不良や胃もたれの改善に役立ちます。
・抗菌作用:梅に含まれるクエン酸は優れた抗菌作用を持ち、食中毒の予防や口内炎の改善に効果があります。
・免疫力向上:梅にはビタミンCが豊富に含まれており、免疫力の向上に寄与します。風邪予防や肌の健康維持にも役立ちます。
・骨の健康:梅はカルシウムや鉄の吸収を促し、骨密度の維持や骨粗しょう症の予防に効果があります。
・血液循環改善:ジャムや梅肉エキスなど梅を加熱した製品は血流を改善し動脈硬化や血栓予防などの生活習慣病の予防に役立つと考えられています。
・ダイエット効果:梅には食物繊維が含まれており、便秘の改善や腸内環境の整備に効果があります。また、満腹感を持続させることで、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。
・抗酸化作用:梅に含まれるポリフェノールやビタミンEは、体内の活性酸素を除去し、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用を持っています。これにより、老化防止や生活習慣病の予防に寄与します。
梅はその豊富な栄養素と多様な健康効果から、日常の食事に取り入れることで様々な健康効果が期待できます。特に、疲労回復や消化促進、免疫力向上など、現代人の健康維持に役立つ成分が多く含まれているため、積極的に摂取することをおすすめします。
塩分量などを考慮して1日、2~3個が推奨されています。
大宰府天満宮~花言葉の場所
『東風が吹いたならば、香りを運んできておくれ、梅の花よ。主人がいなくなったからといって、春を忘れてはいけないよ』
冒頭でも紹介した『忠義』という花言葉の由来となった菅原道真に関する『飛梅伝説』。
この伝説の舞台となったのは、福岡県太宰府市にある『太宰府天満宮』です。
学問の神様として菅原道真を祀っており、花言葉の由来となった飛梅『極早咲きの色玉垣』は御神木として今なお大切にされています。
毎年、梅まつりが開催されている他にも飛梅の梅の実を使ったお守りもありましたよ。(行きたいけど遠い…😥)
梅の渡し方・贈り方・シチュエーション
ここまでは梅の花言葉などを中心にご紹介してきました。
ここからは梅を渡す方法や贈り方などをご紹介していきます。
渡し方
梅を贈る際は、花苗や盆栽などが挙げられます。
花苗
プレゼントする人が花好きで、自分でも育てているといった人なら『花苗』での贈り方も喜ばれるでしょう。
梅がツボミの状態で販売されている品種であれば、それが開花し甘い香りが漂った時の喜びは大きいと思われます。
盆栽
古くから愛される梅には盆栽での販売が数多くあります。
通販サイトなどで、上品な鉢に枝分かれした梅の花が咲き誇る気品さの盆栽が魅力的で興味を惹かれます。
絶対、じいちゃんorばあちゃんは喜んでくれるだろうなぁ(枝を必要以上に剪定して手入れしてくれるだろうなぁ)と、色んな盆栽を見ているだけでも妄想が働きますよ☺
贈り方
梅を贈る方法としては『通販サイト』と『花屋(実店舗)での購入』方法が挙げられます。
通販サイト
アマゾンや楽天、花屋さんの通販サイトなどでは、予め花束などに整えられたガーベラの商品が多く販売されています。
実店舗での限りある商品数より多くのラインナップが選択可能で、ネット上で完結できるというのがメリットでしょう。
通販サイトではネットによる販売に力をいれており、全体的に崩れている、傷んでいるといった不備が生じないよう段ボールの形状を合わせる、花もちと注文時期を考慮して発送するといった配慮も行われています。
贈ろうと思っている相手の住んでいる場所が遠くて持っていけないといった問題も解決でき、24時間利用可能・届ける時間の指定ができるといったメリットがあります。
花屋さん(実店舗)
花屋さん(実店舗)で購入し、自分で手渡しor贈る算段をするという方法。(花屋によっては発送してくれるサービスもあり)
花屋さんなど実店舗で梅を購入するメリットは、何といっても実際に見て、触れて、贈ろうとする花の感触を体感できるという点にあります。
ただ、梅のポット苗を販売している花屋さんは(時期にもよりますが)それほど多くないかもしれません。
顔なじみの店舗があれば、お取り寄せ可能かどうか、どんな品種ならOKかなど問い合わせしてみると良いでしょう。
私が働かせて貰ってた花屋さんには梅のポット苗はありませんでした😅
シチュエーション
梅を贈るシチュエーションとしては、敬老の日・正月などの祝い時・誕生日などが挙げられます。
敬老の日
花言葉の『艶やか・忠義・高潔』といった想いを込めて、敬老の日に梅をプレゼントしてみるのも喜ばれるでしょう。
古くから日本人の暮らしのそばにあった梅は、祖父母が生まれた時からもずっと近くにあった存在なはず。
盆栽などで部屋の中に、より身近な存在として梅を贈るのも風情があっておすすめです。
正月などの祝い時
梅は『百花の魁(さきがけ)』と言われているように1月の寒い冬、新しい年が始まる時期に雪を被りながらも先陣を切って咲き誇る品種です。
『気品・上品・高潔な心』などの花言葉を感じながら、家族や親戚との祝いの席に梅の花を飾っておくのも縁起が良く喜びの感情が生まれるでしょう。
誕生日
誕生日、特に何かに向かって努力をして心が折れかけている友人などに『忍耐』という花言葉を込めて梅をプレゼントするのも良いと思われます。
梅は寒い中でも、必死にこらえて自分の美しい姿をみんなに見せてくれてるんだ。花に負けるな!という想いを込めて贈ってみましょう。
自分の生まれた日の誕生花を知るのも嬉しいモノです。
1月7日
2月7日
1月24日(赤)
伝え方~メッセージカード
花が好き、興味がある、趣味だという人でなければ貰った植物の色や品種の花言葉などは知らないでしょう。
それでも良いかもしれませんが、想いを花言葉にのせてキッチリ伝えたい場合は『メッセージカード』を添えるのが何より一番良い方法でしょう。
メッセージカードに直接、花言葉を記入するのも良いでしょうし、遠回しに相手が興味を持つよう色や品種に意味があるというのを記載するのもおすすめできるかと思います。
少し手間が掛かる手段ですが、相手がわざわざ検索して調べてといった負荷を軽減するために、花言葉を紹介しているサイトの『QRコード』を付けてプレゼントするのも1つの手段として良いかもですね。
QRコードを作るのは結構カンタンですよ♪
贈った人も貰った人も知っておこう!梅の育て方
梅の花言葉も知ったし、いざプレゼント!
…しかし贈るだけの喜びだけでなく、その後の生かし方を知っておくのも大切です。
花も生き物ですものね。
贈った人も貰った人も、その後の梅の育て方を学び、生かし方を知っておきましょう☺
※梅のポット苗の場合を想定しての育て方をご紹介しています。
1,ポット苗の選定:病気や害虫がついていない、しっかりとした根と幹を持つ健康なポット苗を選びましょう。
2,植え付け時期:植え付けは春(3月から4月)か秋(9月から11月)が最適です。気温が極端に高くない、または低くない時期を選びます。
3,場所の選定:梅は日当たりの良い場所を好みます。少なくとも1日6時間以上の日光が当たる場所を選び、風通しの良い場所に置いてあげる事で病害虫の発生を防ぎましょう。
4,ポットの選定:植え付けるポットは、苗の根が十分に広がることができる大きさを選びます。直径30cm以上のポットが推奨されます。底に排水穴があるポットを使用し、排水穴がない場合は自分で穴を開けるか、適切な排水システムを考えましょう。
5,土壌の準備:水はけの良い培養土を使用します。市販の培養土に腐葉土やパーライトを混ぜて使用するのも良いです。pH5.5~6.5の弱酸性から中性の土壌が適しています。
6,植え付け:ポットに適量の培養土を入れ、苗を中心に置きます。根が広がるようにして、土を戻しながら軽く押さえて固定します。植え付け後にはたっぷりと水をやります。
7,水やり:土の表面が乾いたら水をやります。特に植え付け直後の1~2ヶ月は水やりを忘れずに行います。夏場は乾燥しやすいので、注意が必要です。水はポットの底から流れ出るくらいしっかりと与えます。過度な水やりは根腐れの原因となるので注意します。
8,肥料:成長期には月に一度、有機肥料or緩効性化成肥料を与えます。特に春と秋は成長が盛んなため、肥料を切らさないようにします。
9,支柱の設置:若木が風で倒れないように支柱を設置します。支柱はポットの縁に固定し、苗木を軽く結びつけます。支柱に苗木を結びつける際は、紐が幹に食い込まないように注意します。
10,剪定:6~7月、12月~1月が適しています。混み合った枝や病気になった枝を切り落とし、樹形を整えます。
11,病害虫対策:風通しを良くし、適切な剪定を行うことで病害虫の発生を防ぎます。アブラムシやハダニが発生した場合は、早めに駆除薬を使用して対処します。
もっと知りたい?梅の豆知識
分類 | バラ科サクラ属 |
学名 | Prunus mume(プルヌス・ムメ) |
英名 | Japanese apricot |
和名 | 梅(ウメ)、春告草(ハルツゲグサ) |
花色 | ピンク、白、赤 |
花もち | 5~7日 |
別名 | 匂桜(ニオイザクラ)、好文木(コウブンボク)、木の花(コノハナ)、風待草、風見草、初名草、香散見草、香栄草 |
原産地 | 中国 |
開花時期 | 1~3月 |
出回り時期 | 12月~4月 |
樹高 | 2~10m程度 |
花の直径 | 2~3cm程度 |
香り | 甘い香り |
ドライ | × |
他の花と違い、梅には非常に多くの別名が付けられています。
梅は落葉高木~1年も持たずに葉が枯れ落ちて仮眠状態になってしまう時期がある樹木~で時期によっては『本当にまた育っていくのか?』というほど、枯れ果ててしまってる姿も見受けられます😅
日本には遣隋使の時代に渡来したと言われています。
名前の由来
梅(ウメ)という名前の由来には諸説あります。
1,中国語の梅(メイ)が転化してウメになった。
2,薬用に燻製した実が『烏梅(ウメイ)』として伝来して、転化した。
3,美しさを表現する『愛目(ウメ)』に違う漢字が当てはめられた。
松竹梅に上下関係はあるの?
『歳寒の三友(寒さの厳しい時節の三種の友)』と呼ばれる松・竹・梅。
冬の季節に友とすべき植物として、人間界でも3ペア扱いされる事があります。
お寿司屋さんや旅館のコース料理でも『松竹梅』の振り分けがあり、梅はいつも1番下。
しかし本来は、この3つの植物には優劣の差は無く、名前の順番も人間が縁起が良いと親しんだ時系列順だと言われています。
梅のことわざ
・梅干しと友達は古いほど良い
古い友人や長く続くものを大切にすることの重要性を示している
・梅はその日の難逃れ
梅干しが持つ健康効果を称賛しており、具体的には梅干しを食べることで、その日の不運や災難を避けることができるという意味がある。先人の旅人たちの知恵とも呼ばれている。
・梅干しは三毒を断つ
梅干しの持つ健康効果を称賛したことわざで、三毒~食べ物に含まれる有害物質・病原菌・体内で発生する有害な物質~を梅干しの強い酸味と塩分による殺菌作用で断つ事ができると言われたもの。
梅の他には?似た花言葉を持つお花たち
梅は好きだけど、花束やブーケには向いてない?育てるのも一苦労?
そんな人には、梅と似た花言葉があるお花たちをご紹介します。
全体的に『憧れ』という意味合いの花言葉を付けられています。
・アマリリス(素晴らしい美)
・イベリス(心を惹きつける)
・カトレア(優美な貴婦人)
・クリスマスブッシュ(気品 清楚)
・クレマチス(心の美)
・胡蝶蘭(華やかさ)
・サクラ(精神美)
・スイセン(神秘 崇高)
・バイカウツギ(気品)
・バンダ(優雅 上品な美しさ)
・フランネルフラワー(高潔)
・モカラ(優美 気品)
・ヤマブキ(気品 崇高)
・レースフラワー(優雅なたしなみ)
・チョウジソウ(上品な優雅さ)
・ムラサキシキブ(聡明 上品)
・バジル(神聖 高貴)
最後に
今回は梅の花言葉や怖いと言われる原因、豆知識などをご紹介させて頂きました。
古くから暮らしの中で、花も実もそばにある梅という植物は鑑賞用としても食品としても非常に価値のあるもの。
梅はこれからの時代も末永く愛され続けるでしょう☺
※梅と同じく、国花と言われている桜の花言葉も興味があればご覧ください。