
コピーライターで花屋の元店員です。ブルースターと花言葉は、花業界でも人気のテーマです。青色や水色の花色が特徴的なブルースターは、幸福や誠実を象徴する花として結婚式やプロポーズなど多くの場面で活用されます。この記事ではギフト、育て方、文化的背景まで丁寧に紹介します。
ブルースターとは?基本情報

- 学名:Oxypetalum coeruleum
- 科属:ガガイモ科 トゥイーディア属
- 原産地:南アメリカ(ブラジル、ウルグアイなど)
- 花期:5~9月頃
- 花色:空色に近い優しい水色
- 別名:オキシペタルム、トゥイーディア
- 花言葉:幸福な愛、信じあう心、身を任せる愛
良さ
- 希少な花色
青い花は種類が少なく、特にこの淡く澄んだ空色はアレンジやブーケに映える存在。 - 清楚で可憐な雰囲気
小さな星形の花がいくつも咲き、上品ながら親しみやすい印象を与える。 - 花もちが良い
切り花にしても比較的長持ちし、ウエディングブーケや贈り物に重宝される。 - 縁起の良さ
「幸福な愛」の花言葉から、結婚式や記念日に人気。 - 育てやすさ
日当たりと風通しが良ければ初心者でも育てやすく、ガーデニングにも取り入れやすい。
ブルースターの花言葉

ブルースターには大きく分けて以下のような意味があります。
- 幸福な愛
結婚式や恋人への贈り物にふさわしい代表的な花言葉。二人の関係が長く幸せに続くことを願う意味が込められています。 - 信じあう心
星形の花が寄り添って咲く姿から、互いに信頼し支えあう関係を象徴。友情や夫婦愛、絆を大切にする意味合いでも使われます。 - 身を任せる愛
空のように澄んだ青色から「無垢さ」や「相手にすべてを委ねる心」を表現。相手を信じ切る気持ちを託す際にぴったり。 - 信じあう愛
「信じあう心」と同様に使われることがあり、恋愛だけでなく親子や友人など幅広い人間関係を表すやさしい花言葉です。
花言葉が生まれた背景や解釈
- 星の形と澄んだ青色から「永遠」「清らかさ」「希望」が連想され、愛情や信頼に結びつけられました。
- 結婚式との関係
「サムシングブルー」という慣習に合わせ、花嫁がブルースターを身につけると幸せになるといわれ、そこから「幸福な愛」という意味が定着しました。 - 青色の象徴性
古来より青は「誠実」「真実」を表す色とされ、ブルースターの花言葉にも強く影響しています。
ブルースターの花言葉~色別ver

ブルースターは基本的に「青い星形の花」が代表ですが、園芸品種として白やピンク系も流通しています。
青(ブルー)のブルースター
- 主な花言葉:幸福な愛・信じあう心・誠実
- 意味合い:もっとも代表的な色。澄んだ空を思わせるブルーは「清らかな愛」や「無垢な心」を象徴します。ウエディングブーケやサムシングブルーとして大人気で、幸せを長く続けたいという願いを込めて贈られることが多いです。
白のブルースター(品種改良種や色変化で現れる)
- 主な花言葉:純潔・新しい始まり・無垢
- 意味合い:白は「清らかさ」や「純真無垢」の象徴。恋愛だけでなく友情や家族愛にも使える意味合いで、結婚や出産のお祝いに添えられることもあります。
ピンクのブルースター(「ローズスター」などの園芸品種)
- 主な花言葉:愛情・優しさ・温かな心
- 意味合い:やわらかなピンク色は「女性らしさ」や「包容力」をイメージさせます。恋人や大切な人への贈り物にぴったりで、青色に比べると親しみやすく甘い雰囲気を持ちます。
色の変化にまつわるエピソード
ブルースターは咲き始めは鮮やかな青ですが、次第に白っぽく変化していきます。この特徴から「愛の深まり」「関係の移ろい」などの象徴とされることがあります。つまり、一輪の中で“青と白”両方の意味を持つのもブルースターならではの魅力です。
ブルースターの花言葉の由来

ブルースターの花言葉の由来を整理して詳しく解説します。
1. 「幸福な愛」
- 由来:ブルースターは淡い空色の花をたくさん咲かせ、まるで澄んだ空に星が輝いているように見えることから、幸福感や安らぎを象徴する花とされました。
- また、ヨーロッパに伝わる花嫁の幸運のおまじない 「サムシングブルー」(青いものを身につけると幸せになれる)との結びつきで、「花嫁に幸福をもたらす花」と考えられるようになり、この花言葉が定着しました。
2. 「信じあう心」「誠実」
- 由来:ブルースターの青は「誠実」「真実」「信頼」を象徴する色とされています。
- 星形の花が寄り添うように咲く姿から、互いに信じ合い、支え合う関係をイメージさせ、そこから「信じあう心」という花言葉が生まれました。
3. 「身を任せる愛」
- 由来:ブルースターの柔らかく優しい色合いが「無垢さ」「清らかさ」を表し、相手に心を委ねる安心感を象徴しています。
- この花を恋人や伴侶に贈ると「あなたを信じてすべてを託します」という意味を込められるとされました。
補足エピソード
- 花色の変化
咲き始めは鮮やかなブルー、やがて白っぽく変化する性質があります。これを「愛が形を変えて成熟していくこと」にたとえ、愛情や絆を象徴する花として解釈された背景もあります。 - 名前の由来
星の形をした青い花=「ブルースター」。その名が「幸運の青い星」を連想させ、幸せや愛の象徴とつながったとも言われています。
つまり、ブルースターの花言葉は
「青い星のような姿」+「誠実を象徴する青色」+「サムシングブルーの慣習」
が組み合わさって生まれたものなんです。
ブルースターに怖い花言葉はある?

ブルースターは「幸福な愛」「信じあう心」などポジティブな花言葉が有名ですが、実は「怖い花言葉」を連想されることもあります。
- 一般的には怖い意味はない
ブルースターの代表的な花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」「誠実」「身を任せる愛」で、結婚式や恋人への贈り物に使われるような前向きなものばかりです。 - ネガティブな言葉はほとんど存在しない
花言葉の起源をたどっても、ブルースターに「別れ」や「死」など不吉な意味が付けられた記録はありません。
「怖い」と言われる理由
- 色の変化からの連想
ブルースターは咲き進むと青から白っぽく変わります。この“色が消えていく”性質を「儚さ」「移ろい」と結びつけて、ネガティブに感じる人もいます。 - 毒性に関する誤解
ブルースター(オキシペタルム)の乳白色の液(茎を切ったときに出る樹液)には皮膚をかぶれさせる成分があります。これを知らずに「毒がある=怖い花」と思われることがあります。ただし命に関わるほど強い毒ではなく、ガーデニングでは手袋をして扱えば安全です。 - 「身を任せる愛」の解釈
一見ロマンチックな言葉ですが、人によっては「相手に依存する」「自分を失う愛」と受け取ってしまい、少し怖いニュアンスに感じられることがあります。
怖いよりも前向き
- ブルースター本来の花言葉は前向きで幸せを象徴するもの。
- 「怖い」とされるのは主に 色の変化の儚さ や 樹液のかぶれ、あるいは 解釈の仕方 によるもの。
- 実際には「幸福な愛」の花として、結婚式や贈り物に最適とされる吉祥花です。
ブルースターの面白いエピソード

- 結婚式で人気急上昇
ブルースターは、欧米の「サムシングブルー(花嫁が身につける青いもの)」にぴったりなため、花嫁のブーケや髪飾りに取り入れられることが多い。 - 花色の変化
咲き始めは鮮やかな水色だが、時間とともに少しずつ淡い青や白に変化していく。これが「愛の移ろいや深まり」にもたとえられることがある。 - 触ると白い粉がつく
花や葉には白い粉状の毛があり、触れると手に粉がつく。実は植物が乾燥や害虫から身を守るための工夫。 - 星形の名の由来
小さな星のような形から「ブルースター」と呼ばれるようになった。夜空を思わせるその姿がロマンチック。
ブルースターを使ったギフトアイデア

ブルースターはプレゼントや贈り物の定番になりつつある花です。切り花としても鉢植えとしても利用でき、フラワーアレンジメントやブーケに加えるとナチュラルで爽やかな雰囲気を演出できます。花言葉の「幸福な愛」「信じあう心」は贈り物の意味を強め、相手への想いを象徴的に伝えてくれます。
花束の魅力
ブルースターの花束は、青色や水色の小さな花びらが星形に集まり、全体として清らかな花姿を見せます。カスミソウやガーベラ、バラ、ダリア、カーネーションとの相性も抜群で、メインにも脇役にも活用可能です。青い花は希少で、花束の中に入るだけで印象的なデザインになります。特に誕生日や結婚祝いなどのイベントでは人気の高いアイテムです。
結婚式での使い方
結婚式やウェディングブーケでは「サムシングブルー」の象徴としてブルースターが注目されます。花嫁が持つブーケや髪飾りにブルースターを取り入れることで、幸せな結婚生活を願う演出ができます。ホワイトスターやピンク色の品種を混ぜれば、より豪華で繊細な雰囲気を表現できます。夫婦の永遠の愛を象徴する花言葉も結婚式にぴったりです。
誕生日や祝いのギフトに選ぶ理由
ブルースターは誕生花としても注目され、誕生日プレゼントや記念日のギフトとして喜ばれます。青色の花は男性への贈り物にも適しており、女性から男性へ愛情を込めて贈る花束としても人気です。白色やピンクのブルースターを加えると華やかさが増し、インテリアにも映える贈り物になります。祝いの場面でブルースターを選ぶ理由は、その見た目の爽やかさと花言葉にあります。
ブルースターの育て方と注意点

ブルースターは比較的育てやすい植物ですが、特徴的な性質があり、正しい方法で育てる必要があります。原産地は南アメリカで、キョウチクトウ科ガガイモ属の多年草です。学名は Oxypetalum coeruleum、英名は “Blue Star”。和名は「ルリトウワタ」と呼ばれ、園芸品種として流通しています。
植え付け方法とは
植え付けは春から初夏の季節が適期です。鉢植えでも花壇でも育ちますが、草丈は比較的高くなるためスペースを確保しましょう。日当たりと風通しの良い場所を選ぶと成長がスムーズです。土は水はけの良い培養土を使用するのが基本です。
水やりのポイントと季節ごとの管理
ブルースターは乾燥に強い一方で、過湿に弱い性質を持っています。水やりは土の表面が乾いたら与える方法が最適です。夏の暑さには注意が必要で、真夏は風通しを確保して蒸れを防ぎます。冬は霜に弱いため、鉢植えの場合は室内に取り込む管理が必要です。切り口から乳液状の液体が出るので、作業時は手袋を使うと安心です。
種類と特性
ブルースターには青色の基本種のほか、ピンク色や白色の品種があります。特に「ホワイトスター」やローズ色のブルースターは人気で、フラワーアレンジメントに多用されます。星の精のような小さな花が集まり、花壇や自宅インテリアを華やかにします。切り花やドライフラワーとしても長く楽しめるのが特性です。
ブルースターの人気と流通状況

ブルースターは日本国内の花市場でも注目度が高い植物です。切り花や鉢植えとして流通しており、周年で出回りやすくなっています。特にウェディング需要が安定しており、花嫁や花屋関係者から支持されています。
選ばれる理由とは?
青い花は全体の流通量の中でも希少であるため、ブルースターは存在感が際立ちます。フラワーアレンジメントにおいて「誠実」「幸せ」という花言葉が込められる点も理由です。ナチュラルで爽やかな雰囲気を持ち、相手の心に残る印象を演出できます。
流通するサイズと色合い
切り花としてのブルースターは草丈40〜70cm程度が一般的です。花色はブルー、水色、ピンク、白色などがあり、花びらの色合いが季節や品種によって変化します。市場では小さな花ながらも全体のデザインにおいて重要な役割を担います。
フラワーアレンジメントでの位置付け
ブルースターはフラワーアレンジメントにおいて脇役としてもメインとしても活用できます。カーネーションや胡蝶蘭、リンドウ、キキョウなどとの組み合わせで豊かな表現が可能です。天の川のような爽やかさを持つため、夏のイベントや望郷をテーマにしたデザインにも適しています。
ブルースターにまつわる風習や文化

ブルースターは単なる植物にとどまらず、文化的な意味や風習とも結びついています。花言葉や由来、象徴的な意味が贈り物や日常のイベントに深く関わっています。
日本での位置付け
日本ではブルースターは比較的新しい花ですが、結婚式や誕生日祝いで人気を集めています。花壇や自宅のインテリアとしても親しまれ、写真やSNSで注目される存在です。販売の場でも安定した人気を誇り、男性にも女性にも贈りやすい花です。
象徴する感情や意味
ブルースターが象徴するのは「幸福」「誠実」「愛情」です。花言葉は由来や文化的背景に基づいており、サムシングブルーの伝統と結びついています。相手への想いを込めた表現が可能で、結婚、夫婦関係、仕事上の祝いの場面にも適しています。
エピソードや思い出
花屋勤務時代、プロポーズ用の花束にブルースターを選ぶお客様が多くいました。青色の小さな花を中心にカスミソウやローズを添えたブーケは、男性から女性へ想いを伝えるのに最適でした。あるお客様は「星形の花姿が相手との永遠の関係を象徴する」と語り、印象的な思い出となりました。ブルースターはそのデザインと意味によって人々の心に残る花なのです。
ブルースターの他は?日本で人気の花々
- チューリップ
春を代表する花で、明るいカラーと丸みを帯びた花姿が可愛らしい印象。種類や色が豊富で、花言葉も色ごとに異なり、贈り物やガーデニングに最適。気分を明るくする存在感が魅力です。 - 薔薇(バラ)
「花の女王」とも呼ばれる存在感のある花。豪華で香り豊か、愛や情熱を象徴する花言葉を持ち、恋人へのプレゼントや記念日の贈り物に人気。多彩な品種と色合いで特別感を演出できます。 - 桜(サクラ)
日本を象徴する春の花。満開の桜並木は圧倒的な美しさで、花見文化にも深く根付いています。短い開花期間が「儚さ」や「美しい一瞬」を感じさせ、日本人の心に特別な意味を持つ花です。 - ひまわり
夏を象徴する花。大きな黄色の花が太陽のように輝き、元気や前向きな気持ちを与えてくれます。花束やガーデンでも存在感があり、見る人の心を明るくする力が魅力です。 - カーネーション
母の日の定番。赤は母への愛、ピンクは感謝、白は純粋さなど色ごとに意味を持ちます。花もちも良く、フラワーギフトに重宝される花。シンプルながら奥深い魅力を持っています。 - ユリ
大きく優美な花姿と甘く上品な香りで人気。白ユリは純潔、オレンジは華やかさを表現。仏花としても、結婚式や贈り物としても重宝される幅広い用途を持つ花です。 - コスモス
秋を代表する花。風に揺れる姿が可憐で、ピンクや白、赤の花色が景色を彩ります。花言葉は「調和」「謙虚」で、日本の自然風景によく似合う繊細さが魅力です。 - 紫陽花(アジサイ)
梅雨の風物詩。土壌の酸性度で青やピンクに色が変化するユニークさがあります。小花が集まる丸い花姿は華やかで、雨に濡れる様子も風情豊か。庭先や鉢植えでも人気です。 - 牡丹(ボタン)
「百花の王」と称される豪華な花。大輪で華やかな花姿は庭を彩り、古くから絵画や着物の柄にも用いられるほど日本文化に親しまれています。富貴や繁栄を象徴する縁起の良い花です。 - 蘭(ラン、胡蝶蘭が代表的)
豪華で長持ちするため、祝い事やビジネスシーンの贈答品として圧倒的な人気。白い胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉を持ち、開店祝いや結婚式などで欠かせない花です。
まとめ
ブルースターと花言葉は、幸福や愛情を象徴する魅力的なテーマです。青色や水色の星形の花びらは、結婚式、誕生日、プロポーズ、祝いの場面にふさわしく、フラワーアレンジメントやギフトに欠かせない存在です。育て方や注意点を理解すれば、自宅の鉢植えや花壇でも楽しめます。文化や風習とも深く関わるブルースターは、幸せを運ぶ花として今後も注目され続けるでしょう。
ライター紹介 Writer introduction

さとすけ
花屋で働いてた日本男児(O型) コピーライターの経験も活かし花に関して、わかりやすく&信ぴょう性がある記事作りを心掛けながら配信中。 instagramでは「動く!4コマ漫画~花言葉劇場」を投稿しています。

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