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ナスタチウムの花言葉!色別&怖い理由&アブラムシとの関係まで

ナスタチウムの花言葉!色別&怖い理由&アブラムシとの関係まで

コピーライターで花屋の元店員です。ナスタチウムの花言葉は「愛国心」「困難に打ち勝つ」「勝利」など力強い意味を持つことで知られ、誕生花としても人気があります。

鮮やかなオレンジや黄色の花色、丸い葉の愛らしさが魅力で、ギフトやガーデニングにおすすめの植物です。

本記事ではナスタチウムの花言葉の由来、誕生花としての意味、育て方、歴史や文化的背景まで丁寧に解説します。

ナスタチウムとは?基本情報や学名

ナスタチウム
  • 学名Tropaeolum majus
  • 和名:キンレンカ(錦蓮花)
  • 科名:ノウゼンハレン科
  • 原産地:南アメリカ(ペルー・ボリビア周辺)
  • 草丈:20~40cm程度
  • 開花時期:5月~10月
  • 花色:赤・オレンジ・黄・クリームなど
  • 特徴:丸いハスのような葉と鮮やかな花が特徴で、花・葉・種が食用になるエディブルフラワーとしても知られています。

良さ・魅力

  1. 食用として楽しめる花
    葉や花はピリッとしたクレソンに似た辛みがあり、サラダや飾りに使われます。種はピクルスにして「偽ケッパー」とも呼ばれます。
  2. 害虫を防ぐコンパニオンプランツ
    特にアブラムシを引き寄せる性質があり、トマトやキャベツのそばに植えると「身代わり」になってくれるため、無農薬栽培にも重宝されます。
  3. 育てやすい丈夫さ
    乾燥や痩せた土にも強く、ガーデニング初心者でも簡単に育てられる丈夫な植物です。
  4. 観賞性が高い
    鮮やかな花と円形の葉が独特で、ハンギングや寄せ植えに映える華やかさがあります。

ナスタチウムの花言葉

ナスタチウム
  • 愛国心
  • 困難に打ち勝つ
  • 勝利
  • 忠誠心
  • 忍耐

これらは力強さや勇敢さに関係する前向きな意味を持つ花言葉が多いのが特徴です。

花言葉の意味と由来

1. 「愛国心」「忠誠心」

  • ナスタチウムの学名「Tropaeolum」は、ラテン語の「tropaeum(戦利品・勝利の記念碑)」に由来します。
  • 丸い葉が盾、鮮やかな花が戦士の兜を連想させることから、戦場での勝利や忠誠を象徴する花として名付けられました。
  • このことから、祖国や仲間への忠誠心を表す花言葉が生まれました。

2. 「困難に打ち勝つ」「勝利」

  • 花姿が勝利を祝う戦士の象徴に見立てられたことから、「困難に立ち向かう勇気」や「戦いに勝つ力」を意味する花言葉が付与されました。
  • 特にヨーロッパでは、兵士の士気を高める象徴として庭に植えられることもあったといわれます。

3. 「忍耐」

  • ナスタチウムは痩せた土地でもよく育つ丈夫さを持ち、暑さや乾燥にも耐える性質から「忍耐」という花言葉が与えられました。

豆知識

  • ナスタチウムは、エディブルフラワー(食べられる花)としても知られており、食卓で彩りとともに「困難に勝つ力」を呼び込む縁起花として用いられることもあります。
  • 戦士の象徴である花姿と、料理に使える実用性から「美しさと強さを兼ね備えた花」と評されています。

ナスタチウムは**「勇気」「愛国」「勝利」**といった力強い花言葉を持ち、見た目の可愛らしさとは裏腹に、精神的な強さを象徴する花です。

ナスタチウムの花言葉~色別ver

以下に、ナスタチウムの色別の花言葉を詳しく解説します。それぞれの色が持つ意味や背景、贈るシーンも含めて紹介します。

赤いナスタチウムの花言葉

  • 花言葉:情熱・勝利・勇気
  • 意味と背景:赤は戦士の血や燃えるような情熱を象徴する色です。ナスタチウムの学名由来である「戦士の兜」「戦利品」と結びつき、勝利や勇気の意味を持ちます。
  • 贈るシーン
    • 挑戦に向かう人へのエール
    • スポーツや試合の勝利祈願
    • 情熱的な愛を伝える時

オレンジのナスタチウムの花言葉

  • 花言葉:元気・勇気・社交性
  • 意味と背景:オレンジは陽気さやポジティブさを表す色で、見ているだけで気持ちが明るくなる色合いです。困難に立ち向かう元気や前向きさを後押しします。
  • 贈るシーン
    • 新生活を迎える人への激励
    • 明るい雰囲気を演出する贈り花
    • 子どもや若い世代へのプレゼント

黄色のナスタチウムの花言葉

  • 花言葉:希望・信頼・友情
  • 意味と背景:黄色は光や希望を象徴する色。困難を乗り越えて進むための「信頼」や「未来への希望」を表します。
  • 贈るシーン
    • 友人への贈り物
    • 卒業・就職などの門出
    • 明るい未来を願うメッセージとして

クリーム色や淡い色のナスタチウムの花言葉

  • 花言葉:純粋・癒し・優しさ
  • 意味と背景:淡い色の花は、赤やオレンジのような力強さではなく、穏やかさや癒しを象徴します。落ち着いた雰囲気を持つ色として、優しい印象を与えます。
  • 贈るシーン
    • 癒しやお見舞いに
    • 心安らぐギフトフラワーとして
    • 優しい愛情を伝える時

総合的なポイント

  • ナスタチウムは**どの色も「前向き」「勇気」「希望」**に関する花言葉を持ちます。
  • 色別にニュアンスが異なるため、贈る相手の状況に合わせて選ぶと意味が伝わりやすいです。

豆知識
ナスタチウムはエディブルフラワーとして食卓にも使えるため、花言葉を込めた料理やデコレーションにも向いています。例えば「赤=情熱のパスタ飾り」「黄色=希望のサラダ」など、色ごとに意味を込めて楽しむことができます。

ナスタチウムの花言葉は怖いの?

ナスタチウム

ナスタチウム(キンレンカ)の花言葉には「愛国心」「困難に打ち勝つ」「勝利」など力強い意味が多く、一見すると勇ましくて少し怖い印象を受ける方もいます。しかし、実際にはポジティブな由来を持つ花言葉で、怖い意味はほとんどありません。以下に詳しく解説します。

なぜ「怖い」と感じるのか?

  1. 戦いや勝利に関する意味があるため
    • ナスタチウムの学名「Tropaeolum(トロパエウム)」はラテン語で「戦利品」や「勝利記念碑」を意味します。
    • 丸い葉が「盾」、花が「戦士の兜」に見立てられたことから「戦士・勝利・忠誠」など戦に関係する花言葉が生まれました。
      → この軍事的な由来が「怖い」と感じる要因になっています。
  2. 「愛国心」「忠誠心」という重いテーマ
    • 花言葉に「愛国心」「忠誠心」があるため、政治的・軍事的な連想をする人もいます。
    • しかし、これはあくまで「仲間や祖国を想う強い心」を象徴するもので、否定的な意味ではありません。

実際の花言葉の本質

  • 「困難に打ち勝つ」「勝利」→ 困難を乗り越える勇気や成功を願う前向きな意味。
  • 「愛国心」「忠誠心」→ 仲間や大切な人を想う誠実な気持ちの象徴。

これらは決して恐怖や不吉さを意味するものではなく、「勇気」「誠実」「希望」を与える縁起の良い花言葉です。

怖い意味はあるの?

ナスタチウムには、一般的に不吉・恐怖を連想させる花言葉(例:死、裏切り、絶望など)は存在しません。
むしろ「困難を乗り越える」「勝利をつかむ」という前向きなイメージが強いため、プレゼントやガーデニングに安心して用いられます。

怖いよりも前向き

  • ナスタチウムの花言葉は「勇気・勝利・誠実さ」に関連する前向きな意味が中心。
  • 「戦利品」や「愛国心」の由来から力強い印象があり、それが「怖い」と誤解される場合がある。
  • 実際は希望や激励の象徴で、むしろ元気や勇気を与える縁起の良い花です。

ナスタチウムの面白いエピソード

ナスタチウム
  1. 「トロパエウム=戦利品」の名の由来
    学名の「Tropaeolum」はラテン語の「tropaeum(戦利品)」に由来します。丸い葉が盾、鮮やかな花が戦士の兜を連想させることから付けられました。
  2. 18世紀ヨーロッパでの流行
    南米からヨーロッパに伝わると、その鮮やかさと食用性から一気に人気となり、貴族の庭園で愛されました。特にフランス料理の飾り付けに多用され、今でも食文化に影響を残しています。
  3. 虫除けと食用の二刀流
    「美しいのに役立つ」という点が園芸家の間で話題になり、ナスタチウムを植えると「庭がきれいになり、野菜も守れて、さらに食べられる」という万能さが人気の理由になっています。

ナスタチウムは**「見て楽しい」「食べて美味しい」「育てて役立つ」**という三拍子揃った植物です。ガーデニングにもキッチンにも取り入れやすい魅力的な花ですよ。

誕生花としてのナスタチウムの意味

ナスタチウムは6月や7月の誕生花として取り上げられることが多く、誕生日や記念日のギフトに最適な花です。花言葉「愛国心」や「困難に打ち勝つ」は、その鮮やかな花姿と力強い成長から生まれました。花屋勤務時代、誕生日プレゼントとしてナスタチウムを選ぶお客様は「元気や勇気を伝えたい」と話されていたことが印象的です。
誕生花としてのナスタチウムは、ただ美しいだけでなく「応援」「信頼」「愛情」といった前向きな思いを象徴し、贈る人の気持ちを鮮やかに伝えます。オレンジや黄色、時にピンクの花色は、どれも希望や明るさを表現するカラーとして人気が高く、誕生花として喜ばれる理由の一つです。

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和名と別名:ナスタチウムの魅力を知る

ナスタチウムには複数の呼び名が存在します。和名では「キンレンカ(金蓮花)」と呼ばれ、丸い葉が蓮の葉に似ていることが由来です。また、属名である「Tropaeolum(トロパエオルム)」から「ノウゼンハレン(凌霄蓮)」という別名も持ちます。さらに、英語では「Nasturtium(ナスターチューム)」とも呼ばれますが、実は学名Tropaeolum majusが正式です。

花屋時代には「キンレンカって食べられるの?」とよく質問されました。ナスタチウムはエディブルフラワーとしても知られ、葉や花、種まで食用になる珍しい植物です。サラダや料理の彩りとしても人気があり、視覚的な魅力だけでなく、生活に取り入れやすい点も大きな魅力です。

ナスタチウムの育て方とその環境

ナスタチウム

ナスタチウムは育てやすさでも知られ、ガーデニング初心者からベテランまで幅広く愛される植物です。私自身、花屋勤務中にも「初心者でも簡単に育てられる花」としておすすめしていました。

初心者向けナスタチウムの育て方

ナスタチウムは直まきでも簡単に発芽し、手間をかけずに育てられます。ポイントは、肥料を控えめにすること。肥料を与えすぎると葉ばかり茂り、花付きが悪くなります。日当たりの良い場所に植えるだけで、オレンジや黄色の花が次々と開花し、華やかな景観を楽しめます。

最適な環境と水やりのポイント

乾燥気味を好むため、水やりは土が乾いてから与えるのが基本です。過湿に弱いので、鉢植えの場合は排水性の良い土を選びましょう。地植えの場合でも、風通しの良い場所に植えることで病害虫を防ぎやすくなります。

開花時期とその特徴

ナスタチウムの開花時期は5月から10月頃までと長く、夏の庭を彩る植物として重宝します。ハンギングや寄せ植えでも存在感を放ち、開花期には丸い葉と色鮮やかな花が見事なコントラストを描きます。オレンジや黄色の花色は夏らしい明るさを演出し、ピンクやクリーム色の品種は優しげな印象を与えます。

ナスタチウムをギフトとして贈る理由

ナスタチウム

花屋時代、ナスタチウムは「応援や元気を伝える花」としてギフト需要が高い印象でした。鮮やかな色彩と前向きな花言葉が、贈り物として選ばれる理由の一つです。

ナスタチウムが持つ愛情の象徴

ナスタチウムの花言葉には「愛情」も含まれます。これは、鮮やかな色彩と力強い成長が、思いやりや深い関係性を表すとされるためです。特に誕生日や記念日のギフトとしては、贈る相手への思いを花に託しやすい魅力があります。

勝利の花とも呼ばれるナスタチウム

ナスタチウムは「勝利の花」とも称されます。学名の由来である「トロパエウム(戦利品)」に由来し、困難に打ち勝つ象徴として古くから知られています。スポーツの試合や受験、昇進祝いなど、努力や挑戦の成功を願うシーンで贈ると特に喜ばれます。

ナスタチウムに関連するその他の情報

ナスタチウム

ナスタチウムの魅力は、花姿や花言葉だけにとどまりません。歴史や文化的背景を知ると、さらにその奥深さを感じられます。

ナスタチウムの歴史と文化的背景

ナスタチウムは南米原産で、16世紀にヨーロッパへ渡り、観賞用や食用植物として広まりました。18世紀のフランスでは、エディブルフラワーとして高級料理に取り入れられ、貴族の庭園でも栽培されていた記録があります。これらの歴史は、ナスタチウムが生活に密着した実用性を持つ植物であることを示しています。

困難を乗り越える象徴としてのナスタチウム

「困難に打ち勝つ」という花言葉は、痩せた土地でも育つ強健さに由来します。実際、花屋時代にも「育てやすいし強い花だから初心者向き」と説明すると、お客様は安心して選ばれていました。困難を超えて咲く花姿は、挑戦する人への励ましに最適です。

ナスタチウムの英語名と学名について

英語では「Nasturtium」と呼ばれますが、これはもともと別の植物の名前でした。現在は一般的にナスタチウムの呼称として使われています。正式な学名は「Tropaeolum majus」。属名「Tropaeolum」はラテン語で「戦利品」を意味し、戦士の兜や盾に見立てられたことからきています。

ナスタチウムの他は?日本で人気の花々

以下に、日本で人気の高い花を10種類、それぞれの良さを含めて提案します。

1. チューリップ

春を代表する花で、色や形が豊富なためガーデニングや花束に人気です。可愛らしいフォルムが魅力で、赤は情熱、黄色は友情、ピンクは愛情など色ごとに異なる花言葉を楽しめます。

2. 薔薇(バラ)

華やかさと高貴な美しさで圧倒的な存在感を誇ります。愛の象徴とされ、贈り物や記念日に最適な花です。香り高い品種やカラーバリエーションも豊富で、シーンに合わせた選び方ができるのも魅力です。

3. 桜(サクラ)

日本の春を象徴する花で、短い開花期間が儚さや美しさを際立たせます。観賞用としてだけでなく、文化や詩歌にも深く関わり、春の訪れを告げる存在として多くの人に愛されています。

4. 向日葵(ヒマワリ)

夏を代表する花で、太陽のような明るさと元気さが魅力。大きな花が一面に咲く姿は圧巻で、花言葉の「憧れ」「元気」は贈り物や観賞用にもぴったりです。

5. 紫陽花(アジサイ)

梅雨の時期に美しく咲く花で、青や紫、ピンクなど土壌で変わる色合いが楽しめます。小花が集まった姿は可憐で、雨の日でも彩りを与えてくれる癒しの存在です。

6. 牡丹(ボタン)

豪華で気品あふれる花姿から「花の王」と称されます。春に咲く大輪の花は華やかで、庭園や切り花として人気。花言葉は「富貴」「優雅」で、格式ある美しさが魅力です。

7. 梅(ウメ)

冬から早春にかけて咲き、寒さの中で春を告げる存在です。白や紅色の花が上品で、香りも高く観賞価値があります。「高潔」「忍耐」の花言葉を持ち、日本文化にも深く根差しています。

8. コスモス

秋の風物詩で、風に揺れる可憐な花姿が印象的です。赤や白、ピンクなど優しい色合いが多く、花畑としても人気。花言葉は「調和」「乙女の純潔」で、ナチュラルな美しさが魅力です。

9. 菊(キク)

日本の国花の一つで、長寿や高貴さを象徴します。秋に咲く多彩な品種があり、和風庭園や仏花としてだけでなく、最近は洋風アレンジでも人気が高まっています。

10. 藤(フジ)

房状に垂れ下がる紫の花が優雅で、春から初夏に咲く光景は圧巻です。藤棚の下で楽しむ花見は風情があり、花言葉は「優しさ」「歓迎」で、古来より愛されてきた花です。

まとめ

ナスタチウムは、花言葉「愛国心」「困難に打ち勝つ」「勝利」に象徴されるように、力強さと前向きな思いを伝える植物です。誕生花としての役割だけでなく、ギフトやガーデニングにも最適で、オレンジや黄色の明るい花色が日常に元気をもたらします。和名「金蓮花」や別名「ノウゼンハレン」にも親しみがあり、エディブルフラワーとしての魅力も兼ね備えています。
花屋の元店員として、ナスタチウムは「贈る人も受け取る人も元気になれる花」として自信を持っておすすめできる植物です。あなたもぜひ、ナスタチウムを生活に取り入れて、前向きな思いを花で表現してみてください。

ライター紹介 Writer introduction

さとすけ

さとすけ

花屋で働いてた日本男児(O型) コピーライターの経験も活かし花に関して、わかりやすく&信ぴょう性がある記事作りを心掛けながら配信中。 instagramでは「動く!4コマ漫画~花言葉劇場」を投稿しています。

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