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【まとめ】牡丹の花言葉!芍薬との違いや怖い怪談話もご紹介!

【まとめ】牡丹の花言葉!芍薬との違いや怖い怪談話もご紹介!
牡丹(黄色)

牡丹の花言葉をご紹介!数々の書籍やネット情報から色別の花言葉や怖いと言われている原因をまとめました。

またページ後半では牡丹と芍薬の違いや、有名なことわざの詳細なども紹介させて貰ってます。

牡丹の花言葉を知り、大切な人に想いを込めてプレゼントしてみてはいかがでしょうか?☺

ピックアップでは牡丹の花言葉が怖いと言われる怪談話を詳しく調べてみました!

このサイトの(本数や色別を含む)花言葉は、書籍やインターネットでの紹介数や一致点が多かった情報を元に記載しています。

その中で、筆者が興味を惹かれた内容や情報はピックアップしてお届けさせて貰います。

牡丹の花言葉~書籍シリーズver

花言葉本画像

※書籍は出版年数が新しいものから紹介しています。(2023年~1998年)

無し

花言葉から探せる花屋さんの「花」図鑑

風格・高貴・恥じらい・人見知り

植物画で彩る美しい花言葉

風格・高貴

花のことば辞典

風格・富貴・恥じらい

素敵な花言葉と花の図鑑

風格・高貴・恥じらい・人見知り

美しい花言葉☆花図鑑

風格・恥じらい

想いを贈る花言葉 ちいさな花物語

恥じらい・人見知り・王者の風格

花言葉☆花事典

恥じらい・富貴

花言葉・花贈り

牡丹の花言葉は「風格」「高貴」「恥じらい」「人見知り」「富貴」「高貴」「王者の風格」が7冊の本から発見できました。

『王者の風格』という花言葉が名づけられるほど豪華で知名度もあるのですが、1冊目には何故か記載がありませんでした😅

牡丹と非常に似ている芍薬にも『恥じらい』という花言葉があり、共に美しさを表現する花として知られています。ちなみに2つとも英名は『peony(ピオニー)』と付けられ区別されていません。

ことわざの裏話や牡丹と芍薬の違いなどはページ後半でご紹介してます。

知っトク?高貴と富貴の違い

書籍によって似ているようで違う、この2つの単語が紹介されていたので違いを記載しておきます。

高貴:身分などが高くて貴い(とうとい)こと。

富貴:富も地位も持っている。金持ちで身分も高い

牡丹の花言葉~ネットver

ネットver!牡丹の花言葉

壮麗・富貴・高貴・恥じらい・王者の風格・誠実・人見知り・思いやり

ネット上では牡丹の花言葉は新たに『壮麗・誠実・人見知り』が発見できました。

壮麗~規模が大きく、整って美しいこと~は牡丹が大輪の花を咲かせてエレガントで上品な見た目から名づけられたと思われます。

色別による牡丹の花言葉

牡丹(色別)

牡丹には様々な色が存在していますが、花言葉が付けられている色は3種類。

そんな色別の花言葉と基本的な、その色の心理的効果をご紹介しています。(直接的には花言葉に関係ありません)

知っトク?本数や品種別の花言葉は無い

牡丹には薔薇やひまわりとは違って、本数による花言葉はありません。

また桜やユリのように品種別の花言葉紹介も書籍やネット上では見られませんでした。

ピンク色の牡丹

ピンクの牡丹の花言葉は「恥じらい・人見知り」です。

中国では『優雅』という花言葉が付けられています。

[ピンク色の心理的効果]
・優しさと愛情:安心感とリラクゼーション:女性らしさ:幸福感とポジティブさ

赤色の牡丹

赤の牡丹の花言葉は「王者の風格」です。

中国では『完全・富』という花言葉が付けられています。

[赤色の心理的効果]
・エネルギーと興奮:情熱と愛:緊張感と警告:攻撃性と怒り

紫色の牡丹

紫の牡丹の花言葉は「富貴」です。

中国では『恥ずかしい』という花言葉が付けられています。

[紫色の心理的効果]
・高貴さと優雅さ:創造性の向上:精神の安定:神秘性と幻想

牡丹の花言葉の由来

牡丹に名づけられた花言葉の由来を紹介します。

風格・高貴・富貴

花びらが幾重にも重なって、堂々と咲き誇る姿から命名されたと言われています。

牡丹には『八重咲き・千重咲き・万重咲き』といった多くの花びらが重なり合って咲く品種があり、風格さや高貴な印象を与えてくれます。

中国では『百花仙子(花の仙女)の長』として1番格式の高い花とされているので、このような上品な花言葉が付けられたとされています。

恥じらい

花びらで中央部分の芯を覆い隠すような形状が、姿を見られるのを恥ずかしがっている風に感じるという理由から『恥じらい』という花言葉が付けられたと言われています。

また牡丹が月経困難や便秘といった人には言いづらい病気の薬としても用いられていた事から付けられたのでは?という説もあります。

思いやり

牡丹は芍薬と同じく薬草として利用されてきた歴史があり、思いやりのある品種としてこの花言葉が付けられました。

外国での牡丹の花言葉

外国での花言葉

Compasion:思いやり
Bashfulness:恥じらい
Blush like a peony:ピオニーのように顔を赤らめる(慣用句)
中国::王者の風格

シャクヤクの英名である『peony(ピオニー)』はギリシャ神話で『paeon(ペオン)』という医師が、この花を薬草として黄泉の国の王の治療に使用したことにちなんでいると言われています。

知っトク?名前の由来

ボタンは中国名の音読み~中国から伝わってきた発音を元にした読み方~です。

また牡丹という名前は原産地?とも言われている『ブータン』がボウタン⇒ムゥダンと転じていき、日本ではボタンになったという説もあります。

漢字の牡丹は『牡⇒オス』『丹⇒赤色』を組み合わせて名付けられたと言われています。

なぜオス?花びらが多くて雌しべが見えず、オスの花だと勘違いされたから。
なぜ赤色?中国では牡丹は赤色が基本色として捉えられていたから。

牡丹の花言葉が怖いor勘違いされる2つの原因

怪談

結論:牡丹の花言葉で怖いとされるのは「人見知り」。

ネットなどでは牡丹の花言葉は(何が)怖い?と検索する人もおられます。

その怖いと思われる原因などを調査したところ、次のような結論が導き出されました。

怖いと思われそうな原因

・牡丹灯籠という怪談話が原因
・人見知りという花言葉が付けられているから

怖い原因①~牡丹灯籠という怪談話

牡丹灯龍(ぼたんどうろう)とは、江戸~明治時代にかけて人気があった怪談話です。

日本三大怪談の一つとされている有名な物語です。

元々は牡丹の原産地、中国での会談『牡丹灯記』に由来しているとされ江戸時代を舞台とした愛と執念の物語が描かれています。

この怪談話は『幽霊』がメインとなって登場するもので、それに関して牡丹が題名にも使用されているという理由から『牡丹の花言葉は怖い』という誤解が生まれたと思われます。

怖いとされる原因の牡丹灯龍という怪談話に関しては、後ほどピックアップしてご紹介します。

怖い原因②~人見知りという花言葉

牡丹の人見知りという花言葉は、恥じらいの由来と似ていて芯を隠すように花びらが覆いかぶさっていて見えないようにしている様子から付けられたと言われています。

牡丹の中で唯一、ネガティブな要素を持つ人見知りという花言葉があるといった理由で怖いと言われているという内容の記事がネット上では紹介されていました。

ただ人見知りはネガティブとして捉える事はあったとしても、怖いといった表現までには至らないと思われ、この原因は勘違い、もしくは間違いと言っても過言ではないでしょう。

なので気にする必要は全く無いと思われます。

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牡丹の品種と開花の仕方

牡丹には世界で1,000種類以上あると言われるほど、非常に多くの品種が存在しています。(原種は矮牡丹や卵葉牡丹など)

それぞれの開花の仕方や品種例を見ていきましょう。

八重咲き・千重咲きに人気者の牡丹がたくさんあります。

咲き方

一重咲き:(ひとえざき)大きく印象的な花芯の周りを、花びらが囲んでいる定番の咲き方。綺麗に並んだ花形に好印象を受けます。
<品種例>
・サンダーボルト
・金帝(きんてい)

八重咲き:(やえざき)花芯の上にも花びらが咲いており、中心まで細かく花びらが詰まっている咲き方。上品さが感じられる。
<品種例>
・関西乙女の舞(かんさいおとめのまい)
・太陽
・芳紀(ほうき)
・花遊(はなあそび)
・玉兎(たまうさぎ)
・御国の曙(みくにのあけぼの)
・御国の旗(みくにのはた)
・笑獅子(わらいじし)
・ハイヌーン
・エリザベス
・磯の波(いそのなみ)
・豆緑(とうりょく)
・渡世白(とせいはく)
・越の雪(こしのゆき)
・玉芙蓉(たまふよう)
・緋の司(ひのつかさ)
・白王獅子(はくおうじし)
・新島輝(しんしまのかがやき)

千重咲き:(せんじゅうざき)八重咲き以上に重なる花びらが多く、立体感とボリュームがあり非常に華やかな咲き方。
<品種例>

・島大臣(しまだいじん)
・富士の峰(ふじのみね)
・吉野川(よしのがわ)
・百花撰(ひゃっかせん)
・紅輝獅子(こうきじし)
・鎌田藤(かまたふじ)
・天衣(てんい)
・獅子頭(ししがしら)
・初烏(はつがらす)
・黒鳥(こくちょう)
・島錦(しまにしき)
・錦の艶(にしきのつや)
・新国色(しんこくしょく)
・麒麟司(きりんつかさ)
・紫光殿(しこうでん)
・紫禁城(しきんじょう)
・紫雲殿(しうんでん)
・明石潟(あかしがた)
・村松の誇(むらまつのほこり)
・花二喬(はなにきょう)

万重咲き:(まんじゅうざき)千重咲きと似たような特徴を持ち、それ以上に花びらが多く重なる咲き方。
<品種例>
・花王(かおう)
・貴婦人(きふじん)
・写楽(しゃらく)
・金閣(きんかく)
・金晃(きんこう)
・新扶桑司(しんふそうつかさ)
・緑胡蝶(りょくこちょう)
・紫苑(しえん)

獅子咲き:(ししざき)中心部分の八重が盛り上がっており、花びらは規則性が無く乱れたように咲いている。

知っトク?冬牡丹と寒牡丹

寒牡丹:(かんぼたん)冬の寒さに耐えるために通常の牡丹とは異なる栽培方法~遮光ネットやワラで覆って保護~して育てられた品種。主に11月から翌年の1月にかけて咲き、冬の時期に美しい花を楽しむことができるため、寒い季節でも庭を彩ることができます。

牡丹を1年に2度楽しむために品種改良されたものです。

冬牡丹:冬でも牡丹を楽しめるように、春牡丹を温室に入れ人工的に開花させた品種。寒牡丹の一種。

ピックアップ!牡丹の怖い話~三大怪談

今回の記事を作成するにあたり、筆者が気になった牡丹に関するエトセトラをピックアップして詳しくご紹介していきます。

牡丹に関して

・牡丹灯籠ってどんな話?
・大手メーカー花王と牡丹って関係あるの?

牡丹灯籠ってどんな話?

落語

日本では『三遊亭円朝』が落語や歌舞伎で演じたことによって広まりました!

愛と悲劇、そして恐怖が交錯する独特の魅力を持つ物語。

牡丹灯籠

<登場人物>
萩原 新三郎:(はぎわらしんざぶろう)物語の主人公。若くして両親を亡くし、叔父の家に引き取られる。美しい娘お露に恋をするが、その恋が悲劇の始まりとなる。

お露:(おつゆ)怨霊/亡霊。美しい娘で、物語のヒロイン。新三郎に恋をし、その想いが生前も死後も強く続く。

ストーリーの流れ

幽霊は夜な夜な牡丹灯籠を持って、生きている男を訪ねていた。

物語は、萩原新三郎が若くして両親を亡くし、叔父の家に引き取られるところから始まります。新三郎はある日、墓参りの帰りに美しい娘お露と出会い、一目惚れします。

二人は恋に落ちますが、お露は実はすでに亡くなっており、その魂が新三郎に会いに来ていたのです。

新三郎は夜ごとにお露の幽霊と会うようになり、そのことを不審に思った友人に相談します。友人は新三郎の家を訪れ、お露が実体を持たない幽霊であることを確かめます。

そこで、友人は新三郎に幽霊との関係を断つよう助言し、新三郎はやむを得ずお露と別れることにします。

しかし、お露の想いは強く、別れを受け入れられません。彼女の強い執念が新三郎に災い(病死)をもたらし、物語は悲劇的な結末を迎えます。

このように『愛と執念、生者と死者、恐怖』が折り重なった物語が反響を呼び、現在でもドラマや映画、舞台などで度々取り上げられる怪談なのです。

そんな恐怖感のある怪談の題名に付けられているので、『牡丹の花言葉は怖い』と思われてもしょうがないかもしれませんね😅

大手メーカー花王と関係があるの?

花王株式会社の前身は、1887年に長瀬富郎が創業した洋小間物商・長瀬商店です。1890年に、花王石鹸を製造・販売しました。顔も洗える高品質の国産石けん誕生への想いを込め、当時、化粧石けんが”顔洗い”と呼ばれていたことから”カオ(顔)石鹸”と名づけ、”花王”という文字をあてました。これが社名の由来となりました。

Kao.com

牡丹の花言葉である『花王』と大手メーカー花王とは、関連性はありませんでした😅

エレガンスな見た目で上品な風貌を持つ牡丹の花言葉を、『大手メーカー花王』さんは、社名として用いた歴史がひょっとしたらあるのかな?と今回の記事を作成している途中で思ったのですが…何も関係なかったようです。

牡丹の渡し方・贈り方・シチュエーション

ここまでは牡丹の花言葉を中心にご紹介してきました。

ここからは牡丹を渡す方法や贈り方などをご紹介していきます。

気になる値段

これから牡丹を贈るにあたり、気になるお値段の最安値を簡単にご紹介しておきます。※通販や花屋さんでの費用相場を参照。送料別。

種⇒165円

1本⇒171円(造花)

花束(ブーケ)⇒755円(造花)

アレンジメント⇒825円(造花)

鉢苗(5号)⇒733円

品種により違いがありますので、記念日の大切さなどを考慮しながら自分のお財布とご相談下さい😅

牡丹と似ている芍薬の販売もチラホラ見られました。

渡し方

芍薬を贈る際は、他の品種と組み合わせた花束(ブーケ)やアレンジメントなどが挙げられます。

花束(ブーケ)

花のプレゼントと言えば花束!恋愛ドラマや映画などで好意を持つ相手に花束を贈っているシーンはよく見られるのではないでしょうか?

切り花を束ねて、一つのプレゼントとして包んだもの。

ブーケと花束は同じ意味合いですが、包み方に違いがあり贈るシチュエーションによって変わります。

・花束⇒フォーマルなお祝い事やお悔やみ処
・ブーケ⇒ウエディングなどカジュアルなお祝い時

牡丹は花径が大きいので、他の花と比べても遜色ない存在感を放つので花束(ブーケ)のメインとしても利用できるでしょう。

アレンジメント

切り花をオアシスといった吸水性スポンジに生けて、カゴや鉢に入れて創られたものがアレンジメント。

アレンジした人のセンスや技術によって見た目や雰囲気は変わってきますので、通販サイトや花屋などにあるアレンジメント商品を見比べながら選びましょう。

通販サイトではすでに生けられた商品が販売されていますが、花屋では『私の彼はチャンピオン級にイケメンだから赤をもっと足して』or『人見知りな人だからピンク色を目立たせて!』などの要望を伝え創って貰える場合がほとんどです。

貰った人は自宅にて花瓶などを用意する必要がなく、そのまま家具に置いて飾る事ができるといった気軽さもアレンジメントの良きポイントでしょう。

鉢植え・花苗

プレゼントする人が花好きで、自分でも育てているといった相手なら『鉢植え』や『花苗』での渡し方も喜ばれるでしょう。

花束やアレンジメントよりも管理などに手間が掛かりますが、貰った人が育てられるなと思った場合はコチラの方法で贈ってみるのもおすすめされています。

ちなみに鉢植えは明治時代にフランスから接ぎ木の技術が伝わってきて可能になったと言われています。

贈り方

牡丹を贈る方法としては『通販サイト』と『花屋(実店舗)での購入』方法が挙げられます。

通販サイト

アマゾンや楽天、花屋さんの通販サイトなどでは、予め花束などに整えられた牡丹の商品が多く販売されています。

実店舗での限りある商品数より多くのラインナップが選択可能で、ネット上で完結できるというのがメリットでしょう。

通販サイトではネットによる販売に力をいれており、花が崩れている、傷んでいるといった不備が生じないよう段ボールの形状を合わせる、花もちと注文時期を考慮して発送するといった配慮も行われています。

贈ろうと思っている相手の住んでいる場所が遠くて持っていけないといった問題も解決でき、24時間利用可能・届ける時間の指定ができるといったメリットがあります。

花屋さん(実店舗)

花屋さん(実店舗)で購入し、自分で手渡しor贈る算段をするという方法。(花屋によっては発送してくれるサービスもあり)

花屋さんなど実店舗で牡丹を購入するメリットは、何といっても実際に見て、触れて、贈ろうとする花の感触を体感できるという点にあります。

また知識がある店員さんがいれば、どんな牡丹を選べば良いか、どんな品種と組み合わせるのが良いか、実際に組み合わせた時の色見は?といった内容を相談できるという点がメリットとして挙げられます。

どの花にしたら相手が喜んでくれるかなぁ?と迷いながら選んでいるお客様は素敵でしたよ😄

シチュエーション

牡丹を贈るシチュエーションとしては、優勝祝い、誕生日などが挙げられます。

優勝祝い

スポーツ、文芸、テストなどチャンピオンになった人には『王者の風格』という花言葉を込めて牡丹をプレゼントするのもおすすめです。

他の花にはあまり名づけられていない『王者』という言葉を最大限に生かして『優勝おめでとう!』という気持ちを伝えましょう。

誕生日

花好きの相手、もしくは何が好きなのか?趣味が何なのかがわからない相手に牡丹をプレゼントするのもおすすめできます。

人見知りな友達相手なら、なお一層牡丹の花言葉が込められており、ユニークなプレゼントとなるでしょう。

“誕生花”だからという理由でプレゼントすると相手も新発見として喜ばれると思われます。

自分の生まれた日の誕生花を知るのも嬉しいモノです。

知っトク?牡丹の誕生花

5月7日
5月17日

あなたの誕生日は?
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伝え方~メッセージカード

花が好き、興味がある、趣味だという人でなければ貰った色や品種の花言葉などは知らないでしょう。

それでも良いかもしれませんが、想いを花言葉にのせてキッチリ伝えたい場合は『メッセージカード』を添えるのが何より一番良い方法でしょう。

・キャプテンになり風格が出てきた君へ。
・人見知りなあなたへ。
・高貴さが溢れる先輩へ!

メッセージカードに直接、花言葉を記入するのも良いでしょうし、遠回しに相手が興味を持つよう色や品種に意味があるというのを記載するのもおすすめできるかと思います。

少し手間が掛かる手段ですが、相手がわざわざ検索して調べてといった負荷を軽減するために、花言葉を紹介しているサイトの『QRコード』を付けてプレゼントするのも1つの手段として良いかもですね。

QRコードを作るのは結構カンタンですよ♪

贈った人も貰った人も知っておこう!牡丹の飾り方

牡丹の花言葉も知ったし、いざプレゼント!

…しかし贈るだけの喜びだけでなく、その後の生かし方を知っておくのも大切です。

花も生き物ですものね。

贈った人も貰った人も、その後の牡丹の飾り方を学び、生かし方を知っておきましょう☺

牡丹の飾り方

1,茎の下部にある葉を取り除く:花瓶などに生ける場合は茎の下部にある葉を取り除きましょう。葉が栄養素を取り込み花に十分な栄養が届かず枯れてしまうといった理由が大きく、また葉が水に浸かってしまうとバクテリアなどの雑菌が発生する恐れが高まるからです。

2,水切りをして吸水率UP:水切り~水中で茎の根元を斜め(約45度の角度)に切って~吸水率を高めてあげましょう。水の中で切る事により、余計な空気が導管に入らず水の吸収がスムーズになります。

3,浸ける水の量に注意:花瓶に入れる水は、茎の1/3程度浸るのが理想的です。水が多すぎると茎が腐りやすくなるため注意が必要です。浸ける水に切り花専用の鮮度保持剤を入れてあげると長持ちします。

4,こまめな水替え&切り戻し:水は毎日替えてあげるのが理想です。その際は花瓶も綺麗に洗い、水に浸っていた茎のヌメリを拭き取り、2~3日に1度は切り戻しをしてあげましょう。

5,飾る場所:日陰で涼しい場所に飾り、直射日光を避けエアコンや暖房機器の風が直接当たる場所は避けましょう。また通気性の良い場所に置くことで鮮度も保たれます。

補足:湯揚げでの処理
2の水切りでも牡丹の吸水率は上がりますが、湯揚げという方法も有効です。
湯揚げ:熱湯につける~切り口を数秒間熱湯に浸け、その後すぐに冷水に浸けます。これにより、茎の導管内の気泡が取り除かれ、水の吸収が良くなります。
冷水に浸ける:湯揚げ後、冷水にしばらく浸けることで、花がしっかりと水を吸収します。

湯揚げは水切りに比べて少し手間が掛かりますが、牡丹の水の吸収率をあげ1日でも長く鑑賞を楽しみたい人はこちらの方法をお試し下さい。

牡丹の育て方

牡丹(ぼたん)は、その美しい花と豪華さで多くの人に愛されていますが、栽培には少しコツが必要です。以下に、牡丹の育て方の1例をご紹介させて貰います。

牡丹の育て方

土壌の種類:排水性が良く、肥沃な土壌が適しています。重い粘土質の土壌は避け、必要に応じて堆肥や腐葉土を混ぜて土壌改良を行います。

植え付け時期:牡丹の植え付けは、秋(10月から11月)が最適です。この時期に植えることで、冬の間に根をしっかりと張らせ、春に美しい花を咲かせる準備が整います。
植え付け穴:直径と深さが約30cmの穴を掘り、底に堆肥や腐葉土を混ぜた土を入れます。これにより、根の発育が促進されます。
深さに注意:植え付ける際には、接ぎ木の部分が地上に出るように浅めに植えます。深く植えると、根腐れの原因になります。

日当たり:日当たりが良く、風通しの良い場所を選びます。半日陰でも育ちますが、日当たりの良い場所の方が花がよく咲きます。

水やり:植え付け後は、しっかりと水を与えて根付きを良くします。その後は、土が乾いたら水を与える程度で十分です。
肥料:春と秋に、緩効性の肥料を与えます。特に開花前の春には、花付きが良くなるように十分な肥料を与えます。堆肥や魚粉などの有機肥料も効果的です。これらは土壌の改良にも役立ちます。

剪定:花が終わったら、花柄を切り取ります。これにより、養分が無駄に消耗されるのを防ぎ、次の成長を促します。不要になった古い枝や込み合った枝は冬の間に剪定し風通しを良くします。これにより新しい芽の成長が促進されます。

冬越し:寒冷地では、防寒対策が必要です。藁や落ち葉などで株元を覆い、寒さから守ります。株元にマルチングを施すことで、土壌の温度を保ち、冬の寒さから根を守ります。

病害虫対策
アブラムシ・ハダニ:新芽や花にアブラムシやハダニが付くことがあります。見つけ次第、粘着テープなどで取り除くか、適切な薬剤を使用します。

適時の植え替え:牡丹は長期間同じ場所で育てることができますが、5年から7年に一度は植え替えを行うと良いです。植え替えの際には、新しい土壌に植え替え、根の発育を促進します。

牡丹の育て方は、適切な時期に植え付け、良質な土壌を用意し、適度な水やりと肥料を与えることが重要です。

また、病害虫の対策や剪定を適切に行うことで、美しい花を咲かせることができます。ぜひ、これらのポイントを参考にして、牡丹を育ててみてください。

もっと知りたい?牡丹の詳細情報

分類ボタン科ボタン属
学名Paeonia suffruticosa(パエオニア・スッフルティコサ)
英名tree peony
和名牡丹(ボタン)
花色赤、白、ピンク、黄、紫
花もち4~5日程度
原産地中国北部
開花時期5~6月
出回り時期11月~5月(最盛期は4月)
樹高1~3m程度
花茎10~17cm程度
香り無し
別名富貴草(フウキグサ)、富貴花(フウキバナ)、百花王(ヒャッカオウ)、花王(カオウ)、花神(カジン)、二十日草(ハツカグサ)、深見草(フカミグサ)、鎧草(ヨロイグサ)、忘れ草、天香国色(テンコウコクショク)、名取草(ナトリグサ)、ぼうたん、ぼうたんぐさ
牡丹の詳細

とにかく別名が多い牡丹。これまで紹介してきた花の中でダントツ1位で多いだろうなと思います😅

そんなあだ名いっぱいの牡丹は落葉小低木~季節の変化(主に秋から冬)に伴って葉を落とす特性を持つ低木~で学名の『suffruticosa(サフルティコサ)』はラテン語で落葉性の定義という意味を持っています。

日本には8世紀に渡来して、正式な記録では『枕草子』に花名が登場したのが最初だと言われています。

詩人は逸話を!?牡丹は20日も咲いていない

花開き花落つ二十日、一城の人皆狂ふが若し

(花が開き、散ること20日間、街中の人が皆狂ったようだ)

上記は唐代の詩人『白居易(はくきょい)』が当時の牡丹の人気を詩にしたものです。

牡丹は『二十日草(ハツカグサ)』とも呼ばれ、20日は咲いていると言われていますが、詳細情報でも記載したように、牡丹は3~5日程度で散ってしまう比較的短命な花なのです。

ただこの詩は1つの牡丹だけでなく、数々の牡丹を表現したものだと思われ『1つが散っても周りには新しく咲いた花が、それが散ってもまた違う場所には咲き出したものが…』といった状況下で20日間は楽しめた(狂っていた)という表現なのではないか?と思われます。

牡丹が使われたことわざ

立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花

このことわざは、美人を花で形容表現したものだと言われています。

どれも上品でキレイな風貌があり、立っても座っても歩いていても、どんな動作をしていても美人に変わりないという様子の形容詞として牡丹も使われています。

が!実際には生薬の用い方を例えた文章のようです。

・立てば(イライラと気が立ってる女性は)芍薬により改善される。
・座れば(ペタンと座っているばかりいて腹部に血液が滞った女性は)牡丹により改善される。
・歩く姿は(ナヨナヨと歩き心身症の恐れがある女性は)百合(の球根)により改善される。

上記のように、健康になるためにはそれぞれの症状に合った生薬を用いるのが大切です。つまり、『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』は、健康な女性は芍薬・牡丹・百合のように美しいという意味にも捉えられるとされています。

知っトク?牡丹の芍薬の違い

このことわざでは牡丹と芍薬の違いがはっきり表現されています。

牡丹⇒花が葉の上に坐っているように見える
芍薬⇒長い茎の先端に花を付けるように咲く様子が立っているように見える。

芍薬と牡丹の見分け方

芍薬の飾り方

芍薬と牡丹は見た目が非常に似ており、どちらも同じボタン科ボタン属として分類されています。

この2種類を見分ける特徴を以下にご紹介させて貰います。

芍薬牡丹
分類多年草落葉低木
香り甘い香りなし
葉の形状艶があり、丸みを帯びている艶がなくギザギザしている
ツボミの形状丸々している先端が尖っている
枯れ方1つの花が、そのまま落ちる花びらが1つずつ落ちていく
異名花の宰相花王
芍薬と牡丹の違い

根本的な違いは芍薬は『草』で、牡丹は『木』だという部分でしょう。

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牡丹と葉牡丹の違い

正月(葉牡丹)

芍薬と違って、名前がそっくりな『葉牡丹』との違いもご紹介しておきます。

葉牡丹牡丹
属科アブラナ科アブラナ属ボタン科ボタン属
香りなしなし
花言葉祝福・利益風格・富木
分類多年草落葉低木
咲き方葉で彩られている花びらで彩られている
異名花キャベツ花王
葉牡丹と牡丹の違い

葉牡丹と呼ばれるようになった理由としては、牡丹に似ているけど葉によって彩られているからという点が挙げられます。

葉牡丹は『祝福』という花言葉もあってか、お正月の飾りなどに使われる縁起の良い植物として用いられています。

牡丹を日本から世界へ~島根県大根島

島根県大根島は日本有数の牡丹の産地として知られ、世界に向けての品種改良・輸出も多く行われています。

『島根牡丹・貴婦人・紫苑』といった高品質な牡丹が誕生しており、観光名所としても有名です。

島根県大根島の観光スポット

由志園(ゆうしえん)
由志園は、大根島で最も有名な日本庭園で、美しい牡丹が観賞できるスポットです。春には牡丹祭りが開催され、色とりどりの牡丹が咲き誇ります。庭園内には池や橋、石庭があり、四季折々の花々が楽しめます。

大根島牡丹園
大根島牡丹園もまた、牡丹観賞には欠かせない場所です。広大な敷地には様々な品種の牡丹が植えられており、訪れる季節によって異なる景色が楽しめます。

牡丹の他には?似た花言葉を持つお花たち

牡丹は好きだけど、もしかしたら相手は違うの方が好きかも?

そんな人には、牡丹と似た花言葉があるお花たちをご紹介します。

全体的に『憧れ』という意味合いの花言葉を付けられています。

・アマリリス(素晴らしい美)
・イベリス(心を惹きつける)
・ウメ(艶やか・高潔な心)
・カトレア(優美な貴婦人)
・カラー(乙女のしとやかさ)
・キク(高貴・高潔)
・クリスマスブッシュ(気品 清楚)
・クレマチス(心の美)
・胡蝶蘭(華やかさ)
・サクラ(精神美)
・スイセン(神秘 崇高)
・ストック(永遠の美しさ)
・ダリア(華麗 エレガント)
・バイカウツギ(気品)
・バンダ(優雅 上品な美しさ)
・ヒマワリ(憧れ 崇拝)
・フランネルフラワー(高潔)
・モカラ(優美 気品)
・ヤマブキ(気品 崇高)
・レースフラワー(優雅なたしなみ)
・チョウジソウ(上品な優雅さ)
・ナナカマド(賢明)
・ムラサキシキブ(聡明 上品)
・ユリ(純潔 無垢)
・バジル(神聖 高貴)

最後に

今回は牡丹の花言葉や怖いと言われる怪談話などをご紹介させて貰いました。

花の女王と呼ばれる牡丹は咲き方も品種も色々あり好みも別れそうですが花言葉は共通しています。

風格・高貴・恥じらいと言った想いを添えて、大切な人に女王サマをプレゼントすれば喜ばれるでしょう☺

ライター紹介 Writer introduction

あね助

あね助

花屋で働いてたオテンバ者。 コピーライターの経験を活かし、花に関する知識をわかりやすく配信中。 内容があり、読みやすい記事作りを心掛けています。

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