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ヒャクニチソウの花言葉は怖いの?色別など長生き花を大解説

ヒャクニチソウの花言葉は怖いの?色別など長生き花を大解説

コピーライターで花屋の元店員です。今回は夏から秋にかけて長く咲き続けるヒャクニチソウの花言葉や、誕生花としての価値、種類や栽培方法、そしてギフトやガーデニングでの活かし方まで、丁寧に解説していきます。

百日草とも呼ばれるヒャクニチソウは、丈夫で初心者にも育てやすい一年草です。その由来や意味を知ることで、暮らしに取り入れる楽しさがさらに広がります。

ヒャクニチソウとは?基本情報

ヒャクニチソウ
  • 学名Zinnia elegans
  • 科属:キク科ヒャクニチソウ属
  • 原産地:メキシコ
  • 和名の由来:「百日草」という名前は、開花期間が長く、夏から秋まで約100日も咲き続けることから。
  • 花期:6月~10月(特に真夏に強い)
  • 花色:赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、緑など多彩
  • 草丈:20cmの矮性種から1m以上の高性種まで幅広い

良さ

  1. とにかく丈夫
     真夏の強い日差しや乾燥にも耐え、初心者でも育てやすい。
  2. 花色・花形のバリエーションが豊富
     一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど多彩。ブーケやアレンジメントにも人気。
  3. 長期間咲き続ける
     名前の通り「百日間」咲き続けるため、夏の花壇がずっと華やかに保てる。
  4. 切り花にしても長持ち
     水揚げがよく、仏花や花瓶用にも重宝。

ヒャクニチソウの花言葉

ヒャクニチソウ

ヒャクニチソウ(百日草/ジニア)は、花が長期間咲き続けることから「長く続くもの」にちなむ花言葉が多くつけられています。

ポジティブな意味

  • 「絆」
     花期が長く咲き続ける姿から、途切れない結びつきや友情の象徴。
  • 「遠い友を思う」「不在の友を思う」
     会えない時間があっても友情が続くことを表現。夏の長いあいだ咲く姿が「離れていても変わらぬ想い」に重ねられた。
  • 「いつまでも変わらぬ心」
     鮮やかな花色を保ち続ける姿が、誠実さや不変の愛情を連想させる。
  • 「幸福」
     太陽のように明るく咲き続ける花姿から。

ネガティブな意味

ヒャクニチソウには前向きな花言葉が多いですが、一部にはこんな意味もあります。

  • 「別れた友への想い」
  • 「注意を怠るな」

これは、百日草が丈夫でほっといても咲き続けるため「油断しやすい」という性質に由来するとも言われています。

ヒャクニチソウの花言葉は「友情」や「永遠の絆」に関するものが中心で、夏から秋まで長く咲き続ける性質と深く結びついています。特に「不在の友を思う」という言葉は、離れて暮らす友人や大切な人へのプレゼントにも選ばれる理由になっています。

ヒャクニチソウの花言葉~色別ver

ヒャクニチソウ

ヒャクニチソウ(百日草/ジニア)は全般的に「絆」「不在の友を思う」「変わらぬ心」といった花言葉がありますが、色ごとに少しニュアンスが違う花言葉も伝えられています。

  • 健やかな日々
  • 持続する愛情

→ 赤い花は生命力や情熱を象徴。長く咲く性質から「元気が続く」「愛が続く」という意味につながりました。

ピンク

  • 幸福
  • いつまでも続く幸せ

→ 優しい色合いから「恋愛の幸福」「家族の愛情」を象徴し、贈り物にも人気の色です。

黄色

  • 別れた友を思う
  • 遠い友への想い

→ 黄色は「友情」を意味することが多い色ですが、ヒャクニチソウでは「離れてしまった友」への切ない想いがこめられています。

  • 友情
  • 純粋な愛

→ 白いヒャクニチソウは清らかで、特に友情や変わらない信頼関係を表す意味合いが強いです。

  • 不在の友を思う
  • 思い出

→ 紫は少し寂しさや神秘を帯びた色。遠くにいる友人や、もう会えない人を思い出す気持ちをあらわします。

補足

ヒャクニチソウはもともと「友情・絆・不変」が基本テーマなので、色ごとの花言葉もその派生形になっています。

  • 明るい色(赤・ピンク・白)は「幸福・友情」のポジティブな意味。
  • 落ち着いた色(黄・紫)は「離れても想い続ける友情」のように少し切ない意味。

贈るときには「その人との関係性」に合わせて色を選ぶと、とても気持ちが伝わりやすい花です。

ヒャクニチソウの花言葉の由来

ヒャクニチソウ

ヒャクニチソウ(百日草/ジニア)の花言葉は、ほかの花と同じく 「花の性質」や「色の印象」から生まれた由来 が中心です。

1. 長く咲き続ける花の性質

ヒャクニチソウは名前のとおり「100日間」も花を咲かせ続けるほど丈夫で長持ちする花です。

  • この性質から「いつまでも変わらぬ心」「絆」「友情」といった 持続性を表す花言葉 が生まれました。

2. 離れていても咲き続ける姿

夏から秋まで、炎天下や乾燥にも負けずにずっと咲き続けることから、

  • 「不在の友を思う」「遠い友を思う」という 切ない友情の花言葉 がつきました。
    → 「会えなくても友情は続いている」というイメージに重ねられたわけです。

3. 花の鮮やかさ

ヒャクニチソウは赤・黄・ピンク・紫など非常に多彩で、しかも色あせにくい特徴があります。

  • そのため「変わらぬ心」「幸福」などの 誠実さ・明るさを示す花言葉 に結びつきました。

色別の花言葉の由来

  • 赤(健やかな日々)
     → 生命力あふれる赤い花色と、長期間咲く性質から「健康で日々を過ごす」という意味に。
  • ピンク(幸福・続く幸せ)
     → 優しい色合いが「恋愛の幸福」や「家庭の愛情」に重ねられた。
  • 黄色(別れた友を思う)
     → 黄色は友情を表す色だが、百日草では「遠く離れた友への想い」として少し切ない意味に転化。
  • 白(友情・絆)
     → 清らかさと変わらぬ友情を表す色として。
  • 紫(不在の友を思う)
     → 神秘的で少し寂しげな紫色が「遠くにいる友人」「亡くなった人への追憶」に結びついた。

由来まとめ

ヒャクニチソウの花言葉の由来は大きく分けて:

  1. 長く咲き続ける性質 →「友情」「絆」「変わらぬ心」
  2. 離れていても咲き続ける姿 →「不在の友を思う」
  3. 鮮やかな花色 →「幸福」「健やかさ」

つまり、ヒャクニチソウは「強さ」と「長さ」を象徴する花なんですね。

ヒャクニチソウの花言葉は怖いの?

ヒャクニチソウ

花言葉はポジティブなものだけじゃなく、花の性質や印象から少し「怖い」「切ない」ものがつけられることもあります。ヒャクニチソウ(百日草)もその例外ではありません。

花言葉にある“怖さ”

1. 「不在の友を思う」「遠い友を思う」

  • 一見美しい言葉ですが、裏を返せば 「会えない人」や「亡くなった人」への想い を示すため、少し寂しく、切なさを帯びています。
  • 特に紫や黄色の花にこの意味が強くこめられていて、「生き別れ」や「死別」を連想させることから人によっては怖い印象を受けることもあります。

2. 「注意を怠るな」

  • ヒャクニチソウは丈夫で放っておいてもよく育つ花。
  • この性質から逆に「油断しがちになる → 注意せよ」という花言葉もつけられました。
  • 花言葉としては珍しく“戒め”の意味を持つため、やや不気味に感じる人もいます。

3. 葬送や供花に使われることも

  • ヒャクニチソウは切り花でも長持ちするので、お墓や仏壇の花としてもよく使われました。
  • そのため「死者を思う花」「別れを連想させる花」として受け取られることがあり、怖いイメージにつながった面もあります。

ポジティブ面とのバランス

ただし、ヒャクニチソウの花言葉は決して“怖い”ものばかりではなく、

  • 「絆」
  • 「変わらぬ心」
  • 「幸福」
  • 「健やかな日々」

など、むしろポジティブな意味の方が多いんです。

怖い理由は離別などが原因

ヒャクニチソウの花言葉が「怖い」と言われるのは、

  • 「不在の友を思う」「遠い友を思う」 → 死別や離別を連想させる
  • 「注意を怠るな」 → 戒めや警告のニュアンス
  • 仏花としての利用 → 死者との結びつき

といった理由があるからです。
でも本来は「友情」「絆」「変わらぬ心」を表す、前向きで力強い意味が中心の花なんです。

ヒャクニチソウの面白いエピソード

ヒャクニチソウ
  • 戦後の復興を象徴した花
     第二次世界大戦後、日本各地で荒れ地にヒャクニチソウが植えられました。強健で手間がかからず、街を元気づける「復興の花」として広がったといわれています。
  • メキシコでは幸運の花
     原産地メキシコでは、太陽の花として「幸運・不死」のシンボルとされることがあります。
  • 宇宙で咲いた花
     2016年、国際宇宙ステーション(ISS)でアメリカの宇宙飛行士スコット・ケリーが栽培に成功。宇宙で初めて咲いた花のひとつとしてニュースになりました。
  • 花言葉
     「絆」「不在の友を思う」「遠い友を思う」など、長く咲く姿から“友情”や“永遠”にちなんだ花言葉が多いです。

強い日差しの中でも咲き誇る姿と、「百日も咲き続ける」という生命力が、昔から人々を励ましてきた花なんです。

ヒャクニチソウの誕生花としての価値

ヒャクニチソウは、誕生花としても高い人気を誇ります。花言葉には「絆」「不在の友を思う」「永遠の幸福」など、友情や愛情を大切にする意味が込められています。長い期間にわたって花が咲き続ける姿は「いつまでも変わらない思い」を象徴し、誕生日のプレゼントや記念日のギフトにふさわしい植物として愛されています。

誕生日プレゼントに最適

花屋で働いていた頃、夏の時期に誕生日を迎える友人や家族への花束にヒャクニチソウを選ばれるお客様が多くいらっしゃいました。百日草の花色は赤、ピンク、黄色、白、紫など豊富で、誕生日ごとに色別の花言葉を添えてプレゼントすることができます。たとえば、ピンクなら「幸福」、黄色なら「遠い友を思う」といった意味を込められ、贈られる人の暮らしに彩りを添えます。

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特別なギフトとしての魅力

誕生日だけでなく、結婚記念日や友情の証としてのギフトにもおすすめです。丈夫な植物で水やりや管理の手間も少なく、鉢植えや地植えどちらでも元気に育ちます。切り花としても長持ちするため、花束やフラワーアレンジメントに利用すれば「いつまでも変わらぬ心」を届けられます。

ヒャクニチソウの種類とそれぞれの特徴

ヒャクニチソウ

ヒャクニチソウはキク科の一年草で、種類や品種の豊富さも魅力の一つです。花びらの形や草丈の違いによって、ガーデニングやギフトの使い方が変わってきます。

人気の品種紹介

人気の品種には、ポンポンのように丸く咲く「ポンポン咲き」、花びらが細長く重なる「カクタス咲き」、そしてシンプルな一重咲きがあります。花屋で扱っていた際には、鮮やかな赤やオレンジが夏のヒマワリと並んでよく売れていました。学名は Zinnia elegans で、開花期は6月から10月まで続きます。

初めての人におすすめ

初心者には、草丈が低くまとまりやすい矮性品種がおすすめです。鉢植えや小さな庭の地植えでも楽しめ、乾燥や暑さに強いので手入れが簡単です。花色の豊富さから、お子さまと一緒に育てるガーデニング入門植物としても人気があります。

ヒャクニチソウの栽培における注意点

ヒャクニチソウ

ヒャクニチソウは比較的丈夫ですが、栽培における注意点を押さえておくと、より長く美しい花を楽しめます。

病気や害虫に対する対策

一年草であるヒャクニチソウは病気にも比較的強いのですが、うどんこ病やアブラムシには注意が必要です。風通しの良い場所に植えること、葉に水をかけすぎないことが予防につながります。害虫が見つかった場合は、早めに駆除することが大切です。

乾燥や暑さへの適応と管理方法

夏の強い日差しや乾燥にも耐えられるのがヒャクニチソウの魅力ですが、極端な乾燥には弱ることもあります。鉢植えの場合は水やりを忘れないようにし、地植えでも長期間雨が降らない時期には水分補給を意識しましょう。特に開花の盛んな時期には、水と栄養を切らさないことがポイントです。

ヒャクニチソウを使ったガーデニングのアイデア

ヒャクニチソウ

花屋時代、ガーデニング用の苗としてヒャクニチソウを購入される方は非常に多かったです。丈夫さと花色の豊富さから、花壇や寄せ植えに取り入れると暮らしが一気に華やかになります。

花束の作り方

切り花でも長持ちするため、花束に適しています。ヒマワリやピンクのバラと合わせると夏らしい元気な印象になります。花言葉を意識して、友情を表す白や幸福を意味するピンクを選べば、思いを込めたプレゼントになります。

寄せ植え例

寄せ植えでは、草丈の違う品種を組み合わせると立体感が生まれます。黄色やオレンジをメインにして、紫や赤をアクセントに加えると色彩豊かな花壇になります。乾燥に強いため、他の一年草や多肉植物とも相性が良く、手入れも簡単です。

ヒャクニチソウの魅力とおすすめの栽培法

ヒャクニチソウ

ヒャクニチソウは、花言葉の魅力と育てやすさを兼ね備えた植物です。ガーデニング初心者にも安心で、暮らしに「永遠の幸福」を運んでくれます。

初心者でも育てやすい

一年草でありながら開花期間が長く、花びらの鮮やかさが持続するため、初心者でも成功体験を得やすい花です。種まきからでも簡単に育てられ、鉢植えでも地植えでも元気に咲きます。

永遠の幸福を象徴

「不在の友を思う」「絆」といった花言葉に加え、色別の意味を組み合わせることで、贈り物や暮らしに深いメッセージを添えられます。百日草という名の通り長期間咲き続ける姿は、永遠の幸福を象徴し、日常に力強さと安心感を与えてくれるのです。

ヒャクニチソウの他は?日本で人気の花々

1. チューリップ

春を代表する球根植物。花色が豊富で赤・黄・ピンク・紫など、どんなガーデニングにも合わせやすいのが魅力です。シンプルな形の一重咲きから八重咲きまでバリエーションも多く、子どもから大人まで親しまれています。

2. 薔薇(バラ)

「花の女王」と呼ばれるほど華やかで香りも魅力的。花束や庭木としても人気があり、贈り物の定番です。品種や花色が驚くほど多彩で、愛や美を象徴する花として日本でも広く愛されています。

3. 桜(サクラ)

日本を代表する花。春の風物詩であり、お花見文化を支える存在です。淡い花色が日本人の心を惹きつけ、散り際の美しさも含めて「儚さ」「美徳」の象徴とされています。

4. 紫陽花(アジサイ)

梅雨を彩る花。土壌の酸度によって花色が変化する面白さがあります。雨に濡れても美しく、庭や公園で大きな房が咲き誇る姿は圧巻。日本の初夏を感じさせてくれる植物です。

5. 向日葵(ヒマワリ)

夏の象徴。太陽に向かって咲く姿から「元気」「明るさ」のイメージがあります。背の高い大輪からミニサイズまで種類があり、ガーデニングや花束にも利用されます。子どもにも人気の高い花です。

6. 菊(キク)

日本の国花の一つ。格式高い花で、皇室の紋章にも使われています。仏花のイメージもありますが、実は種類が多く、洋風のマム(スプレー菊)は華やかでアレンジメントにも最適です。長持ちする点も魅力です。

7. 梅(ウメ)

早春に咲く香り高い花。桜よりも早く咲き始め、寒さの中に春を告げる存在として親しまれています。観賞用だけでなく、実は梅干しや梅酒として食文化にも深く関わっています。

8. 牡丹(ボタン)

「百花の王」と称される豪華な花。大輪の花が咲き誇る姿は華麗で存在感抜群です。古くから富貴や幸福の象徴とされ、庭園や茶花としても親しまれてきました。

9. 椿(ツバキ)

冬から早春にかけて咲く、日本らしい花。艶やかな葉と美しい花が特徴で、茶道にも用いられます。「侘び寂び」を象徴する花としても知られ、落ちるときに花ごと落ちる姿も独特です。

10. 藤(フジ)

春に咲く長い房状の花が特徴。藤棚に垂れ下がる薄紫の花は日本庭園を華やかに彩ります。風に揺れる姿が涼やかで、古典文学や和歌にも多く登場する、古来から愛される花です。

まとめ

ヒャクニチソウは、花言葉に「絆」「不在の友を思う」「幸福」などを持ち、誕生花やギフトとして高い価値を持つ植物です。豊富な種類と花色、丈夫さから人気があり、ガーデニングやプレゼントに幅広く活用できます。育て方の注意を押さえれば、初心者でも美しい開花を楽しめます。

ライター紹介 Writer introduction

Sato君

Sato君

花屋で働いてた日本男児(O型) コピーライターの経験も活かし花に関して、わかりやすく&信ぴょう性がある記事作りを心掛けながら配信中。 instagramでは「動く!4コマ漫画~花言葉劇場」を投稿しています。

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